- 保険営業事務サポート
- RA,CA
- 人材紹介事業のアシスタント事務
- 他22件の職種
- ビジネス
- その他
人材や採用の仕事はもちろん永続的にビジネスを続ける上で、一番大事なものは倫理観。成長産業の課題に根ざし価値のある人材サービスを提供し続ける会社でありたい
こんにちは、ZENB HOLDINGS採用担当です。今回はZENBグループ内の経営支援領域として、人材紹介事業を展開しているオネスティ株式会社の創業者(現・ZENB HOLDINGS CFO)古西に、人材領域立ち上げの経緯や目指す未来について話を聞きました。
プロフィール:オネスティ創業者(現・ZENB HOLDINGS CFO)古西智海
大学卒業後、BPO事業や総合広告代理店事業を運営する株式会社マスターピース(現 マスターピース・グループ株式会社)に入社。同社のトップ営業となった後、上海法人の支社長を経験。その後スタートアップ人材企業に参画し執行役員を就任。2017年にオネスティ株式会社を設立しRPO事業、人材紹介事業、人材派遣事業をスタート。2019年にZENBグループにジョイン後、経営支援領域3社(オネスティ:人材、ZENB AGENCY:広告代理店、BIZARX:BPO)の代表取締役を兼任。
従業員やクライアントに対して誠実・正直にありたいという想いからオネスティを創業
―古西さんのご経歴を教えてください
新卒でマスターピース・グループ株式会社に2005年に入社し、求人広告の営業をしていました。2年目で最年少最短でマネージャーに昇格し、グループのあらゆる商材を扱う総合法人営業部のマネージャーとなりました。その頃リーマンショックが来て国内市場が冷え切っていたのですが中国企業をM&Aする機会が同時にやってきまして、当時の社長から上海の立ち上げに行かないかと言われ、ニーハオくらいしかわからなかったんですが「行きます」と即答して単身で上海へ行き、BPO事業の法人開拓を中心とした上海支社長をしました。
上海へは2年だけ行きコネクションを広げ、その後起業をしようと考えていました。実家も親族も自営業をしていたので、会社勤めという働き方をしている人が周りにいなかったこともあり、小さいころから何となく社長になりたいと思っていました。
2012年の3月に日本に戻ってきて1社目を退職し、以前の上司と人材会社を立ち上げました。ここで一緒に働いていたのが現在オネスティ執行役員の髙橋です。
おかげ様で人材紹介事業では結果も出て、個人としては株式会社リクルートキャリア主催「第12回転職決定人数部門:第1位(第13回:第3位)」を獲得する等、 全国4,000名以上(当時)のキャリアアドバイザーの中の1位を獲得しました。会社として派遣事業も伸びを見せており悪くない状況だったと思います。一方、自分が思っていた起業とは、経営とは、事業とは、メンバーや仲間とは、と考えると、ビジョンを含めた方針にギャップを感じ、全てリセットして一からリスクも全て自分で背負って起業したいと思うようになりました。辞めて起業することは決めたものの目の前のキャッシュは必要ですので(笑)、複数の人に「どなたか採用関連で仕事をもらえないですか」とメッセージすると、当時西日本で事業担当役員をしていた宮内から、「うちの会社の採用業務を手伝ってもらえないか」と返信がきました。
―もともとお知り合いだったんですね
宮内とは1社目で求人広告営業をしていた際に、当時のお客様であるほけんのぜんぶ社(当時は株式会社ベンチャーアソシエイツ)の人事部長をしていたのが宮内だったことからの繋がりです。営業と発注者の関係でしたが、当時お付き合いのあった数百名はいた人事担当の中で、一番気持ちのよいコミュニケーションをしてくれる方だなという印象を持っていました。
宮内から声をかけてもらってほけんのぜんぶ社の採用支援を行うことになり、採用支援の会社を設立しました。人材業界を経験していた中で、従業員やクライアントに対して誠実・正直にありたいという想いで創業したので、社名はオネスティに決めました。
―古西さんの想いをストレートに表現したんですね
ええ、誠実でいたいから、オネスティ。ほけんのぜんぶ社の採用の仕事はかなり忙しかったので、以前一緒に働いていた髙橋にも手伝ってもらおうと誘ったんです。
その後ほけんのぜんぶ社の人事部長、ゼネラルマネージャー、執行役員と役職が変わり、現在は、ZENB HOLDINGSのCFOをしています。
社会により価値を提供できる存在になるためZENBグループにジョイン
ーオネスティ社の目線で、ZENBグループにジョインする意味・魅力とはなんでしょう?
当時ほけんのぜんぶ社の役員として人事部門を管轄しながら、同時にオネスティ事業の多角化も進めておりました。人材紹介業の免許を取得し、起業して2年がたちここからギアを入れていこうとしていた時に榎(現 ZENB HOLDINGS 代表取締役社長)や宮内(現 ほけんのぜんぶ 代表取締役社長)から声をかけてもらい、グループで一緒にやろうという話になったんです。
ZENBグループは社会の様々な課題に向き合い、新しい価値を提供しながら未来を作っていくことをミッションとしています。社会課題の解決のためにグループで一緒にやったほうがバリューを発揮できるのではないかという話になり、2019年にグループにジョインしました。また本当に小規模から始める場合に資産の限界がありシナジーも発揮しづらく、ほけんのぜんぶが培ったあらゆる資産にオネスティのシナジーをきかせることで、マーケットを絞りそこから事業を多角化させ、時間を短縮し成長させる方が良いと判断しました。何より数年の付き合いの中、会社が好きになり人も信用できるなと思えたのが一番大きかったです。
第二創業期であるオネスティ社で働く魅力
ーZENBグループに入った後、どのように変化してきましたか?
グループ化したタイミングはコロナと重なっていたので採用のニーズも少なく、オネスティとしては最小組織でのスタートを切りました。コロナが収束し、採用マーケットが活性化し出した2022年の10月ごろから一気にギアを入れ始めて現在に至ります。
オネスティは立ち上げたばかりの会社ですが、グループ会社のほけんのぜんぶ社でのお取引がある金融領域の大手企業様からの採用相談をいただくことで拡大をしています。
普通では簡単にお取引出来ないような大手企業様の担当者様とつながることが、グループのシナジーによって可能なんですね。また、グループ内のマーケティング事業を行う会社(株式会社ZENB AGENCY)が求職者の集客を専門に行っています。
まさにいま環境が整って、いわゆる第二創業期として、ぐっと業績を伸ばすタイミングに入っている状態です。
ーオネスティの強みを教えてください
我々が狙っている市場が確実に伸びているのが大きな強みですね。人材紹介事業は参入障壁が低いので競合企業が多く、少子化で働き手も減少している中で競争が激化するように思えるのですが、我々の戦っている成長産業、例えば現在弊社でメインとなっている金融特化型の人材紹介マーケット単体で考えると大きく拡大しています。
金融業界というのはマーケットとして非常に規模が大きく、保険だけでもマーケット規模60兆円と製造業界の次くらいに大きいんです。小売りなど金融以外の超大手企業も参入し始めていることもあり今後も拡大が見込まれます。
その拡大している金融マーケットに特化しているのは大きな強みです。
―成長産業の人材採用における課題について具体的に教えてください
そもそも採用はどの業界でも苦労していて、プロフェッショナル人材がいないのが共通の課題ですね。例えば金融業界では人材紹介のコンサルタントで本当に金融業界のことを理解している人が少ないということではないでしょうか。企業側が専門職の募集をかけたとしても、業界や仕事についての理解が浅いと、要件に合わない人材を紹介されて工数ばかりかかる、ということがよく発生しているのではと思っています。
オネスティの場合は、グループ会社で保険を中心とした金融事業に関わってきた経験者が社内異動で入ってきているというのもあり、業界に精通しています。クライアントへきちんと価値を提供できている会社です。現在弊社でも人材紹介業経験者を積極的に採用していますが、金融に限らず、特定業界の経験・知見を持たれた方にご入社いただくことで、オネスティ社の価値を高められると考えています。
採用パートナーとしてだけでなく事業パートナーとして成長産業の企業様に関わることで、選ばれ続ける存在を目指したい
―オネスティとしての今後の目標を教えてください
マーケットに対して誠実にサービスを提供し、顧客(求職者・クライアントの双方)に支持されることを目指しています。プロフェッショナルな知識を持った集団が価値を提供する会社になっていれば必然的に会社は成長すると思いますし、収益が伸びた分のリターンは従業員、顧客、取引先、株主と当社や当グループに関わるステークホルダーにきちんと還元したいと思っています。
最終的には、採用に困っている日本全国の企業様を助ける存在になっていたらいいですね。人材紹介というソリューションだけでなく、顧客の採用課題を解決する事業パートナーとしてさまざまな提案が出来る存在となっていきたいと考えています。ZENBグループのリソースを使えば難しいことではないですし、実現できると思っています。
―どんな人と一緒に働きたいですか?
まず前提として人材や採用に関わる仕事をするにあたって一番大事なのは倫理観だと思うんですよ。一般的に考えて当たり前のことなんですが、そういうところが本当に大事で。それこそ本当に誠実さが大切です。
短期的な結果を出そうという視点しかない場合、強引な手法で数字を出しに行く選択を取るかもしれませんが、それは本当に顧客や自分にとって価値がある事ではないですよね。本当に価値がある人というのは、長期的な視点を持って意味のある結果を出せる人だと思っています。
あとは強烈な野心、もしくは強烈なビジョンを持っている人と働ければと思っています。さらに組織化され100人200人の規模になっていけばマネジメントが出来る人、〇〇の資格を持っている人と採用要件も変化するかもしれませんが、個性的で魅力的な方だが、ビジョンではなく野心でも構わず、でも普通に人が望むことよりスケールが大きな意思を持っている方と仕事をしたいです。