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生成AI勉強会Vol.2~社内勉強会~

Photo by SOULSANA on Unsplash

前回に引き続き、生成AI勉強会のお話です。

では、前回の概要を踏まえて、勉強会に参加した1人目の社員インタビューをご覧ください!

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【今回、生成AIの勉強会を受けることになった経緯を教えてください】

エーアイアカデミーがアガルートにグループインすることになったので、アガルート社員が生成AIを業務に活用できるようにならないか?という話が出て、代表の谷さんを講師として勉強会が開催されることになりました。

職級によっては参加を義務付けられていたのですが(私は義務付けられていた一人です)、希望者も参加できる形でした。


【勉強会に参加したメンバーは、みなさん生成AIに関する知識やスキルを元々お持ちだったのでしょうか?】

人によると思いますが、殆どの人は知識やスキルがあまり無い状態だったと思います。

私も、なんとなく知っている程度でした。


【これまで社内業務で既にAIを活用していた例はあったのでしょうか?】

上記の通り、知識もスキルも無い人が殆どだったので、活用していた人は少ないと思います。活用していた人も、限られた用途に使用していただけだと思います。


【勉強会を受ける前、生成AIを活用すると業務効率化できるかもしれないと想定された社内業務は何ですか?】

勉強会前に自分なりに生成AIのことを調べ、実際の業務と照らし合わせた結果、文章の分類、マニュアル整備、原稿(素案)作成、問題のピックアップ作業等を試してみたい、と考えました。


【今回の勉強会は座学ではなく、課題解決にむけて取り組む実践的な会と伺いました。実際どのような内容だったのでしょうか?】

座学もありましたが、勉強会の回を重ねるごとに、より実践的になっていきました。

生成AIの基礎や、ChatGPT等の生成AIツールの使い方を学び、実際の業務で時間がかかっている作業や、効率出来そうな作業を洗い出し、生成AIを活用して解決できそうなことを試してみました。

自分で試行錯誤していくだけでなく、谷さんに相談したり、皆でやってみたことを発表しあったりして、ブラッシュアップされていきました。私は座学だけだとすぐ眠くなってしまうタイプの人間ですが、実践も交えながらの勉強会だったので、楽しく学べました。


【半年間でどの程度のレベルまで到達できたのでしょうか?】

まず、生成AIでできることとできないこと(得意なことと不得意なこと)がわかるようになりました。また、プロンプト(指示文のことです)を改良することで、望んだ回答を得ることが出来るようになってきました。

私はChatGPTをメインに活用しているのですが、GPTs(オリジナルのChatGPTをコーディング不要で作成できる機能です)を作れるようになりました。


【業務上、生成AIはどのように活用できそうでしょうか?または実際に業務で活用を開始していますか?】

実際に業務で活用しています。素案を作成するGPTsや、文章を分類するGPTsを作成して、自分自身で活用したり、アシスタントさんに活用してもらったりしています。

ChatGPTを単発で使うこともあります。例えば、GASのスクリプトを出力してもらったり、複数のコラムを読み込ませて、特長を抽出してもらったり等です。


【実際に活用を開始して業務効率化されたと感じることはありますか?】

はい、あります。自分自身の業務効率が向上しただけでなく、アシスタントさんや他部署のスタッフさんの業務も楽になったと聞いています。今まで時間がかかっていたタスクの作業時間が大幅に軽減したことにより、社内全体の生産性向上に寄与しており、業務を通じてのストレス軽減にも繋がっていると感じています。


【生成AI活用に向いている業務、向かない業務について教えてください】

生成AI活用に向いている業務としては、以下のような作業が挙げられます。

・GASやPython等のスクリプトを出力してもらう

 :例えば、「こんなBotを作りたい!」というのは人間が考え、スクリプトは作ってもらい、必要であれば自分で修正を加える、という流れで使用すると良いです。

・文章の要約をしてもらう

 :文章の大枠を掴むだけで良い場合、自分で全ての文章を読むのではなく、生成AIに要約してもらうと良いです。

・素案を作成してもらう

 :人間が箇条書きを用意して、お客様向けのメールに相応しい文章にしてほしい、等の指示を与えて、指示通りの文章案を出力してもらい、人間が修正を加える等の使い方がオススメです。

一方で、生成AI活用に向かない業務としては、以下のような作業が挙げられます。

・完璧な文章を作ってもらう

 :生成AIに正確性を求めるべきではありません。ハルシネーション(誤情報を生成することです)を起こす可能性があるので、必ず人間が確認して必要であれば修正すべきです。

・難しい数学の問題を解かせる

 :生成AIは論理的に考えることが苦手なので、数学に限らず、解けない問題は沢山あります。「step by stepで考えましょう」とプロンプトに追記することで、解けるようになることもあるようです。


【業務以外にも日常生活で生成AIの便利な活用方法があったら教えてください!】

例えば、晩ご飯の献立を考えてもらうのはどうでしょうか。家にある材料を伝えて、1時間以内で作れるレシピにしてほしい、等といった条件を加えることで、献立や作り方を提案してくれます。

但し、必ずしも美味しい献立を考えてくれるとは限りません。「わかめと白米の和え物」を提案された時は、絶対に作らないぞ!となりました。(作り方を見たら、わかめと白米は混ぜずに別で食べるようだったので、タイトルをミスしただけのようでしたが)

このように、予想外の提案が返ってくることもありますが、それはそれで話のネタになるので良いと思っています。


【一方、生成AIではできないことはありますか?】

生成AIは、大量の学習データを元に出力しているだけなので、生成AI自らが「考える」ことは出来ません。それっぽい回答は出来ますが。

よって、生成AIに人生相談をしたとしても、大量の学習データからそれっぽい解決策を提示されるだけで、生成AI自体が相談者の感情を理解しているわけではないですし、倫理的・法的にNGなことを出力してくる可能性もあります。

また、リアルタイムの情報を取得することは出来ません。今日の試合結果を知りたければ、インターネットで検索をかけるべきです。


【生成AI利用のメリット、デメリットはどのような点でしょうか?】

私が生成AIを利用して、1番のメリットだと感じたのは、人間だと時間がかかる作業を、短時間で出力してくれることで、他の作業に時間を割けることです。生成AIにも人間にも得意不得意があるので、役割分担して効率化を図っています。

逆にデメリットとしては、情報漏洩のリスクがあることです。お客様の個人情報や社外秘の情報を入力することは出来ません。また、フェイク画像の作成等により、社会的な混乱を引き起こすリスクも持ち合わせています。これは、生成AIのデメリットというよりは、使う人間の問題かもしれませんが。


【今後、生成AI利用で業務効率化が進んでできた時間で取り組みたいこと等はありますか?】

上述した通り、生成AIは「考える」ことができないので、考えることに時間を割きたいです。もっと効率化できる作業は無いか?ミスが起こらないようにできないか?等、考えたいことは沢山あります。その中で、生成AIにお願いできる作業も出てくると思うので、上手く人間と生成AIが分担して業務をこなしていきたい、と考えています。勉強会で様々な知識を得て、複数の活用方法を見出しましたが、まだまだできることはある筈です。


【最後に】

実は、この記事の前半は自分で考えた文章のみにしていて、後半は自分で用意したざっくりした箇条書きメモをChatGPTに記事向けの文章にしてもらい、修正を加えた文章になっています。

修正は加えたものの、生成AIが作った文章感を少し残しているので、どこから切り替わったかわかるのではないかな?と思います。是非、探してみてください。


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いかがでしたでしょうか?

わかめと白米の和え物は、なかなかインパクトのある提案ですね笑

どの部分から生成AIが作った文章か、お分かりになりましたでしょうか?

どこから切り替わったか文章を読み返して是非当ててみてください^^




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