【GODAI note編集部】テニススクール初のラグビーイベント?仕掛け人は新入社員のラガー女子!
2020年9月22日。この日、GODAI港北支店でラグビー体験キッズイベントが開催されました。
企画したのはGODAIグループの新入社員で日本体育大学ラグビー部出身の大竹由花さん。支店に配属されて3か月も経たない中での大抜擢です!
イベントを任されたときの心境は?企画や準備での苦労は?いろいろ尋ねてみました!
第一印象は「すごく楽しそう!」
――先日のラグビーイベント、お疲れ様でした。参加した子どもたちはとても楽しそうでしたね。
そうですか。よかったです!
でも、1人の子が突き指をしてしまって……。もう少し基礎からボールのもらい方、どうやって手を出せばいいのかを伝えられればよかったですね。
――でも、子どもたちはのびのびやっていたように見えました。華麗なステップでトライを決める子もいて、イベントが終わった後にお父さんやおじいさんに自慢していましたよ。子どもたちにとってすごくいい思い出になりましたね。
あとは、前にパスをしてしまう子がけっこう多かったですね(※ラグビーでは「スローフォワード」という反則になる)。最初にちゃんと説明すればよかったと反省しています。
――後ろにしか投げてはいけないというのは、ラグビー独特のルールですからね。仕方ないかもしれません。
最初に、支配人からこのラクビーイベントの企画を任されたときはどんな心境でしたか?
お話を頂いて、まず「すごく楽しそう!」と思いました。ずっとやってきたラグビーを子どもに教えることができるとはまさか思っていなかったので……。
――楽しそう……ですか。大竹さん、強心臓ですね(笑)。しかも、配属されて3か月も経たない中での大抜擢。
学生時代はラグビーを教えてもらっていた側で、ラグビー以外でも人に何かを教えるという経験がなかったので、チャレンジしてみたいなと。
――大竹さんは日本体育大学のラグビー部の出身。これまで、部活動の中で何かイベントを企画するということはなかったのですか?
それが、なかったんです。練習、練習でイベントをやるような余裕がなくて……。
――日体大は女子ラグビーの日本一(2018、2019)。チャンピオンとして勝ち続けることへのプレッシャーが常にあったのですね。
でも、練習のメニューは自分たちで考えていました。「今チームにはこういうところが足りないから、こういうメニューにしよう」と。だから、今回のイベントの企画も、練習メニューを立てるつもりで企画を考えみようと思ったら、意外とすんなりアイデアが出てきましたね。
――大竹さん、つくづく末恐ろしいですね(笑)。
できることが限られていたことで、かえってテーマが明確に
――ラグビーにはタックルやスクラムで人とぶつかるというイメージがあります。でも、このコロナ禍で接触することができないから、イベントの企画も難しかったのではないでしょうか。
そうですね。最初は「コーチが足を持ってラインアウトの体験をさせてあげようかな」とか「タックルの練習でバッグに思い切りぶつかってみるのも楽しいかな」とかアイデアはいろいろあったのですが、そういったことはNGになってしまいました。
――ケガのリスクもありますからね。何より子どもたちの安全を最優先に。
悩みましたが、最終的に「パス」にフォーカスして、「トライを取る喜びと仲間と協力することの大切さを伝えよう」というところにポイントを置きました。
――できることがいろいろ限られる中で、かえって「パス」にテーマを絞れたんですね。
ボールを持ちながら走ることって、他のスポーツではあまりないですよね。その感覚を体験してほしかったので、まずはボールを持ちながら走るところからスタートしました。
その後はパスの練習に移って、最初は正面でのパス、それに慣れてきたら横のパスにして、次に歩きながらパス、走りながらパス……というようにどんどんレベルを上げていきました。
――「パス」というテーマが決まって、そこから段階的に難易度を上げていって、最後はゲームという流れ。企画の意図が、見ていても伝わってきましたよ。
とにかく頭を振り絞って考えました。先輩のコーチも「ラグビーのことはあまりわからないから……」と言いながらも、子供へのティーチングの基礎を教えてくださったので、それをもとにレッスンイベントの内容を固めることができました。
1日に何回も先輩社員に相談して……
――イベントを準備する上で、他に大変だったことはありますか?
イベントを運営するのはとにかく初めてだったので、模擬レッスンをしました。先輩方に生徒役で入ってもらって。模擬レッスンを通じて「説明が長かったりすると子どもたちは聞き飽きてしまって疲れてしまうよ」「難しい内容なら難しいほど短い方がいいよ」とフィードバックを頂きました。そのおかげで本番のイメージができましたね。
――集客も含めていろいろ大変だったと思いますが、考えること自体がよい経験になったようですね。
「こういうときはどうしたらいいですか?」と、1日に何回も先輩に聞きましたね。恥ずかしいですが、自分に自信があるほうではないので……。
――わからないことをわからないと素直に言えるのは、意外になかなかできることではないですよ。だからこそ、周りの先輩方も「この大竹さんのイベントを何とか成功させてあげよう!」という気持ちになったのでしょうね。
先輩方には、本番も含めてものすごくサポートをしていただきました。他の社員の皆様にもいろいろ声をかけていただいて、感謝しています。
自分の接客でGODAIを選んでもらえるような存在に
――3か月間の研修を経て、7月に配属されてから約3か月。仕事のほうは慣れましたか?
そうですね。配属された当初はお客様と話すのも怖かったのですが、この3か月でだんだん自分から話しかけることもできるようになりました。
――港北支店のお客様にも大竹さんの名前を覚えてもらえるようになりましたか?
「大竹さん、おはよう!」と声をかけてくださるお客様もいらっしゃいます。あと、今回のラグビーイベントをきっかけに「あ、あのラグビーのお姉さんだ」と、キッズ会員や保護者の方に声をかけてもらえるようにもなりました。
――ラグビーイベントの効果もあったのですね。
まだまだ守屋マネージャーのようにはいきませんが、お客様に少しずつ覚えてもらえているのが嬉しいですね。
――フロントの仕事をしていて、どういう瞬間がいちばん自分らしいと思いますか?
自分は、けっこう人と話すことが好きだということに気づきました。
初めて見学や体験でいらっしゃったお客様には、「お越しいただいてありがとうございます!」という会話から始まって、「今までどちらでテニスされていたのですか?」とか、いろいろ聞いちゃいます。その時間がすごく楽しく感じますね。今、この(インタビューの)時間も楽しいです(笑)。その瞬間が自分らしいと思います。
――大竹さんが興味を持っていろいろ聞いてくれると、お客様も嬉しいと思いますよ。他のテニススクールと迷っているお客様も、フロントスタッフが気持ちのよい対応をしてくれれば、それが「GODAIに通おうかな」と決め手になることもありますよね。
そうですね。私も早くそういう存在になれるといいですね。
――入社した直後に休業に入ってしまって、特に4、5月はいろいろ大変でしたね。今、仕事は充実していますか?
はい、おかげさまで充実しています。でも、できることが徐々に増えてきて、それに伴って責任も大きくなってきていると感じます。そんなに大きな仕事ではないのですが、徐々に任される範囲も広がってきています。
――だんだんタスクが増えていくのは大変ですが、一つひとつ乗り越えていくことでいつの間にか自分の中で整理ができるようになるのではないでしょうか。
そうなるともっと仕事が楽しくなってきますよね。そう思えるように頑張ります!
※向かって左が今回の主人公・港北支店の大竹さん。右はもう一人の新入社員・亀戸支店の阿部咲月さん
※「GODAI note編集部」より転載