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新しくオープンする施設でカタチにできます。あなたが思い描く「寄り添う介護」とは?

2020年9月にオープン予定の王禅寺グループホームと小規模多機能型居宅介護施設の王禅寺の宿。周囲をぐるりと見渡せば、そこには青々とした自然。美しい、のどかな風景が広がっています。施設が建つ川崎市麻生区は区の総面積の25%が緑地。高層建築物はなく、東京に比べて道行く人も多くありません。景色を見て思うかもしれません。「なんにもないなぁ」と。だけど自然は四季を鮮やかに映し、空だってこんなに近い。深呼吸をすれば空気はうんとおいしい。なんにもないがある場所の存在は、とても尊いように思います。今、9月のオープンに向けて、一緒にはたらいてくれる仲間を募集中。とはいえ、介護のお仕事、オープニングスタッフの役割について、よくわからないという人も多いのでは。そこでヒューマンライフケアで施設オープニングに携わり、現在は管理者として活躍している森川妙子さんの声をご紹介します。これから入社していただく方の将来のイメージに重ねていけるかもしれません。彼女のエピソードを、ぜひ参考にしてください。

新規拠点研修を受講。不安のないスタートが切れました

――ヒューマンライフケアに入社したきっかけは?

私は元々、眼科医院で眼科検査員としてはたらいていて、院長先生とあちこち往診に足を運ぶ日々を送っていました。ある日、寝たきりの患者様と出会ったのですが、何もできず、自分の無力さを感じてしまったのです。それで、こんな私にもできることはないかと考えるようになり、ホームヘルパー2級(現=介護職員初任者研修)の資格を取得。眼科検査員としてはたらくかたわら、訪問介護でもはたらきはじめたのです。気付いたら、二足のわらじのようなはたらき方を4~5年続けていましたね。その頃から視力が悪くなりはじめ、「目のプロ」であり続けることができないと感じるようになったんです。それで介護一本ではたらこうと決意したときに、たまたまヒューマンライフケアのオープニングスタッフ募集の記事が目に留まり、転職を決めました。

――オープンまではどのように過ごしていたのでしょう?

オープンまで間があったので、最初は近くの施設でお世話になりました。実際に利用者様と接して、生活支援や介助、レクリエーション活動を通じて現場感を養っていきました。今でも覚えているのは、不慣れで、勝手がわからない私に対して、職員の方がみなさんやさしく、丁寧にあれこれ教えてくれたこと。新規拠点研修というオープニングスタッフ向けのオリジナルのカリキュラムもあり、介護の基本、施設の運営方法、個人情報の管理方法などをイチから学べました。メンバーには介護職経験ゼロの未経験者もいたのですが、研修のおかげで、不安なくオープニングを迎え、スタートを切れていました!

小さな介護のあり方を、ものすごく気に入っています

――グループホームと小規模多機能型居宅介護、それぞれどういった施設なのでしょか?

グループホームは認知症の症状をもつ高齢者の方が、住み慣れた地域で生活を送りながら、認知症の進行緩和と自立支援を目指す介護施設です。最大9名という少人数のユニットで365日を過ごされる入居者さんの生活を職員がサポートしていきます。一方、小規模多機能型居宅介護は高齢者の方が住み慣れた地域で生活を続けられることを目的とした介護施設。最大29名が定員で、施設への通い、短期間の宿泊、自宅への訪問の3つの介護サービスを提供しています。実は私、この小さな介護のあり方を、ものすごく気に入っています。介護って人ひとりの人生に寄り添うお仕事じゃないですか。だから広く浅くの関係性のなかで介護をするよりも、たとえ狭くても深く関係性を育んで介護をした方が絶対に良いと思うのです。実際、得られる達成感もひとしおで、日々やりがいを感じています。

―ヒューマンライフケアではたらく魅力は、どこにあると感じますが?

裁量権の大きさだと思います。「こんなことがしたい!」というアイデアを出して、とがめられることがありません。とにかく寛容なのです。たとえば、私が勤務している施設では、入居者様がフロアでみんな一緒に過ごすことを第一に運営しています。お部屋に一人でこもってしまうと、残存機能の低下、認知症の進行、昼夜逆転が起こるリスクがありますから。その一方で、入居者様お一人お一人の生活サイクルを尊重して、起床時間、消灯時間を設けることなく、お部屋で一人でくつろがれることを優先して運営している施設もあります。利用者様のことを思う取り組みのアイデアは基本的に大歓迎。役職や職歴に関係なく、声をあげれば、その声をカタチにしようとみんなが動く。そういう会社だと思います。

真っさらな施設を、あなたの色で染めていけます

――具体的にカタチになった独自のアイデアはありますか?

私たちの施設では、ご飯は手づくりにこだわっています。ほら、手づくりのご飯って不思議と美味しいじゃないですか。つくり手の愛情成分が料理に入っているというか。施設の裏手に菜園があり、実った野菜をみんなで収穫して食卓に並べることもあります。また、食器洗いを職員が必ずやるとも決めておらず、利用者さんと一緒にやってもいいようにしています。「一緒に暮らしている」という感覚で一分一秒を送れるように。

――施設のオープニングに携わる面白さは?

仕組みづくりから携われること。それがオープニングに携わる面白さ。決められた枠はないので、自分自身はもちろん、利用者様が楽しく毎日を過ごせるように、アイデアをどんどんカタチにしていけます。王禅寺グループホームと王禅寺の宿なら、目の前には田畑が広がっていますから、近くの農家さんに協力してもらって、施設内で野菜を育ててみたり、地元の魅力発見をテーマに、気持ちの良い散歩ルートを開拓するのも面白そう。ほかにも、手芸が得意な人なら、利用者様と一緒にビーズ細工をしてみるのも手先の運動になって良いかも。可能性はいくらでも広がっています。人それぞれが思い描く「寄り添う介護」が実現しやすいはずです。真っさらな施設を、あなたの色で染めていける、そんな喜びが味わえるのは、新しくオープンする施設だからこそ。わくわくしませんか?

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