「突っ走った社会人デビュー。そして母の死」
会計士をあきらめ、社長になるための最短ルートを歩むことを決意し、圧倒的に早く経験を積める営業職という観点で会社を探し、ベンチャーの人材会社に入社しました。
営業としては平凡(むしろ全然できない方やったかもしれません)で、しんどかった記憶があります。でも、社長を目指す一心で頑張って努力して徐々に成果を残せるようになっていきました。
そして入社から1年後、新人営業マンの教育研修の責任者(一人部署ですが…)に就任。まさにベンチャー企業ならではのスピード感で経験値を増やす機会に恵まれ、右も左もわからず取り合えず全力で突っ走っていきました。直属の上司は社長でした(この辺もベンチャーっぽい)。その時に言われた言葉を今でもすごく覚えています。
“正しいとか間違ってるとかはいいねん。正しいと信じて自信もってやれ。じゃないと伝わらへんねん”
この言葉に背中を押され、その後も仕事にのめり込み、評価もしていただき順調に出世していきました。
(台風がくるのを知りながら土日に韓国旅行を強行し、帰りの飛行機が飛ばず出社できないことになり、帰国したら降格の辞令が出ていたなんてこともありましたがwww)
その後、支店長になり社内でのポジションも「上がない状態」に。
気づけば入社当時の独立の夢が徐々に薄れてきていたような時期に、ターニングポイントとなる大きな出来事がありました。
2017年10月、母が亡くなりました。
父は私が中学3年の時に既に他界しており、母は私を一人で育ててくれました。そんな母に「社長になる」という夢を叶える姿を見せられなかったことがとても心残りでした。
そして、突然の死だったので
「これは何かのメッセージなのかな?」と感じ、
会社を立ち上げるため、迷いなく退職しました。
実は、そこから一度旅に出ています。
「すぐに会社作るよりも一旦気を落ち着かせるためにも一人で海外でも行っておいで」
という元嫁のアドバイスに従って世界中を周ってきました。
(非常にいいアドバイスでした!)
※~創業編~に続く