事業失敗、借金を抱えても諦めずにチャレンジし続ける~CTO水岡のこれまでの道のりとcoinbookで描く未来~<社員インタビューvol.2>
こんにちは、coinbook採用担当です!
社員インタビュー2回目の今回は、CTO水岡に、これまでのキャリアや彼の考えるブロックチェーンの可能性などを語ってもらいました!
------まず、水岡さんのこれまでのキャリアや上海&香港で起業したきっかけなど教えてください------
高校の時から、なんとなく閉塞感を感じていて、世界で戦える日本人は少ないのだろうなと思って、高校を卒業してアメリカに留学しました。
アメリカに行ったばかりの時は英語はまだ話せなかったので、自ら日本語に触れない環境を作りました。メールをはじめとしてコミュニケーションはすべて英語を使い、日本にいる両親に対しても英語で接するようにしていました(ほぼ連絡していませんでしたが)。その甲斐あってか、2年後にはビジネスでもなんなく英語が使えるレベルになりました。
また、英語の壁を越えられるようになった頃、中国人の知り合いができ感化される一方、これからは中国だ、と感じるようになりました。彼と接する中でそんな思いがどんどん確信となり、中国に渡ることを決意し、中国へ渡ると同時に起業しました。
勿論、中国語は話せなかったので、周りの友人に助けてもらいながら生活をしていました。そんな環境に身を置きながらも、「なんらかの形で世界を取りたい!」という想いはずっとありました。当時から10年以上たちましたが、今でもその気持ちは変わっていません。
------ブロックチェーンに興味を持ったきっかけを教えてください。------
中国に渡ったあと、四川でマイニングビジネスをやらないかという誘いを受けたことがきっかけですね。
当時は「マイニング」が話題になり始めたころで、どちらかと言うと懐疑的な受け止められ方をしていました。それでも自分で勉強していくうちに、ブロックチェーンのテクノロジーに可能性を感じるようになりました。
ただ、ブロックチェーンの可能性を感じながらも同時に課題というか、普通のスタートアップがなにか既存のディスラプションを考えてやれる業態ではないと感じました。
それこそ今のcoinbookのように、技術に加えて「金融のプロがいる、政策と足並みをそろえられる、市場・業界へ強力なアプローチができる、etc.」・・・そういうことまでできないと、ブロックチェーンを使って革新的なことを実現するのは難しいと感じています。
例えば中国は、ブロックチェーンの可能性を感じて国家主導で法律を含めて変えようとしています。日本も原動力となる人材が必要で、ベンチャースピリットもありつつ、かつ関係省庁と密接なコミュニケーションがとれる会社が次々でてくるようでないと、世界の技術競争から取り残されるのではと危惧しています。
------coinbookへjoinした経緯を教えてください------
3年位前にブロックチェーンに詳しくなり、金融市場に大きな変容をもたらす技術だなと思っていました。そこで金融分野に興味がある香港の投資家等にビジネスアイデアの提案をして回りました。
その時にアメリカの仮想通貨取引業者であるBITTREXの日本進出の話があって、その相手となる日本の仮想通貨取引所を私が探すことになりました。その時に自分がもともと在籍していた会社のアドバイザーからcoinbookを紹介してもらったのがきっかけで、joinすることになりました。
------アメリカ留学後、中国へ渡ると同時に起業と華々しくキャリアを切り拓いてきた一方で、水岡さんが挫折したことってあるんでしょうか?------
初めて投資家からお金を集め、中国でビジネスの立ち上げた時の話なのですが、資金調達に躍起になって、本質である自社開発のサービス、プロダクトに注力できませんでした。ビジネスは勿論失敗、上海株の暴落とタイミングが重なり、2,000~3,000万円の借金を作りました。
そこから、ビジネスの主軸を受託開発に切り替え、毎日休みなく働きました。結果、従業員を手放さずに済み、ビジネスも軌道に乗せることができました。
特に自分が大切にしている『自分が採用した人に責任をもつということ』がやりきれたので、自分の中では誇らしく思っています。また、どんなに困難な状況でも決して諦めずに“やり抜くこと”が重要なんだと痛いほど感じることができたので、今となっては良い経験だったなと思います。
------仕事で大切にしていることは何ですか?------
GRIT(やり抜く力)ですね。
ベンチャーでは頭がいいとかそういうことではなくて、自分の持っているビジョンに対して、諦めずにやり抜くことが非常に重要と思っています。
------仕事で楽しいと感じるのはどんな時ですか?------
やはり、自分のアイデアが形になったときが一番楽しいですね。
ビジネスとして実を結ぶアイデアは勿論限られますが、他人に見せる資料にする前に、自分でプロトタイプを完成させたときが一番楽しいですね。
------ 水岡さんの視点から見る、coinbookの魅力は何ですか?------
coinbookの魅力は、今まで見たことのないレベルで各分野のプロフェッショナルが集まっていることだと思います。
coinbookでは「Entertainment・Finance・Technology」の融合を提唱していますが、普通に考えたら“こんなこと無理でしょ”と思われることも、このメンバーであれば絶対に実現できる自信があります。自分でビジネスを始めて10年余りですが、こんなに各分野のプロフェッショナルが集まっているベンチャー起業を見たことがないので、自分自身驚いているところもありますがとても心強いです。
私はエンジニアですが、新しい技術や新しいモノがつくれても、ビジネスとして成立させるには他の分野のプロフェッショナルが絶対に必要です。特に、「テクノロジー×〇〇」みたいな表現はよく目にしますが、3要素を揃えられるのはそうそう無いと思います。
------coinbookの仕事を通して実現したいことを教えてください。------
【NFT取引において日本のデファクトスタンダードになりたい】
目下の目標は、日本においてNFT取引のマーケットプレイスを作ること、です。
勿論、暗号資産取引所としての体制を作っている最中ですが、世に出すカタチはどうあれ、エンタメにもテクノロジーにも強いスタッフがいるcoinbookだからこそ、NFTビジネスを手掛けて、大きく育てたいと考えています。
巷でも、STOがあって、株式市場の機能を一部代替するみたいな話もありますが、新しいブロックチェーンの技術やAIを使って、会計監査のプロセスまでそこに落とし込んで、最終的には株式市場に近いマーケットプレイスを作れたら面白いなと思っています。そして、それを一緒に実現できると思わせてくれるメンバーが集まっているcoinbookだからこそ、できることだと思います。
------最後に、この記事を読んでくださっている方々にメッセージをお願いします!------
「プロフェッショナルと新しい戦いができる」のがcoinbookの1番の魅力です。
日本ではプロフェッショナルの人は大体大手の会社にいて、ベンチャーに来る人は世界に比べて日本は圧倒的に少ないなと身を持って感じています。
でもその中でも、ベンチャーながらもプロフェッショナルが揃っているcoinbookのような環境は日本においてすごく珍しいと思います。
残念ながら今はビットコインはじめ暗号資産の市場が惨憺たる状況です。そんな中で、今、NFTの話をしているけど、新しいことをやろうとすると100あるうち1しか成功しない、その上マーケット環境が悪いとなれば、ベンチャーでは99.9%失敗すると思いがちですよね。
でも、そんな環境だからこそチャンスととらえて、「グリット」「オープンマインド」を掲げて強烈にものごとを進めていく、そんな方にjoinしていただきたいです!
水岡と話してみたい!一緒に働きたい!などなど、少しでも興味を持っていただければ、お気軽にエントリーください。みなさんからのエントリーお待ちしています!!