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(ほぼ)なんでもつくれる工房の誕生

私たちの創業のタネは、2010年に遡ります。

「ファブラボ」という世界に拡がるものづくり工房ネットワークをご存じでしょうか?このファブラボは、3Dプリンターやレーザーカッターといった、デジタル工作機械が設置されている、地域の誰もが利用することができるものづくり工房です。
また世界に拡がるファブラボは、ラボ同士がインターネットで繋がれていて、世界中のものづくり仲間に出会うことができます。それだけでなく、デジタル工作機械の加工データはコンピューターでデザインするため、インターネットを通じたデータ共有が容易です。自身のアイディアを、世界中のファブラボと共有し、現地生産することができるのです。またその逆も。
そんな場所が近所にあったら、通ってみたいと思いませんか?

2000年頃にアメリカボストンのマサチューセッツ工科大学ではじまったこの活動が、2021年現在、世界90カ国1,800箇所以上に拡がっています。デジタルものづくりの特徴を活かし、(ほぼ)何でもつくることの出来る工房として、そして創れる人が集う場所として、開発途上国から技術先進国まで地域の特性に寄り添いながら活用されています。当社の本社にある「ファブラボ神田錦町」は、日本で3つめのファブラボとして開所いたしました。2012年に渋谷のシェアオフィスの機能拡張要素として、ファブラボを設置したのが始まりです。「日本にファブラボを持ってこよう」という活動に参加していた私と数名の有志により、ファブラボ渋谷がつくられました。
2021年現在、日本国内には18のファブラボが拡がっています。

ファブラボが国内で認知されると、さまざまな企業や団体から「ファブラボのような場所を自社にもつくりたい」というリクエストをいただく機会が増えることになりました。「オープンイノベーション」「共創活動」「コワーキング」など、さまざまな文脈に受け入れていただく事ができました。
パートナー企業の皆さまと共に、その組織らしいものづくり工房とはどんな場所だろう?どのような人たちに利用してもらいたいのだろう?工房を通じてどのような未来を創造したいのだろう?などと、コピーアンドペーストではない、ユーザーやパートナーに寄り添ったデジタル工房づくりを常に心がけています。また、日々進化するデジタルものづくり技術の習得や伝達も大切な業務です。
そのような、これまで世の中に無かった仕事と日々向き合う私たちは、デジタルものづくり工房の運営エキスパートが必要であると感じ、2018年に「フューチャーユーティリティーズ株式会社」を創業しました。

3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタルものづくりの普及と啓蒙に取り組む「一般社団法人デジタルファブリケーション協会」そして、文化芸術普及を軸とした公共施設運営を得意とする「特定非営利活動法人コミュニティデザイン協議会」のそれぞれの事業の一部を組み合わせた、運営受託企業です。デジタルものづくり工房の施設管理や利用者の製作支援、イベント企画、機材類の日常保守業務に取り組んでいます。

フューチャーユーティリティーズ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
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