1
/
5

採用が成功する会社の特長とRPOの有効活用

今回のテーマは「採用が成功する会社の特徴とRPOの有効活用」です。

多くの企業に支援を提供してきた経験から、採用に成功している企業の共通点やRPOの利点についてご紹介いたします。

ITエンジニアの概況とエンジニア採用業界市況感

みずほ情報総研株式会社2019年3月「平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 (IT 人材等育成支援のための調査分析事業)- IT 人材需給に関する調査 -調査報告書」

ITエンジニアの人材不足についてはここ数年来よくニュースとして取り上げられる話題です。
上図の試算によると、IT需要が高まるにつれ人材需給ギャップは拡大、2030年時点で最大約79万人が不足するという算出結果となることがわかっています。既にIT人材が不足している企業も多くあると思いますが、その問題は更に加速することが考えられます。
更に、これまでITエンジニアというとソフトウェア企業、ハードウェアメーカー、システムインテグレーター(SIer)等のIT企業での雇用がメインでしたが、近年では製造業や小売、金融といった非IT企業でもITエンジニアの採用が増えています。これは、多くの産業でデジタル技術や情報技術が不可欠であり、企業が競争力を維持し、業務プロセスを効率化するためにITエンジニアを必要としているためです。

企業は特に何に困っているか

そのような市況の中、採用に関する課題で最も多いのが「母集団形成ができていない」ということです。
「母集団形成が出来ていない」といっても、その背景にある課題も様々です。
・採用担当者がオーバーワークとなり、採用活動を回せていない
・複数のエージェントと契約したのに推薦されない
・媒体を利用しているが、費用だけかかって一人も採用できなかった
・ダイレクトリクルーティング(DR)でスカウトを送付しているが返事がこない
これらの課題は互いに影響を及ぼしているため、一概に特定の策を行えば解決するというものではありません。
例えば担当者がオーバーワークになってしまているという問題を一つ見てみても、応募者との連絡・調整にかかりっきりになってしまっているのか、社内との連絡・調整に時間を割いてしまっているのかでアプローチの方法は異なってきます。
多少時間はかかるかもしれませんが、まずは課題の洗い出しや、社員の工数や歩留まり等の数値の整理を行うなど、現状把握から行うようにしましょう。

採用が成功する会社の特徴

以下は、採用が成功する会社の特徴です。

社長や経営陣が採用にコミットしている

これは、例えば求める人物像のペルソナを上層部と握っておくことなどが挙げられます。全てを採用担当者に任せ、人物要件が置き去りになってしまうと、いざ選考が始まった際に互いの認識が合致せず基準に達している候補者を不合格判定としてしまうという事態が発生してしまいます。
普段から部門長などの上層部に面接に同席してもらったり、どんな基準で判定しているのかを見てもらったりするなどして信頼構築にも力を入れると良いでしょう。

現場部門が採用業務も本業と捉えている

現場部門の採用業務に積極的に参加することは大変効果的です。現場部門からの直接のご依頼で当社が採用支援を行ったケースでは、間に人事が入ることなく、チャネル開拓や合否の判断の裁量があったこともあり採用目標を達成することができました。
現場のニーズや要件を理解し、直接的に採用プロセスを推進することで、適切な人材を獲得しやすくなります。
このような事例は多くはないかもしれませんが、現場部門が主体となって採用を回すことは、成功への近道だと考えます。

人事が現場部門にヒアリングを行っている

人事部門が現場部門と緊密に連携し、求める人材像や採用ニーズを正確に把握することが重要です。現場の声を取り入れながら採用戦略を立案し、効果的な採用活動を展開することが可能となります。
求職者にとって、自分がどれだけエンジニアとしての価値を向上できるかは応募する判断材料としては重要なポイントですのでしっかり理解しておくことが大切です。自社で使える技術や、キャリアビジョン等アピールできる魅力について整理しておきましょう。
また、PCやキーボードを選択できることや資格取得支援制度があることもエンジニアにとっての訴求ポイントとなります。
このように魅力訴求の表現についても現場にしかわからないことがあるため、積極的に情報収集を行いましょう。

全社員で採用する風土が採用成功の第一歩

上記3点について記載しましたが、採用活動を人事だけで行うのではなく、経営層×現場×人事が一つのチームになって組織に必要な人材を採用しようという意識の元取り組むことが採用成功の第一歩となります。

採用業務のアウトソースを活用

採用に成功する会社の特徴として3点挙げましたが、組織体制によっては難しい場合も多々あります。そのようなケースや、そもそもマンパワー不足により現実的でない場合は採用プロセスの一部または全部を外部に委託するRPO(Recruitment Process Outsourcing)サービスの活用も有効です。昨今ではこのRPO企業が増えてきており、各社様々なサービスを展開しています。
專門パートナーとして採用活動をサポートすることで、効率的かつ効果的な採用が可能となります。

RPOで提供しているサービスは様々です。選定のポイントとしては、自社にどのような付加価値を提供してくれるかということを見極めながら検討してみてください。

以下では、当社でご提供しているサービス内容についてご紹介します。

企業理解/魅力の確認

当社がご支援に入る際に一番始めに行う部分です。会社概要だけでなく、募集ポジションの事業内容や部署紹介、これまでの採用実績などを細かくヒアリングします。
ヒアリングした内容は、この後の求人票作成や媒体運用、採用ピッチ資料等に反映し、企業理解の促進や魅力訴求の一助となります。

媒体選定/運用

募集職種や採用活動期間によって利用をおすすめする媒体は異なります。企業によって相性の良し悪しもあるため、状況に応じて媒体の変更を行う等、採用ニーズに合うよう見極めます。また検索条件やスカウト文面の見直し等、母集団形成につながるよう軌道修正を行いながら、返信率を意識したPDCAを回していきます。

エージェント管理

採用手法で多いチャネルとして、今も昔もエージェントが多くの割合を占めています。
エージェントからの紹介を促すため、説明会の企画・開催、選考通過者等の事例資料の共有、選考通過/不通過の背景や面接時の評価についてのフィードバック等を行います。
様々な角度から企業理解の向上や人材要件の認識をすり合わせのためのアプローチを行うことで、エージェントが紹介しやすくなるよう働きかけ、母集団形成につなげます。

求人票作成

求人票を作成するうえで一番大切なのが、求職者にとって分かりやすい求人票であるということです。給与や待遇は大切なポイントですが、募集部門が行っている業務内容や、キャリアパスの描かれ方によっては他社と比較された際に大きな差となって現れます。(参考:note記事「求人票の役割」
求職者が一目みて理解できるものとなっているか、体裁は整っているか等ブラッシュアップを行います。

応募者対応

応募者対応にはとにかくスピード感を持って対応するのが大切です。
(参考:note記事「内定辞退率を下げるためにすべきこと」
応募者対応はRPOに代行依頼しやすい部分でもあると思います。ただし面接をRPOにお願いする場合は注意が必要です。面接は候補者と顔を合わせてコミュニケーションを取る大事な場であり、良い印象のままクローズしたい勝負の時間です。RPO側に企業理解ができていないと質問に困ったりと信用にも関わってきますので、依頼する場合は慎重に選びましょう。

数値管理

採用活動を行う際に大切なことの一つが数値の管理です。媒体運用やエージェントコントロールが軌道に乗ってくると数値にも現れます。この数値の推移を元に媒体の継続/停止や関係を強化するエージェントを見極めることができます。採用関係者での数値共有は定期的に実施しましょう。

内製化対応

当社では実務支援だけではなく、採用トレンドセミナーや面接官トレーニング、求人票の書き方セミナーなどの内製化支援も提供しています。
採用手法のトレンドや求人倍率など日々変動する情報はありますが、応募者への対応や求人票の書き方などのベースとなる部分は変わりません。
採用担当者のスキルアップを図り、日々の採用活動をより効果的なものにするためのお手伝いをしています。


以上が、採用が成功する会社の特徴と、当社が提供するサービスの概要です。
採用活動を通じて、企業の成長と発展に貢献できるよう、全力でサポートさせていただきます。

採用にお悩みがある企業様は是非、お問い合わせください!

ワミィ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
4 いいね!
4 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

石川 展子さんにいいねを伝えよう
石川 展子さんや会社があなたに興味を持つかも