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なにをやっているのか

私たち株式会社KOSKAは、「製造業の原価管理を自動化する」の使命のもと、 「GenKan」β版を2019年2月にリリースしたITスタートアップです。 【主な事業内容】 ■製造現場の実態を金額で見える化する「GenKan」 GenKanは、原価計算で手間のかかる実績データの取得、実際原価計算と分析を自動で行うサービスです。 これまでの原価計算はデータの粒度が粗く、正確な値を得るために手入力を現場に強いる状況が多くありました。 GenKanではデータを集めて原価情報を可視化し、経営者や生産管理者などが製造工程の原価分析や改善活動をかんたんに行えるようにします。データは、既存の生産・製造設備にセンサーやカメラを外付けする、あるいは既存のIoT機器で取得できるものを利用します。 武州工業株式会社様、三幸電機株式会社様など複数の企業での運用の結果、原価管理の自動化による正確な利益管理、および生産効率向上などの効果が実証されました。 【ユニークな特徵】 単なる工場の自動化やIoTの導入ではなく、現場や経営の課題にアプローチし、解決を目指す点が私たちの特徴です。 【これからの展望やビジョン】 数年後には、中国やアメリカなど製造業の強い国を中心に海外展開を視野に入れています。中小の製造業に対して私たちのサービスを提供することで経営改善や経費削減などに貢献し、企業の成長を支援していきます。

なぜやるのか

スマートファクトリーJapan(2019年6月)のKOSKA講演
■日本の製造業の生産性や競争力を高める 製造業界は日本を支える基幹産業です。地道な「勘・根性・経験」に即した仕事の進め方で、世界市場を勝ち続けていました。近年はIoTやAI、ビッグデータなどのIT技術を取り入れ、生産性向上を目指しています。しかし、高額なデバイスやシステムで膨大なデータを収集するようになったものの、現場の改善にデータを活かす方法がまだ確立されていません。製造業で最大の課題となっています。 そこで、現場で長く使われている原価管理の手法とテクノロジーを融合したワンストップ・ソリューションをGenKanが提供します。 これまでの原価計算の仕組みは、営業費用など間接コストを管理するものが多く、製造現場を見ているものは多くありませんでした。 GenKanは「製造業の実態を金額で見える化」することで、製造業の生産性や競争力を高めることを目標に、日本の経済界を支える大小のモノづくり企業の変革をお手伝いすることを目指しています。 ■創業のきっかけ 当社代表・曽根健一朗は一橋大学で管理会計の博士過程に在籍中、製造業産業協会から声を掛けられ、研究だけではなく現場へ出て管理会計とIoTの実証実験を行いました。その結果、協会と大学の協働もあって一定の成果を獲得。日本原価計算研究学会常任理事(前会長)、一橋大学尾畑裕教授からサポートを受けながら、起業に至りました。

どうやっているのか

■私たちのミッション 行動の価値を、誰でも認識できるように 「自分の行動の正しさを純粋に知りたい」「周囲からの評価によってモチベーションを得たい」「個人の将来と直結することに集中したい」「企業と産業の長期的経済発展に貢献したい」などのビジョンは、人それぞれ持っていますし、持つべきだと考えています。 それぞれのビジョンに到達するために、「行動の価値が認識されていない」という課題が存在しています。 KOSKAの存在意義はこれを解決していくことです。 ■私たちの行動指針 常識を持ち込まず、常識を作るな 今日の成果よりも明日の成長 依頼主への依頼を解決する 個人を責めず、組織で解決せよ 行動の価値を認識せよ 尊重しあい、徹底的な議論 【私たちの特徴やキャラクター】 ・25名 ・平均年齢は20代前半 ・代表も20代 でプログラミングもできる  ・みんな成長意識が高く、スキルアップの勉強や議論を常に行っています  【仕事の進め方やカルチャー】 ・上下関係はなく、オープンに、納得するまで議論する ・エンジニアの割合が最も多く8割ほど。コンサル、営業、マーケは初期メンバーを募集中 ・プロダクトはアジャイル開発 ・エンジニアにはペアプログラミングを導入して教育にも力を入れている ・まだまだ社内制度は整っていないが、1つの仕組みを作ると効果が大きいのが魅力