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プロローグ
がん闘病から健康の大切さを悟り、SPIC で未来の健康づくりに携わる川口さん。
町工場から転職し、2018年に業界未経験で SPIC へ飛び込みました。「Lypo-C」急成長期から現在まで、営業、ブランド開発、マーケティング、市場開拓と幅広い経験を積み、キャリアを築いてきました。そして今、新領域開拓に挑むリーダーとして、さらなる未来の健康価値を追求しています。
今回は、川口さんが見据える新たな挑戦と、「未来の健康」への想いについて伺いました。
町工場から SPIC へ。がん闘病が教えてくれた新たな道
ー これまでの経歴を教えてください。
2018年 SPIC に入社し、クリニックなど医療機関のサポートをする担当としてキャリアをスタートしました。
その後、ブランド開発室の立ち上げメンバーとして、「Lypo-C」のメールマガジンや SNS マーケティングを担当。次いで toC 向けの大規模イベントの企画運営も行いました。
社長直下の市場開発室で新規マーケット開拓に携わった後、半年間の育休を取得。
復帰後は市場開発室で大型イベント運営や、各種 SNS の運営、動画コンテンツの制作など、デジタルマーケティングの領域で幅広い経験を積みました。
現在、新領域開拓に挑んでいます。
ー SPIC に入社以前は、まったく異なる環境で働かれていたそうですね。
そうなんです。以前は町工場でトラックや電車の部品を製造する仕事に就いていました。
ただ、26歳で大腸がんを患い、手術と抗がん剤治療を経験したことで、健康に対する意識が一変しました。その経験から、「健康的に生きる人を増やしていける仕事に就きたい」と考えるようになり、模索する中でSPICと出会いました。
「未来の健康を、つくる。」という理念に強く共感し、自らの経験がこの理念にどう貢献できるかを考えたのです。
SPICもまた、私が生死をさまよう経験を経て健康の価値を深く理解していることを、「未来の健康を、つくる」という目的のために大きな価値があると判断してくださいました。そして、業界未経験ながらも採用していただくことになりました。この転職は、私にとって人生の新たなスタート地点となったのです。
「Lypo-C」急成長の最前線で感じた “確かな手応え”
ー 川口さんは「Lypo-C」の歴史の多くを見てこられたとお聞きしています。
確かにそうかもしれません。「Lypo-C」の開発は、鎌倉元氣クリニックでの「高濃度ビタミンC 点滴治療」がきっかけでした。
当時、がん治療のホームケア用に輸入品のリポスフェリックビタミンCを使用していたのですが、輸入困難の危機に直面。そこで、医療現場でのニーズに応える形で開発されたのが「Lypo-C」です。2015年に発売をスタートしました。
ー 医療現場での経験が開発のヒントとなったわけですね。その後、現在のような広がりを見せるまでには、どのような戦略があったのでしょうか?
「Lypo-C」は医療クリニック向けのサプリメントとして誕生しましたが、私が入社した2018年頃からは、美容領域への展開が本格的に始まりました。
この展開の背景には、既存の医療クリニックの顧客や消費者からの「日常的に使いたい」「美容のためにも活用したい」という多くのリクエストや声がありました。
そうしたニーズを受け、SPICとしても美容分野へのアプローチを強化する決断に至ったのです。
ー そこから1年余りで取扱店舗数が4倍に。「Lypo-C」急成長の最前線にいた実感はいかがでしたか?
行動を起こせば、その分だけ成果が見えるという手応えを強く感じていました。
取扱事業所は、2018年の300件から2020年には1,200件にまで飛躍的に増加しました。これは偶然ではなく、取扱業者、消費者両面からの複合的なマーケティング戦略が功を奏した結果だと振り返っています。
新領域開拓は、ビジョンへの回帰。より多くの人々に健康価値を届けるために。
ー 「Lypo-C」は美容領域で大きな成長を遂げてきましたが、なぜいま新領域開拓に挑戦されるのでしょうか?
「未来の健康を、つくる。」という SPIC のビジョンに立ち返ると、美容はあくまで健康の一側面であり、健康という土台があってこその美しさなので、新たなターゲット層へのアプローチは必然であると考えています。
実は以前から、ランニングやヨガイベント、メガネブランドとのコラボレーション、空港やシェアオフィスでのビジネスパーソン向けのサンプリングなど、様々な取り組みを行ってきました。しかし当時の SPIC はメンバーが20〜30人程度だったこともあり、いったん美容領域に集中する判断をせざるを得ませんでした。
今回の新領域開拓は、過去に蒔いた種を、より戦略的に育てていく取り組みとも言えます。
ー 具体的に、どのような方々に届けたいとお考えですか?
ビタミンCは体内で多方面の働きを助ける重要な栄養素として知られ、忙しい現代人にとって欠かせない存在です。人間の体内では脳や目、腎臓などの重要な臓器で使用され、現代人に多いストレスケアにも必須です。SPIC が目指すのは、日々の健康をサポートすることで、心身の快適さを実感していただけることです。
そこで私たちは、自身の体調管理に敏感な方々、具体的には起業家やビジネスパーソン、アスリート、アーティストなどへのアプローチを考えています。
ー 新しい挑戦を担う新領域開拓チームについて教えてください。
私を含め、2人体制のチームとして始動しました。
SPIC Wellness Compass(SPIC のクレド)に掲げる「できない理由ではなく、できる方法を考える」「現状維持ではなく、挑戦して変化していく」という姿勢が
メンバー全員の標準装備となっている、“気合い” の入ったチームです。
ー 新領域開拓チームで働くことで、どんな経験が積めそうですか?
新領域開拓は、新規事業開発に近い 0→1 の挑戦です。
上流から下流まで幅広く、チャレンジングなビジネス経験を積めると思います。
ー 新領域を切り拓くチームとして、求めるメンバー像を教えてください。
求めているのは、自分の考えや経験を持ちながら、SPIC の理念に共感し、柔軟に融合できる「素直さ」を持った方です。
マニュアル通りの行動や指示を待つのではなく、自ら考え、行動できる。そんな仲間と共に、新しい価値を作っていきたいと考えています。
これまでの種まきを活かしながら、より戦略的に健康価値を届けていく……。それは私たちにとって、新しい挑戦であると同時に、本来のビジョンへの回帰でもあります。新領域開拓を通じて、より多くの方々に「未来の健康」という価値を届けていく。その挑戦に、共に取り組める仲間との出会いを楽しみにしています。