なにをやっているのか
ネストピはインディーズデベロッパーです。Google Indie Games Festival 2020にてTOP20や東宝賞を受賞した「アンクラウン」をはじめとする自社開発と、受託開発をバランスよく行っています。
主要開発者がコンソール開発出身ということもあり、Switchなどのゲーム開発・スマホの骨太な3Dアクションゲーム開発・アーケードゲーム開発など、幅広く挑戦しています。
最高の作品を作りたいという熱い志を持って、徹底的にこだわり抜いたモノづくりができるメンバーが集まっています。
ネストピは「日本にチーム開発のインディーズを広めたい」という信念で創立した会社です。1つのチーム10名以下・開発期間は最大1年半の規模で作品を作り続けています。少人数だからこそ、クリエイター一人ひとりの情熱が作品に色濃く反映されます。
【事業内容】
1.ゲームコンテンツの企画・開発・運用・販売業務
2.デジタルコンテンツの企画・開発・運用・販売業務
3.ソフトウェアの開発
その他、大手ゲーム会社から業務委託での受託開発や、新作となるモバイルゲームの開発にも取り組んでいます。
【主なWORKS】
■『アンクラウン』
20年にリリース。Google Play | Indie Games Festival 2020 の東宝賞を受賞。
■ 『強くてNEW GAME』
17年5月にリリース。ゲーム情報サイト『ファミ通.com』で新作ランキング第1位を獲得。
なぜやるのか
▶︎日本にチーム開発のインディーズを広める
インディー開発が浸透していない日本では、クリエイターがインディー開発で生計を立てるのが難しい状況にあります。
日本にチーム開発のインディーズを浸透させ、世界を驚かせるようなインディータイトルを日本から発信したい。それを実現する方法として、ネストピでは最大10名規模の開発体制と、「固定給」+「歩合」という独自の報酬体系を設けました。
生計を立てるために必要な、年齢に応じた固定給+社会保険を完備することで、まずは生活を保証します。ここに、自らが関わっているプロジェクトの歩合率に基づいて歩合給が加わるという仕組みです。
このような歩合制を導入しているため、ネストピには一般的な人事評価制度がありません。ユーザー様からの評価を直接クリエイターへ反映させることで、当事者意識を高く持って作品づくりに取り組める環境となっています。
▶︎「巣立つ」を支援する
社名のネストピは、“nest(巣)+ utopia(理想郷)“の造語です。将来のエンタメ業界を担う才能あるクリエイターたちが巣立っていく理想郷のような場所をつくりたい、という思いが込められています。
ネストピには、誰でも自由に企画立案ができ、監督としてオリジナル作品を作れるチャンスがあります。
チャンスを生かしてヒット作を生み独立したり、業界注目のプロジェクトで有名クリエイターとして活躍するなど、クリエイターたちがエンタメ業界にはばたいていくことを会社として全力で支援していきます。
いつの日か、業界を見渡すと有名クリエイターはネストピ出身者で溢れている…という日を夢見ています。
また、そのような大きな夢を持った人たちを技術やデザインの力で支えたいと考える方も、私達は歓迎しています。形はどうあれ、同じ方向を向いてモノづくりできる仲間を求めています。
どうやっているのか
▶︎少人数開発で裁量の多いゲーム開発
ネストピは最大でも10名以下の小~中規模のゲーム開発のみを行っています。ですので、個人個人の裁量が多く、ゲームの面白さにダイレクトに影響する仕事ができます。
チームは10名以下でありながら、外の会社様にデザイン制作をご協力頂くことによって中規模なゲーム開発も行えるのが魅力です。
▶︎アジャイル×ウォーターフォールのハイブリッド開発手法
ネストピは開発の前半と後半で作り方を変えています。プロジェクトが立ち上がってしばらくはアジャイル的な作り方をしています。プランナー、プログラマー、デザイナーが会話の中で仕様を決め、仕様書よりも実際に手を動かし、動くものを作ることを優先する作り方です。部門間でたくさんのアイディアが生まれるフェーズになります。もちろんガントチャートなどのスケジュール表は作りません。
開発後半になるとアジャイル手法では風呂敷を畳めなくなり開発が混乱しがちです。そこでウォーターフォールに切り替えます。すべてのタスクをチケット化し、各部門がチケットの消化に心血を注ぎます。これによりネストピは遅延なくアイディア溢れたゲームを完成させ続けています。
▶︎合議制禁止・作家性重視
ネストピは作品の「作家性」を重んじています。平均的な作品ではなく、開発者の人生が滲み出るような作品が作られることを望みます。
そのためネストピでは「合議制禁止(多数決禁止)」を掲げています。ディレクターは責任をもって、自己の判断によってチームを導きます。チームと話し合い、意見をもらうことはあれど、最終的には1人でジャッジします。それによってその作品には独特の味が生まれます。
明確な意思決定があり指針となる人がいるからこそ、開発は安定し開発メンバーは集中して業務に取り掛かることができます。