私たちBeansはどんなことにも「まめ」でありたいと考える、そんな広告屋です。
「クライアントに真摯に向き合い、一番近くであれこれよく動き、気が利いて、行き届いた仕事をする」をモットーにしています。まずは相手の立場に立って、共に悩み、進んでいく姿勢を大切にしています。どんなに私たちに利益の出る案件であっても、それが相手にとって利益とならないと考えれば、案件自体を考え直すようアドバイスします。それが、クライアントにとってのBeansの存在意義であり、価値だと思うから。
私たちは、クライアントにとって一番の理解者であり、良きパートナーでありたいと考えています。
今回は、デザイナーの三浦さんにインタビューを実施。デザイン業務のやりがいや、10代から継続している音楽活動について、お話を伺いました!
【プロフィール】
三浦 正幸:全国に店舗を展開するエンタメ商材を扱う企業で、店舗スタッフや、本社における販促企画とデザイン制作を担当。ケーブルテレビ会社に転職し、イベントディレクションなどを経験した後、広告代理店へアートディレクター/デザイナーとして入社。2011年にフリーランスのグラフィックデザイナーとして独立。約10年にわたってさまざまなデザインを手がけ、2021年にBeansへ入社。
発注側と受注側、双方の経験が活かせる仕事
――三浦さんが「デザイン」の仕事と出会った経緯を教えてください。
アルバイトとして入社したCDレンタルやゲームを扱う複合店で、新作のイベント台などの制作を任されたことがデザインの仕事の原点です。ありがたいことにデザインの実績やスキルを評価いただき、本社の販促担当というポジションで本格的にデザイナーとしてのキャリアをスタートしました。最初はPOPやサインパネルの制作が中心でしたが、徐々に折込チラシなどの制作にも携わるように。外部企業とも連携しながら販促企画を行うなど、「現場の意見を吸い上げながら良いものを作り上げる」ことの大切さを実感しました。
――なるほど、デザインをきっかけに販促業務にも関わるようになったのですね。
はい。その後勤めたケーブルテレビ会社では、イベントや広告のディレクションなど営業企画業務に従事しました。大手広告代理店と一緒に仕事をした経験は、その後のキャリアにも活きていますし、何よりも「発注側」の視点を得られたことが大きな収穫でした。
その傍らで、もっと自らのデザインで表現をしたいという気持ちも生まれてきて。広告代理店に転職し、大手メーカーの販促ツールを中心にデザインとアートディレクションの経験を積みました。さらに、より自分の手を動かす仕事をしたいと考えた末に独立をし、フリーランスデザイナーとして10年ほど活動しました。
――フリーランスを経て、Beansに転職をしたのはなぜでしょうか。
コロナ禍を機に今後のキャリアを考えた際に、発注側から受注側までさまざまな「現場」で培った経験と知識を活かせる仕事をしたいと思ったことがきっかけです。Beansはたまたま求人サイトで知ったのですが、何社か面談をしたなかでも、一番自分の雰囲気に合っている会社だと感じました。社長をはじめ役員のみなさんがとても丁寧な対応をしてくれましたし、コミュニケーションもスムーズで、この会社であれば自分らしく働けそうだと思ったんです。
ベテランデザイナーとしてチーム力の底上げにも注力
――現在の業務内容を教えてください。
チラシやPOP、Webのバナー制作など、幅広くデザイン業務に携わっています。また、デザイナーチームには私のほかに若手のメンバーが2名いるのですが、彼らをサポートしながらチームとしての成果を高めることも私に課せられたミッションです。
――三浦さんが手がけた案件で、特に印象に残っているものは?
某メーカーの商品カードの制作案件です。とにかく品番が大量にあり、例えば商品の価格が変更された場合、デザインもすべて修正をする必要があります。最初は種類を覚えるだけでも一苦労でしたが、いかにミスをせず効率よく作業できるかを意識し、仕組みづくりに注力しました。その結果、質を担保しながらお客様にも満足いただけるアウトプットを生み出すことができたと感じます。
――どのようなときにやりがいを感じますか?
自分が制作に携わった作品を、お客様に喜んでもらえたときが一番のやりがいですね。加えて、お客様の意図や意向を読み解いて自分なりに最良だと考えるデザインをした結果、修正が入らず一発でOKが出たときにも喜びを感じます。自分が突き詰めて考えてきた「経緯」を評価いただける嬉しさとも言えますね。
――デザインの知見やスキルをキャッチアップするために、三浦さんが取り組んでいる事柄はありますか?
デザイン関連の本を読むことです。私は昔から本屋に行くことを日課としていて。インターネットでも情報収集はできますし、トレンドが取り入れやすいといったメリットもありますが、個人的には本のほうが情報が入ってきやすいんです。
他にも、街中の広告やテレビのCMなども、自分のなかに取り込む習慣が付いていますね。仕事以外の時間も、無意識にさまざまなデザインを意識してしまうんですよ。デザインそのものが好きですし、常により良いものを作りたいと思っているがゆえですね。
すべての活動の根源にある「音楽」への興味
――デザインをはじめ、芸術的な活動に対する興味は昔から強かったのでしょうか?
そうですね。昔から絵を描いたり、音楽を演奏したりすることが好きでした。とりわけ「音楽」は、すべての活動の中心にある気がします。デザインを始めたきっかけも、フライヤーやジャケットを自分で作りたかったからなんです。好奇心が旺盛で、音楽を起点にデザインや文学、映画などさまざまな芸術活動に興味が広がっていったイメージですね。
――音楽に関しては、10代の頃から活動を継続していると伺いました。
はい。過去にはインディーズレーベルから音源をリリースしたり、イギリス4都市でのライブツアーを経験したこともあります。お寺や巨大トンネル、美術館のプロジェクト工房などアートイベントでの即興演奏や、近年では河内音頭や江州音頭の一座にも所属しています。毎夏、盆踊りでギターを演奏しているのですが、とても楽しいですよ。今も毎日家で楽器を弾いていますし、次の作品制作に向けてインプットをしたりしています。音楽は聴くのも作るのも好きですね。
――音楽活動と仕事を両立するコツはありますか?
自分にプレッシャーをかけないことでしょうか。20代の頃はそれこそ夜遅くまで仕事をしたうえに、睡眠時間を削ってでも音楽活動に打ち込んだりしていました。しかし、今は体力面も活動形態も異なりますので、自分のペースで取り組むようにしています。「音楽が好きだ」という気持ちが前提にあるため、あまり深く考えずにマイペースで続けることができているのだと思います。
――Beansだから音楽活動を続けやすいという側面もあるのでしょうか?
それはかなりありますね。入社の際も社長に音楽活動の話をしていて、例えば演奏会などの予定が入った場合は、休みを取ることを勧めてもらいました。普段しっかりと仕事をしていれば、会社も全面的に応援してくれますし、安心して働くことができています。私以外にも、スポーツや音楽に打ち込んでいるメンバーも多く、プライベートが犠牲になるような雰囲気はまったくありません。
当社は「好きな人が、好きな事が出来る、場所づくり」という理念を掲げていますが、まさにその理念が体現されていると感じます。個人的にも、好きなことを追求している人のほうが、仕事に対しても探究心が強いと思います。特に、明確な解が存在しないデザインの仕事などは、日々のさまざまな経験を通じて得たアイデアが活かされやすいのではないでしょうか。
興味のある事柄を追求した先に見える世界がある
――三浦さんが考えるBeansの魅力を教えてください。
とにかく作業に集中できる環境が魅力です。不要な打ち合わせもありませんし、時間配分や集中力を自分でコントロールすることができます。基本的に社内は静かですが、必要な場面では集まってわいわいと話し合いをするなど、メリハリのある雰囲気が特徴的です。
そのような環境の背景には、互いの仕事がやりやすくなるよう、メンバー同士が配慮しながら仕事を進める風土がある点が挙げられます。さらに、誰かの一声でそうした雰囲気が生まれているわけではなく、互いを思いやった関わり方が自然に発生している点が、当社ならではだと感じます。
――今後の目標を教えていただけますか。
今後も、自身が好きなものや興味のある事柄を追求していきたいですね。昔は、年齢とともにさまざまな興味も薄れていくのではと考えていたのですが、そんなことはまったくないんですよ。むしろ、歳を重ねたからこそ新たに気づく良さがあったりするものです。好きなことに打ち込んでいたほうが楽しいですし、人とのつながりも生まれます。その結果、自分が作るものが変化したり、奥行きも出てくるんです。
仕事に関しても、最近は当社の新事業である『HACOworks』の外観イメージづくりに携わるなど、新たなチャレンジを楽しんでいるところです。これまでと同様に、そのとき求められている事柄に全力で取り組んで、自分や会社の未来を変えていけたら嬉しいですね。
――今後、どのような人と一緒に働きたいですか?
いろいろな世界に目を向けることや、新たな発想を生み出すことが楽しいと思う方と一緒に働きたいですね。仕事だからと割り切るのではなく、自ら興味や好奇心を持って取り組める人のほうが、当社の仕事には馴染みやすいかと思います。
Beansは、普段は物静かですが、熱い気持ちや情熱を持ったメンバーが多い印象です。ぜひご自身の胸のうちにある思いを私たちにぶつけにきてください!