なにをやっているのか
私たちの会社はSPring-8の供用開始とほぼ時を同じくして産声をあげ、SPring-8の発展と共に進化してきました。私たちの技術力はSPring-8の歴史と共にあります。
現在計画されているSPring-8-Ⅱへのアップグレードは、研究施設としての性能を大幅に更新する予定で、段階的な整備は既に始まっています。私たちはこれまでの技術の蓄積に加え、新たなる知見と技術を獲得し、パートナーに貢献していきます。
【主な事業内容】
◆ 施設管理業務
SPring-8は、世界最大級の放射光施設であり、高度で安定したビームの供給が必要です。 放射光に係る電気・機械設備等のユーティリティ設備の運転監視及び日常点検を実施しています。
◆ 加速器業務
加速器運転とは、電子ビームの生成から加速・蓄積までの過程を称します。 安定した良質の光を供給するため、関連機器の保守・点検、運転の高機能化を目的とした機器の改良や、ソフトウェア開発も行っています。
◆ ビームライン管理 / 実験支援業務
安定した実験が行えるようビームライン機器の保守・点検を行い、実験時には最適な光を提供するために各機器の調整を行います。 また、効率化を目的とした機器の改良やソフトウェア開発も行います。
◆ 放射線安全管理業務
放射線障害防止法および放射線障害予防規程に基づき放射線の測定や放射線業務従事者の管理に関する業務を行っています。
【職場】
SPring-8の他に、国内にある放射光施設の「あいちシンクロトロン光センター(AichiSR)」と「九州シンクロトロン光研究センター(SAGA-LS)」での業務も行っています。
SPring-8:http://www.spring8.or.jp/ja/
AichiSR:https://www.aichisr.jp/
SAGA-LS:https://www.saga-ls.jp/
なぜやるのか
放射光は今や科学研究や産業応用において非常に重要なツールとなっています。
この技術を活用することで、材料科学、生物学、化学、物理学など様々な分野で、先端的な研究や開発を推進することが可能となります。特に昨今の情勢で最重要課題となっている半導体戦略や電池に代表されるエネルギー分野、また日本国内のインフラ整備など様々な分野で応用が期待されています。
私たちの活動は、研究者や施設職員の方々の運営面の負担を軽減し、本来必要な研究活動に専念いただくことにつながります。それはすなわち放射光研究の発展を後押しすることになり、ひいては日本の科学技術の発展に寄与することになると信じています。
どうやっているのか
私たちはパートナーと一体となり、継続的なサポートを通じて共に課題を解決し、長期的な成長を支えます。私たちの仕事は、製品を売ることではなく、技術を提供することです。そのため、人材こそが組織の最も重要な資源であり、そのスキルや知識、創造力が会社の成長と成功を支える原動力となります。
■ 教育
特殊な装置の集まりであるため、経験者はほぼおらず、入社時はほとんどが未経験者です。入社後は3ヶ月~半年ほどの研修の後、先輩に付いて業務を覚えていくことから始まります。
■ ワークライフバランス
月の残業時間は、多い部署でも平均すると月10数時間程度です。
ワークライフバランスを保つことで、モチベーションが維持され、質の高いパフォーマンスと長期的なキャリア成長を促進します。また、休息が充実することで集中力や生産性が向上し、結果的に業務効率の向上にもつながります。