なにをやっているのか
360度カメラを用いた新しい遠隔コミュニケーションシステム「Nossa360」を開発しています。
◆どんなシステム?
配信者側の360度カメラで撮影する全天球映像を、離れたところにいる閲覧者にリアルタイムに共有しつつ、配信者・閲覧者間の音声通話を実現するもので、配信者がいる"空間"をシェアしながらの会話が可能となります。
閲覧者は、配信者から送られてくる360度映像の好きなところを好きなように見回せるため、まるで配信者と同じ空間に「ワープ」しているような没入感が得られます。
360度カメラは市販のものを使っていますが、それを使ったリアルタイムなコミュニケーションを実現するためのシステム部分を弊社では開発しています。
◆システムの特徴
1. 360度映像を使うことで、閲覧者が、カメラを持った人と同じ場所にいるかのような没入感を得られること
2. 低遅延(遅延時間1秒以下)で、双方向でのコミュニケーションが可能であること
3. 安価で小型のカメラを使うため、映像の配信者は、自分の意思や閲覧者からのリクエストに応じて自由に移動できること
が挙げられます。
◆ターゲット
現在は、建設業を中心に、さまざまな業界で安全パトロールや見学会、検査・立ち会いなどの用途でご利用頂いております。
なぜやるのか
フィンランドで撮影したオーロラの360度画像を平面に延ばしたもの
人生観が変わったブラジルの街並み
◆起業に至る経緯
代表は起業以前住友商事に所属。プロジェクトの規模は大きくやりがいがあり、待遇にも不満はありませんでしたが、そうした恵まれた環境はそうした素晴らしい会社を作った先人のおかげです。その恩恵に与るよりも、そうした素晴らしい会社をゼロから作り上げることにチャレンジしたい、と思い起業を決意しました。
また、ブラジル駐在時に、全く新しい世界に触れて自分の価値観・世界観が大きく広がり、このような体験を多くの人が気軽に味わえるようにしたいと考えるようになりました。その第一歩目として、住友商事時代に自分自身が感じていた、遠隔での現場管理・情報共有が難しいという課題にも「距離を超えた体験共有」に通ずるところがあると考え、現在のサービスを立ち上げました。
距離を超え、時空を超えた体験の共有を可能にする。従来ならばその場所にいなければ得られない体験を、場所に縛られずに共有できる世界を創ります。
どうやっているのか
◆体制
現在は、私(代表の福井)と業務委託の開発メンバーで事業を行っています。
できること・やりたいことが増えてきましたので、一気に成長を加速すべく仲間になってくれる方を募集します。
◆大切にしている考え「熱心な素人は玄人に優る」
これは、私がかつて在籍していた住友商事の初代社長、田路舜哉氏の言葉です。
初めてのことも多く、分からないことだらけの毎日ですが、この言葉を胸に全力で取り組んでいます。変化の早い現代においては、初めてのことでも、困難なことでも、"熱心な"素人として学び続けられることは大きな武器になると信じています。不明点は調べる、それでも分からなければエキスパートに聞く。分からないことをそのままにしない、そんな当たり前を大切にしています。