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【Vol.1/代表インタビュー】「市場の不具合」への対抗策としてのマーケティング

初めまして。BINKSの採用担当です!

今回久しぶりのストーリー投稿になりますが、代表遠藤に「創業のきっかけ」と「今後のBINKS」についてお話を伺いました。

創業のきっかけ

僕が自分で事業を進めていくことを決めたのは、2019年の東京大学瀧本ゼミへの入ゼミからです。

入ゼミからは株式投資を本格的に始め、ミダックやオーケストラHDやファーマフーズやPアンチなどの時価総額1,000億円以下の銘柄での中期投資で良い成績を残すことができたものの、やはり元本の小ささから自分が理想とするスピード感では資産を増やしていくことができませんでした。


ここで思ったのが、株式投資を始める(自分のリソースの100%を投下する)タイミングは今じゃないということです。基本的に、株式投資は「自己資本を他人の成長にベットして資産を伸ばすゲーム」と理解しているのですが、株式投資をしている中で「この会社もっとこうすれば良いのになぁ。」「この会社のここが良くないなぁ。」などと思うことが多く、他人の成長にベットすることの性質自体に限界を感じました。

考えて見れば、株式投資はどうしても自分で選べる変数があまりありません。大株主にでもならない限り、自分で動かせる変数は「銘柄、投下金額、売買タイミング」くらいでしょうか。

それらの変数の動かし方を磨くことで強い投資家になれることは間違いないですし、現在もリソースの何%かを株式投資に費やしているのは変わらないのですが、僕的には自分で動かせる変数がもっと多いゲームで戦っていたいという気持ちが強くありました。

変数が多いゲームも色々ありますが、その中でも僕は下記の2点の重要なポイントを抑えたマーケティングを軸にした事業を始めることにしました。

1つ目は、株式投資が好きな理由でもある「アンダーバリューされているが実は市場が気づいていないインサイトがあるようなビジネスモデルや会社」に関われることです。

資本市場には、情報の格差・経営資源の偏り・経営者/現場の経営方針などにより生じている「市場の不具合」が多く生じています。本来はもっと評価されるべき会社が実態通りに評価されていない、評価されるべきではない会社が評価されすぎているなど、多くの違和感が残り続けているのが資本市場だと認識しています。

その中でも、正解がないことで試行錯誤するならまだしも、正解があることに対しての解決の道筋が整えられていない事象が多いと感じており、日本市場は、0から何かを生み出すよりも前にマイナスをどうにかしないと始まらないという考えに至りました。

会社のミッションである「なめらかな市場へ」という言葉は4期目である現在も創業当初から変わらないものですが、このような「市場の不具合」への対抗策として世の中にインパクトを残したいという思いから来ているものになります。



そして、2つ目のポイントは、「事業の成長のために自分が選択できる変数が多い」ようなビジネスモデルであることです。

創業当初は、お客様の広告費を預かってどのような配信面/ターゲティング/クリエイティブにその予算を割くかという観点から各種変数を最適化していく事業からはじめましたが、現在では上記広告費を預かりつつも、お客様・重要性に合わせてデータ基盤を作り替えたり、CRMを強化したり、社内システムを刷新したりと幅広いサービスの展開ができるようになりました。



このような事業展開の背景にあるのは「事業の成長のために自分が選択できる変数を多くすること」です。どうしても、広告費を任せていただくだけの立場だと別部署のシステム/データ分析/CRMなどの領域まで任せていただけないことが多く、広告の方で起きている問題の本質的な解決策を提示することができない場合が多くあります。

昨今は特に広告費が高騰していく中で広告だけで解決できる課題はどんどん減ってきているので、マーケティング会社としても「事業の成長のために提供できるソリューションの幅が広い」ことはそれ自体で非常に優位性に繋がってくると感じています。

今後のBINKS

一方で、創業からすでに4年が経とうとしているタイミングですが「なめらかな市場へ」というミッションはまだまだ達成できていません。

私たちがその達成のためにまず目指している数字は「関連企業の時価総額3,000億円」です。

自社の売上/利益はもちろんですが、自分らの社会的インパクトを可視化する指標としてはやはり時価総額が目標になっていきます。この目標を達成するためのアクションとしてプライベートエクイティファンドの動きをしていくなどの想定をしており、これから始まる5期目は舵を大きく取っていく期として特に重要な局面にあります。

毛沢東が残した革命の3条件「若いこと、貧しいこと、無名であること。」にあるように、日本市場の不具合に革命を起こせるのは自分らの世代です。同じ思いを持って事業に関わってくださる方とわくわくしていきたいので、ぜひぜひご応募お待ちしています!

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