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外資では英語を上手に喋ることなんて全然重要じゃないという話

「英語は手段であって、目的ではない」は本当

私は留学をしたこともなくて、外国で働いていたこともないのですが、今カントリーマネージャーとして従業員500人ほどのグローバル企業の唯一の日本人として働いています。

海外生活はほとんどないので、日常生活のスラングをほとんんど知りません。仕事での英語しかわからないので、CNNやビジネスもののドラマは字幕出なくてわかるけど、青春ものやハードボイルド系のドラマや映画は字幕がないとわかりません。

そんな私が感じたビジネスの英語についてちょっとお話ししたいと思います。

ー「発音が悪い」「ペラペラ喋れない」意識はもったいない

上手に喋れないことを気にする方が多いと思います。そりゃあ帰国子女のようにペラペラ喋れた方が喋れないよりいい。でもね、なんのために自分が雇われたか考えてみてください。

これが例えば通訳として雇われたら話は違います。

でも、例えば営業やマーケティングだったら?

会社のサービスや製品を日本マーケットで発展させるために雇われているんです。日本をよく知る、日本のマーケットにコミットできるあなただから雇われたんです。うまく英語を喋れる必要なんてありません。

必要なのは、

「必要なことを伝え、理解する英語力」

これに尽きます。

本当に伝えなければならないことを伝えるために、一生懸命論理的に伝えること。それだけで十分です。日本での利益を上げるために必要なことを伝え、理解することがあなたが要求されている英語スキルです。

よく流暢に喋ろうとして、何を言ってるかわからない日本の方をみかけます。「何を言いたかったんだろうね」とお話が終わった後に社員から言われます。せっかく自分の意見を言える時間があったのに、伝わらなかったら何も意味ない。

流暢に喋る必要なんてないんです。

一生懸命たどたどしくても、ゆっくりでも伝えたいことを論理的に伝えようとすると、相手も聞こうとしてくれます。待ってくれます。

ー「伝わらないからいいや」はすべての終わり

伝わらないから、もういいやってなる方も多いと思います。

これ、本当に勿体無い。諦めたら結果として何も伝わらないで終わってしまいます。

あなたが新しいスキームやビジネスモデルや提案をしようとしていたら、それがゼロになることを意味します。そんなに勿体無いことありません。

流暢に喋れないことを恥ずかしがるのであれば、途中で諦めてしまうことを恥ずかしがるべきです。

しつこくしつこく!かっこ悪くてもいいじゃない。働く目的を忘れないで。あなたが選ばれた目的を。

英語は手段であり、目的ではありません。

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