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エンジニアとしてだけではなく、人としても成長する。IT×コンビニへの挑戦!

初めまして、ローソンデジタルイノベーション(LDI)の阪口祐香と申します。ご覧いただきありがとうございます。

私は2018年3月にLDIへ入社し、2019年現在はAndroidエンジニアとしてローソン公式アプリの開発を担当しています。

はじめに

フィーチャーフォン向けのアプリ制作会社に入社して、初めてエンジニアとして働いたのは2010年のことなので、エンジニアとしての経験は今年で10年になります。Androidエンジニアとしては、今年で7年目です。

私の職務の経歴をざっくりとお伝えすると、

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フィーチャーフォン向けアプリエンジニア(受託開発会社の社員)

SESのAndroidエンジニア

フリーランスのAndroidエンジニア

LDIに入社し、自社開発のAndroidエンジニアへ

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といった経歴です。

これから、私がなぜエンジニアという職業を目指したのか、社会人成り立ての駆け出し時代の様子、Androidエンジニアになった経緯やフリーランスへの挑戦、入社前はフリーランスとして活動していた私がなぜLDIに入社したのか、入社して変わったこと得たこと等々。私について、またLDIという会社について、環境について、ご紹介させていただきます。

エンジニアとしての始まり

私がエンジニアという職業を目指すことになったきっかけは、ゲームを作る仕事に興味を持ったことです。小学生のころからゲームに夢中だった私は、高校生のときにゲームを作る仕事に興味を持ち、ゲームプログラマーという存在を知ります。

まずは試しに、ゲームの専門学校のゲームプログラマー科の体験入学へ参加します。気づくと高校卒業後の2008年の春、体験入学に参加した学校へ入学していました(笑)そこからは毎日が楽しく、夢中で学び、プログラミングを繰り返す毎日でした。

2009年の秋、19歳のときフィーチャーフォン向けのアプリ制作会社へインターンに行きました。初めてエンジニアとしてお給料を頂いたときの、自分がいままで学んだことがお金になる不思議な感覚と、社会に一歩踏み出すことができた感動を、今でも当時感じていた嬉しさを思い出すことができます。

駆け出しのエンジニア時代

2010年の4月、インターン先の会社へそのまま入社し、フィーチャーフォンのプリインストールアプリや、ゲームアプリなど、多くのアプリ制作に関わりました。担当は主にDocomo向けの端末のアプリ開発で、利用するプログラミング言語はJavaでした。端末に最初からインストールされているプリインアプリは、各端末メーカーのチェックが厳しく、念入りにテストを繰り返して品質の保証と丁寧さを特に求められる仕事でした。そこには学生時代に個人でゲームを作成していたときとは全く違う、プロとしての責任感を強く感じられることができる環境でした。

また、ゲームアプリで印象に特に残っているのは、当時立体視のフィーチャーフォンがいくつか発売され、その端末向けのプリインアプリを担当したときは、未知なるテクノロジーに触れ合っている感覚になっていたことを覚えています。全ての仕事が物珍しく、好奇心が刺激されどんどん新しいものを吸収したいという気持ちが大きく育った時期でもありました。

Androidエンジニアとして転身

その後、世間ではスマートフォンが普及し始め、仕事でもAndroidに触れる機会が増し、私も次第にAndroidの魅力に捕らわれ始めます。そのうちAndroid関連の仕事をもっとできる会社で働きたいという気持ちが抑えられなくなり、2013年の初め、SES企業に転職します。転職後は希望通りにAndroidの案件に次々と携わることができる環境になりました。新規アプリを一から作成しリリース、既存アプリの運用や保守など、さまざまな案件を担当することができました。当時はスマートフォンの進化は目まぐるしく、日々発見や学びの連続で、仕事ではあるものの新しいことを知る楽しみに浸っていたことを覚えています。

そしてフリーランスへ

当時はSES企業に所属していたため、ひとりで企業に常駐して仕事することがほとんどでした。そんな環境に慣れてきた頃、フリーランスという働き方について興味が湧き始めました。企業に常駐して働く業務形態上、同じような形態で働くフリーランスで活動するエンジニアと交流する機会が多く、また企業と交渉する営業職の方とも情報を交換できる機会に恵まれたこともあり、自分がフリーランスとして働く姿を自然に思い描ける環境でした。

好奇心旺盛な性格であることも大きく影響して、2016年に入ってすぐの25歳のとき、Androidエンジニアとして独立し、そこからLDI入社までの約2年間を、フリーランスとして働くことになります。

フリーランスと聞くと、自由な働き方といったイメージをよく持たれることが多いですが、わかりやすく言うと自営業なので、いままでは会社が処理してくれていたこと、例えば売上の管理や経費清算、契約内容の確認や営業活動などを、良くも悪くも全て自分で行う必要があります。自分で自由に働くことは確かに可能ですが、その分やるべきことも多く、必要な時間が会社員の時に比べ増えたように感じていました。また、会社員のときとは違い、収入が保証されていません。いま収入はあるが明日には無くなるかもしれないという恐怖も降りかかってきます。そういったリスクを抱える見返りなのか、会社員時代と比べると大きな報酬も得ることができました。

さまざまなメリット・デメリットを肌で体感することができました。

私がフリーランスを辞めたワケ

会社員からフリーランスへ独立してから1年と少し経過したある時、これまでの自分について振り返った際に、エンジニアとしての成長方法(例えば、最新の情報をネットでキャッチアップし、技術本を読み、同業者との意見交換、勉強会への参加など、新たに得た知識を仕事で活用することで自分のスキルにすること)は知っているが、人としての成長方法を分かっていない自分に気づきました。

フリーランスとして働く自分は、どこか部外者意識が取れず、当事者意識を持てていませんでした。言われたことだけをやるような受け身の体制で、企業との契約を守ることを優先に働くようになっていました。受動的ではなく、能動的な人間を目指す環境の必要性を感じ、初心に戻ってもう一度会社員として、一人の人間として成長できる環境で働きたい気持ちが強くなったことが、フリーランスを辞める決断へ大きく影響しました。

なぜLDIを選んだか

日本国内だれでも知っているコンビニの「ローソン」がITに力を入れようとしている。そこから生まれる可能性の壮大さをとても魅力的に感じました。どこにでもあり、気軽に立ち寄れて、欲しいものが揃っているコンビニエンスストア。

私が生まれ育った地域は、土地の多くを田んぼと畑が占めている田舎で、ちょっとした買い物ができるコンビニは貴重なライフラインとなっていました。ローソンもそのひとつです。便利で美味しいものや生活必需品など、24時間いつでも手に入る手軽さと有り難さは子供の頃から十分に身体に染み付いています。

そんな自分たちの身近な生活に、これまで私が積み重ねてきたテクノロジーに対する知識が活用できる。そう思うとワクワクが止まらず、興味を持たずにはいられませんでした。まだまだ世の中はITを活用することに対して、手探りの状態です。それは挑戦できることがまだまだ残されていることを表していると思っています。

LDIはITを活用した挑戦を目的としたローソンのIT戦略子会社と知り、LDIへ入社することを選びました。

フリーランスからLDIの社員になって変わったこと、得られたこと

入社したからといって、すぐに意識が変わるといった都合のいいことは起こらず、最初は受動的に働く自分と環境とのギャップに苦しんでおりました。受け身の癖というものを拭うことは中々難しいですが、アプリチームのリーダーの川端が根気よく導いてくれたお陰で、少しずつ能動的に働くことができるようになってきました。

ユーザーが求めていることは何か、働きやすい環境により近づくにはどうしたらいいかなど、気がついたら自然とこれらが頭に思い浮かぶようになっていき、川端から「最近は能動的になってきたね」という言葉をかけてもらったときは、無性に嬉しく、LDIに入社して正解だったと確信できました。

また、新しい技術に挑戦したいなど、業務に関わることについて提案するときは、「この技術が流行りだから」「かっこいいから」など感情的な動機ではなく、「なぜやるのか」「やることのメリットは何か」の提示を、常に求められます。理由を論理的に組み立てる必要があるため、ロジカルシンキングの能力を伸ばせる環境だとも感じています。時には手厳しい指摘もされ、その積み重ねにより自分の発言に対する責任感も強く持つことができ、働き方に対する姿勢が去年とは変わってきたことを自分でも実感できるようになってきました。

一歩一歩、確実に人として成長していると感じています。

LDIでこれから挑戦したいこと

2018年10月に開催された「CEATEC JAPAN 2018」のローソンブースで大きく注目された「未来のお買い物体験」ができるウォークスルー決済。そのとき、決済の連携に必要なスマートフォンアプリのAndroidアプリの開発の担当をしました。CEATECでは、スマートフォンアプリの新しい技術の活用だけではなく、RFIDや、リアルタイム在庫管理の仕組みなど、これまで触れる機会がなかった他の分野の最新の技術と触れることができ、楽しく仕事をすることができました。

これからのローソンは、IT強化に力を入れていきます。

自分の能力を活かしてITを通じて世の中に貢献し、また組織全体が新しい技術に挑戦する恵まれた環境で、個人では得られない体験や学びをどんどん吸収して、エンジニアとして、人として、さらに大きく成長していきたいです。

おわりに

LDIはローソンという大企業のグループ会社ですが、大企業に抱かれがちなイメージである、学歴や職歴重視ではなく、本人の能力や実力を重視した会社です。そのため一人一人に積極性が求められるとともに、裁量を持って働くことができます。また、ITを活用した次世代のコンビニを目指すことで、世の中にまだ普及できていないことや、個人ではできないことへ挑戦できる貴重な環境です。

ワクワクすることを考えるのが好きで、さらにそれを実現させるためにはどうすればいいのか一歩先を考えられる人、新しいことが好きな好奇心旺盛な人、物事に夢中になれる人、向上心が高くもっと自分を成長させたいと思っている人、一緒に仕事をしてお互いに刺激になれるような仲間を募集しています。


Androidエンジニア
ローソンアプリをKotlinで開発するAndroidエンジニア募集
株式会社ローソンデジタルイノベーション(LDI)は、コンビニ「ローソン」のIT部門を担う戦略子会社です。ローソングループのIT領域内製化を進めるため、アプリケーション開発や先進技術の研究等を行なっています。 現在、モバイルアプリチームでは、「ローソン公式アプリ」をはじめとして、店舗で働くクルーさんやスーパーバイザー向けのアプリなど、ローソングループ提供するAndroidアプリの開発を行っています。 ローソン公式アプリのプロジェクトでは、スマホアプリを活用することでレジへ並ばずに決済ができる「ローソンスマホペイ」など、キャッシュレス化への取り組みや、各種クーポンの連携など、より便利なコンビニを提供にするためのサービスを開発していきます。また、AIやロボティクスなど先進的な技術も積極的に検証し、導入を進めています。
株式会社ローソンデジタルイノベーション
モバイルエンジニア
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日々の生活には欠かせないインフラ的な存在となっているコンビニエンスストア。「ローソン」もその一翼を担う存在として、人々の暮らしに寄り添うことを掲げています。 私たち、株式会社ローソンデジタルイノベーション(LDI)は、コンビニエンスストア「ローソン」の価値を最大化させるために生まれた戦略子会社です。テクノロジーやITの力を駆使して、より豊かな生活を実現することを目標に、あらゆる取り組みを行なっています。 現在、アプリチームでは、スマートフォンアプリを利用したキャッシュレス決済やクーポンの発行などによって、お客様の購買行動の変革につながる取り組みに力を入れています。 また、顧客の購買データや需要予測など、ビックデータを用いたデジタルマーケティングの強化や、リテールの課題とされている業務の効率化を含め、業界全体にイノベーションを起こすための事業を展開しています。 全国に15,000店舗を展開する「ローソン」という企業の強みを活かし、お客様に身近な”コンビニ”だからこそできる価値提供について、開発者の視点から考え続けています。 ローソンアプリを使用し、スマートフォンでローソン店内の商品をスキャンし、決済をすることで、お買い物ができるサービス。 ローソンのCEATEC2018出展展示物として、ウォークスルーで自動決済を行うアプリの開発を実施。
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