当社は2010年に創業し、2011年11月にトゥインクルワールド株式会社を設立
おかげさまで創業以来、右肩上がりの経営で営業・施工管理・職人・事務等含め約50名を超える企業となりました。2026年には上場を目指して今新たなステージに立とうとしております。
弊社の創業者である代表取締役CEOの中島は現在34歳。創業当時は23歳の若者でありました。
中島は勉強が大好きな子どもだった。小学校時代は個人塾に通い、特に好きだった算数に熱心に取り組んでいたという。良い高校や大学に進む未来を漠然と思い描いていたが、小学校6 年生のある日、母から衝撃的なことを告げられる。
「高校には行かせられないよ。うちにはお金がないから」。
その日から熱心に取り組んでいた勉強が徐々に遠のいていき、サッカーにのめり込んだ。
中学校を卒業すると、父が営む塗装店で職人として働きはじめた。
一般的に、下請け工事がメインの塗装店はお客様と直接打ち合わせが出来ないのはもちろん、
こだわった仕事をしたくてもできない請負金額だった。もっとお客様に喜んでいただきたい、お客様と
塗装店が直接つながれば、もっと低価格でこだわった仕事ができるのに。そう考えて独立を思い立った
が、周囲の反応は決して芳しくなかった。「職人がお客様から直接仕事をもらうなんて、不可能だ」
誰もが同じことを口にしたが、中島本人は「できる」と信じていた。
そして2 0 1 0 年、父の塗装店を去って創業。これが、トゥインクルワールドのはじまりである。
挑戦に向かって新たな一歩を踏み出した中島だが、その道のりは決して平坦なものではなかった。
資金もなければ人脈もない。仕事はまるで入らなかった。
それでも、ただ手をこまねいているわけにはいかない。
毎日飛び込み営業やチラシ配りに行き、帰宅してからまた深夜2時までチラシを配った。
短い睡眠をとり、朝になると6 時前からチラシを配り、その後飛び込み営業へ向かう。
そんな日々を繰り返して3週間ほど経ったある日、はじめて問い合わせが入った。
お客様のもとへ向かい、見積もりを出す。ようやく初仕事だ!
そう思い、中島は舞い上がった。
しかしお客様からは、こんな言葉が返ってきた。
「相見積もりをとるので、お返事は少し待ってください」。
複数の会社に見積もりを依頼し、もっとも良い条件の会社と契約する「相見積もり」。
当時の中島は、この存在を知らなかった。
問い合わせを受けて見積もりを出せば、すぐ仕事につながると思っていたのだ。
つかみかけたチャンスを、どうしても逃したくない。中島は精一杯の熱意を込めてアピールし、
なんとか初仕事を勝ち取った。このときのことは、今でも強く印象に残っている。
こうして掴んだはじめての案件。
背筋を伸ばし、気持ちを引き締めて現場に向かった。少しでも良い仕事がしたくて、現場だけで
はなく近隣の清掃にも力を入れた。そんな中島の姿を見て、声をかけてくれる人がいた。
「うちの塗装も、あなたに任せたい」
そこから半年間、口コミや紹介での依頼が後を絶たなかった。さらに兄である現副社長が入社し
たことで組織の基盤が強まった。思いを共有できる仲間が増えたことで、お客様対応、高い技術
力、+ αのサービスを徹底できるようになり、ますますお客様からの信用をいただけるようになっ
た。
こうして会社の歴史は大きく刻まれていく。
職人が直接お客様と打ち合わせをするのは今や多く見受けられることになっているが、まだまだ職人のイメージは払拭できていないところは多い。
子供たちから憧れの職業になるまで、私達はお客様がいかに喜んで頂けるかを常に考えながら、常に新しいことに挑戦し続けていく。