私たちは、学習塾運営事業やIT・インフラ事業を通じて、社会の発展に貢献することを目指しています。当社が展開する「個別指導のone塾」は、日本の教育の変化とお客様のニーズに合わせて自立型の個別指導塾を突きつめ、現在は国内外で30教室を展開しています。子どもたちが「自ら学ぶ力を育む」独自のプログラムを展開しながら、未来の社会を創る仕事に挑戦しつづけています。
今回はエリアマネジャー兼「個別指導のone塾 上三川校」の校舎長を務める金野さんにインタビューを実施。仕事のやりがいや、イーブレインならではの魅力などをうかがいました。
【プロフィール】
金野 将太:2010年新卒入社。入社後、「個別指導のone塾」の校舎長として学習指導にあたり、2015年以降は管理職として栃木エリア責任者を担当。その後も幼児向け運動教室部門の立ち上げや、人事企画室の責任者として社内教育に従事。現在は栃木県内8教室を束ねるエリアマネジャーと上三川校校舎長を兼任しつつ、現場での実践を社員教育に活かすべく邁進中。
転機となったプレイングマネジャーの経験
――金野さんは新卒でイーブレインに入社されています。入社の決め手となった事柄を教えてください。
私は大学で教育学を専攻しており、漠然と教育関連の仕事をしたいと考えていました。そのような矢先に合同企業説明会で、たまたまイーブレインに出会いました。当社は当時、福島県内でのみ学習塾を運営していて、会社の規模も大きくなかったのですが、当時の代表が「福島県で一番の塾を目指したい」と熱く語っていたことがとても心に響いて。自分も教育を通して福島のお子さんたちの力になりたいと考え、入社を決めました。
――入社後は校舎長からキャリアをスタートし、その後はエリアマネジャーや幼児向け運動教室の立ち上げ、人事企画室の責任者など、さまざまなポジションを経験してきたとうかがっています。特に転機となった出来事は?
入社から5年ほど経ち、プレイングマネジャーになったタイミングが1つの転機だったかもしれません。自分の教室で成果をあげた経験から、そのやり方を部下や後輩に伝えればきっとうまくいくだろうと安易な考えを持っていました。ところが現実はそううまくはいかず、同じような指示をしても教室ごとに成果のばらつきが生まれてしまったのです。
どうすればうまくいくのかと悩んだ結果、ただスムーズに仕事を進めることを優先するのではなく、「部下の教室の生徒さんたちの力になりたい」という思いで一緒に協力しながら塾を作り上げていくことが大事だと気づきました。そのように意識が変化してからは、成果だけでなく過程も大事にしながら仕事をする楽しみを感じられるようになりました。
生徒一人ひとりの「見取り」を丁寧に行うことを重視
――金野さんの1日のスケジュールを教えてください。
通常は13時に出勤し、担当エリアの校舎長たちとオンラインで30分ほどの始業ミーティングを行います。その後、保護者さんとの面談日程の調整や成績状況の管理、教室の掃除や片付けを行いつつ、1時間ほど休憩を取ります。そして16時頃から授業を行い、定時の22時に業務を終了しています。
――「個別指導のone塾」ならではの生徒指導のスタイルは?
当塾の最大の特徴は「お子さんの自学自習力を高める」アプローチです。まず、入塾する際に、それぞれのご家庭に伸ばしたい教科を選んでもらいます。そのうえで、お子さんの目標と現状を踏まえてその時々に必要な学習内容を提示し、目標達成のサポートを行うのが私たちの役割です。
したがって、お子さん一人ひとりの隣に座って教え込んだり、黒板を使って講義をしたりすることはありません。もちろん、どうしても分からない問題にはフォローをしますが、基本的には自分で調べる、考える姿勢を身につけられるような関わり方を重視しています。
――金野さんが生徒のみなさんと関わるうえで、特に意識していることは?
自学自習を促すとはいえ、やはりお子さん一人ひとり性格が異なりますし、それまでの学習経験によっても反応が変わってきます。ですから、勉強以外の事柄も含め、各自の性格や思考、その日のモチベーションなどを観察し「見取り」をしっかり行うことを意識しています。その際に、保護者の方々とのコミュニケーションも密に取り、お子さんのことを多面的かつ深く理解するよう心がけています。
自ら工夫しながら教室運営に携われるやりがい
――どのようなときにやりがいを感じますか?
私たちの塾に通ってくださるお子さんは、元々勉強があまり好きではなかったり、苦手意識を持っているケースが大半です。ただ、粘り強く取り組む過程で「勉強は楽しい」と感じる瞬間が必ず訪れます。そのような成長が見えたときに、とてもやりがいを感じますね。
ほかにも、先生たち同士で情報を共有しながら仕事を進められる一体感も面白さを感じるポイントです。私も、ベテランの先生にアドバイスをもらう場面や、あまり得意でない教科に対して力を貸してもらう機会が多々あります。グループチャットなどを活用しつつ、互いに協力しあえる環境が仕事のモチベーションにもなっています。
――一方で、1教室に校舎長1名というワンオペ体制ならではの難しさを感じることはありませんか?
たしかに、入社したばかりの頃は一人ですべてを受け持つ責任の重さに戸惑うこともありました。ただ、経験を積むごとに、「個別指導のone塾」独自のスタイルは維持しつつも、お子さんや保護者のみなさんに喜んでいただくための“工夫の幅”の広さを感じるようになりました。実際に、同じ教室でも校舎長が変わると雰囲気も変化しますし、通うお子さんたちの顔つきも変わってくるんですよ。自分のカラーが出せる現在のスタイルは、個人的にとても楽しいと感じています。
あとは、研修やOJTの仕組みが整っている点も安心材料になるのではないかと思います。現在は入社時の研修だけでなく、年に4回全社で集まる研修を企画・実施しています。ほかにも、業務知識に対するテストの機会を設けるなど、私自身の経験やノウハウも活かした育成体系の構築に力を入れています。
社員一人ひとりが楽しく働ける環境づくりを目指したい
――今後の展望を教えてください。
代表の西形も常々話していますが「個別指導のone塾」を全国展開することが1つの目標です。当塾の教育を日本全国に広げ、一人でも多くのお子さんに「勉強は楽しい」と思ってもらえるきっかけを提供できたら嬉しいですね。
また、私自身は現在社内教育の責任者も務めていますので、現在の育成体制をより整備しつつ、社員一人ひとりが不安を感じず楽しく仕事ができる環境づくりを目指していきたいと考えています。
――今後、どのような人と一緒に働きたいですか?
自分の受け持つ教室の魅力を高め、良い教育を提供したいと考える方と一緒に働きたいですね。あとは、子どもたちのパワーに負けないくらいのエネルギーを持った方がいいですね(笑)。実際に、お子さんたちは元気に楽しく接してくれる大人に魅力を感じてくれるものです。先生自身が楽しく働いていれば、生徒さんたちが自然と集まるのではないかと思います。
――最後に、金野さんが考えるイーブレインならではの魅力を教えてください。
成長の可能性が十分にあり、挑戦したい気持ちを後押ししてくれる会社である点が一番の魅力だと思います。私自身も幼児向け運動教室の立ち上げや社員教育などにチャレンジしてみたいと考えていたところ、任せてもらうことができました。人間関係を含め、自分次第でいくらでもチャンスを作れる会社だと感じます。
また、働き方の面でも残業はほぼありません。土曜日は固定で休みですし、あらかじめ年間の開講日を決められるため、メリハリを持って働きやすいのではないでしょうか。
学習塾業界は一般的に大変そうだというイメージを持たれがちですが、そのように感じる場面はほとんどありません。むしろ、子どもたちの教育に関わるということは、日本の未来に貢献することだと思います。同じような気持ちでお子さんたちの指導にあたりたいと思ってくださる方に、ぜひジョインしていただけたら嬉しいですね。