なにをやっているのか
スターテール・ラボは日本発のパブリックブロックチェーンであるAstar Networkの開発経験とノウハウを元にソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社と共同開発するブロックチェーンやノード・インデックサーサービスなどWeb3の基幹インフラを開発する会社です。
19カ国40人以上のメンバーからなる多国籍なAstar Foundationと密に連携を行い、Web3におけるマスアダプションとそのためのキラーユースケースの創出を目指しています。メンバー20人、半数以上がエンジニアの組織です。
なぜやるのか
スターテール・ラボ株式会社はWeb3 for Billions(Web3技術の恩恵を数十億人の人たちが当たり前に享受できる社会の実現)をミッションにWeb3の基幹インフラを開発する企業です。私たちはWeb3が社会をもっと開かれたものにしながら、個人をエンパワーメントしインターネットの未来を作っていくと信じています。同時にWeb3が技術だけではなく経済、文化、政治、組織のあり方に至るまで既存の仕組みが大きく変わるためのきっかけとなると考えています。一方で、Web3の技術が技術に親しんでいない若者やおじいちゃんおばあちゃんの世代まで普及しているかというと、そうではありません。私たちは今のインターネットがそうであるようにWeb3の技術や思想が当たり前のように社会に浸透している社会の実現を目指しWeb3の基幹インフラをグローバルの最先端に立ち開発していきます。
どうやっているのか
ミッションを実現するにあたりWeb3業界が抱えている問題点は大きく2つです。1つ目は垂直統合型web3スタートアップの不在です。Web3は下から雑に言って、ブロックチェーンレイヤー、ノードマネジメントレイヤー、インデックサーレイヤー、ウォレットレイヤー、アプリケーションレイヤーがあります。各ドメインにおいて専門家はおりそれぞれ一兆円プレーヤーになっています。水平分業においては問題ないのですが、垂直統合でサービスをもっている会社がほとんどいないので最終的に提供できるアプリケーションレベルでのサービスが十分に使いやすいものができないというのが現状だと認識しています。2つ目は、リアルアセットとオンチェーンをブリッジできる事業者の不足です。Web3のマーケットキャップは100兆円くらいなのですが、既存金融のマーケットキャップは10京円とかです。約100倍くらいサイズが違います。既存金融のアセットをオンチェーンにもってくることができればよりマスアダプションに近づくことは間違いありません。上記を踏まえて、我々は次の5年で下のレイヤーから徐々に上のレイヤーを実装し垂直統合のスペシャリストになろうとしています。また、こちらは一歩ずつですが、既存金融とWeb3をブリッジできるポジションを、資本提携や事業提携を通して確立していきます。
これを以下のタイムライン①2023年に日本を代表する大企業と連携しWeb3インフラを開発しにいく。7月にソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社から5億円の資金調達を行い資本提携を実施しこの動きを加速させていきます。②2024年に垂直統合のインフラをSaaS形式で作成する。③2027年までに既存金融まで事業領域を拡大し、④2028年までに自社で作成した垂直統合のインフラと既存金融とのブリッジを使ってマスアダプションするような今までのweb3ではできなかったユースケースを作りに行く。ということをやっていきたいと思います。