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ソフトウェア品質は設計で作りこむ

ソフトウェアの開発フェーズには、大別すると、3種類の段階が存在します。

1つめは、設計です。ソフトウェアをどのような機能や構造で開発をするのかの骨格を決めたりインターフェースを決めてモジュール化したり共通の部品化にしたりします。設計がなければ次の工程が複雑になったり同じようなロジックを何度も作ったりすることになるので、できるだけ集約してシンプルな構造にしていく段階です。

2つめは、製造です。いわゆるプログラミングがこの段階にあたりますので、設計したプログラム構造を具体的に適した開発言語で制御の仕組みを人が打ち込んでいくのです。コーディングですね。コーディングしたものが正しく動くためには、データの流れやシステムの動きが予想通りに実装されていなければなりません。

3つめが、予想通り動いているのかを試験するフェーズになります。試験には、モジュール単体での動きを検証する単体試験から、それらを結合して動きを確認する結合試験や、システム全体として要求されている機能が実現されているかを確認するシステム試験まであります。

しかし、品質は良く試験の数で決まったりするので品質は試験で評価されるように勘違いする場合が多いですが、試験で評価はするのですが、問題をだすためではなく、正しく動いている事を確認するフェーズが試験フェーズで、ソフトウェアのの品質とは、設計の時点できまっているといっても過言ではないので、設計フェーズが非常に重要であると言うことです。

すなわち、上記の「品質特性」を理解してその上で設計フェーズを実施することが、ソフトウェアにとっての品質の作りこみになります。

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