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コンプライアンスについて

こんにちは!                                                        グラフィックホールディングスの採用担当です。

いつも、当社の投稿をご覧いただきありがとうございます。                                 今回は昨今ニュースなどでも話題に上がっている「コンプライアンス」について           お話できればと思います。



目次

  • コンプライアンスの意味

  • コンプライアンスが近年注目される背景

  • 企業の不祥事の増加

  • グローバル化・インターネットの普及

  • なぜコンプライアンス違反が起きるのか?

  • 知識がないため、知らずにコンプライアンス違反をしてしまう

  • 過剰なノルマ設定で社員を追いつめてしまう

  • 内部に防ぐ仕組みがない

  • コンプライアンス遵守に向けた取り組み

  • コンプライアンス遵守のための規則やマニュアルの作成

  • コンプライアンス研修の実施

  • 相談窓口の設置

  • 最後に


コンプライアンスの意味

さまざまなシーンでよく使われる「コンプライアンス」や「コンプラ」という言葉ですが、このコンプライアンスとはどんな意味なのか詳細をわからないという方も多いのではないでしょうか?

「コンプライアンス(Compliance)」は、日本語で「遵守」という意味を持ちます。もともとは「法令遵守」という意味合いで使用されていた言葉です。

最近は法令だけでなく、企業においては就業規則などの企業規範、倫理規範を守りながら業務遂行するという広い意味を持つようになりました。


企業において、コンプライアンスは非常に重要な役割を果たします。                法令や規則に違反すると、企業は罰金、訴訟、イメージの損失などのリスクを負う恐れがあります。   

また、倫理的に問題のある行為によって、社会的信頼を失うこともあるでしょう。          そのような事態を避けるためにも、企業はコンプライアンスを遵守する必要があるのです。

そのためには、企業はコンプライアンスに関するリスクマネジメントを行い、体制を整備することが求められます。




コンプライアンスが近年注目される背景

コンプライアンスが注目されるようになった背景には、どんなことがあるのでしょうか?

企業の不祥事の増加

コンプライアンスが注目されるようになったきっかけのひとつが企業の不祥事です。1990年代に政府は企業に対して情報公開を求めるようになりましたが、バブル崩壊後の日本は不況に陥り、その直後に相次ぐように起こったのが粉飾決算や不正融資などの企業の不祥事です。
2000年代に入っても不祥事が続いたことから、行政方針の変更、法改正などが行われ、2000年代半ばから、コンプライアンスはより注目を集めることとなりました。

グローバル化・インターネットの普及

グローバル化・インターネットの普及も、コンプライアンスが注目されることになったきっかけのひとつです。現在では多くの人がスマートフォンを所持しており、ブログやSNSなどを利用して手軽に情報発信することができるようになりました。
その情報のなかには、倫理観に欠けた発言、企業にとって不利益な情報など、コンプライアンス違反につながる発言・発信が多くあり、これらが世の中に広まることによってマスコミや消費者等から「コンプライアンス違反」だと強く批判されるようになりました。



なぜコンプライアンス違反が起きるのか?

ブラック企業問題や過労死事件、ハラスメント、情報漏えいなど、コンプライアンス違反による企業の不祥事は後を絶ちません。なぜこうしたことが起きるのか、理由を考えてみましょう。

知識がないため、知らずにコンプライアンス違反をしてしまう


経営層や法務、総務、人事などにコンプライアンスの知識がなく、結果的に法令を無視してしまう。労働基準法をはじめ、育児・介護休業法、高年齢者雇用安定法、男女雇用機会均等法、最低賃金法など、知らず知らずのうちに法律に触れてしまう。企業が社会から求められる倫理観の理解が甘い…。

こうした知識不足によるコンプライアンス違反が、よくあるケースのひとつです。まずは企業のトップがコンプライアンスについて正しく認識し、守るべき規範を提示しなければ、従業員のコンプライアンス意識も高まりません。

過剰なノルマ設定で社員を追いつめてしまう


違反と知っていながら、従業員が不正行為をしてしまうケースも少なくありません。過剰なノルマ設定や上司のプレッシャーに追いつめられ、法令や就業規則などを破ってしまう。昇進や昇給、インセンティブを得るために不当な手段で成果を上げようとする。こうしたコンプライアンス違反を防ぐためには、目標設定の見直し、マネジメント層の再教育、評価制度の再構築などが急務となります。

内部に防ぐ仕組みがない


コンプライアンスを管理する仕組みがない、システムが脆弱(ぜいじゃく)で情報漏えいしやすいなど、企業の組織体制や環境に問題があるケースも多いです。社内に不正をしている人がいても、誰に報告していいのかわからない。誰もが簡単に機密情報にアクセスできてしまう。このような環境では、コンプライアンス違反を防ぐことができません。社内に相談窓口を作る、情報セキュリティー対策をおこなうなどの対策が必要です。



コンプライアンス遵守に向けた取り組み

企業がコンプライアンスを強化するためには、まずは正しい知識を身につけ、従業員全体の意識を高めていくことが重要です。コンプライアンス違反を起こさないための取り組みと注意点を紹介します。

コンプライアンス遵守のための規則やマニュアルの作成


社内規則やマニュアルを作成し、違反を防ぐことを徹底しましょう。データの持ち出しや目的外での使用禁止、各種ハラスメント行為の防止、無駄な残業の禁止、SNSや公共の場での発言の注意点など、遵守すべきコンプライアンスは多岐にわたります。

コンプライアンスプログラムを作成し、基本原則のガイドライン、社員教育、罰則規定などを定めましょう。ただし、社内で共有する前に必ず、専門家に監修してもらうことが重要です。特に法令違反に関連する取り組みは、対象の法令を正しく解釈しているか、弁護士に判断をしてもらう必要があります。

コンプライアンス研修の実施


コンプライアンス研修を定期的に実施する、コンプライアンスに詳しい外部講師によるセミナーを開催するなど、啓発活動をおこなうことも重要です。
研修やセミナーには、ハラスメントや情報セキュリティー問題など、法令に違反はしていなくても社員の倫理観やモラルの欠如が原因によって起こるコンプライアンス違反を未然に防ぐ目的があります。

特に労働者自身が違反行為の原因の排除に向けて考える必要のある問題は、マニュアルや規則だけでは不十分です。コンプライアンスに詳しい専門家によるセミナーや勉強会などを開催し、社員一人ひとりに考える習慣をつけてもらう必要があります。

相談窓口の設置


コンプライアンス違反は、従業員から経営者、上司などへの相談で発覚するケースが多くあります。そのため、コンプライアンス違反の防止には、社内に相談窓口を設置することも効果的です。

相談窓口を設置する際は、従業員が相談しやすい環境を整備することが重要です。

・  相談内容については秘密保持を徹底する
・  相談者を不利益に扱わないことを約束する
・  窓口の存在を周知する
・  対面、メール、電話など相談方法を複数用意する

相談者は、公益通報者保護法による保護の対象となります。窓口を運用するには、公益通報者保護法に抵触しないように注意しなければなりません。


最後に

コンプライアンスは、どの企業も事業をおこなう上で遵守する必要があります。コンプライアンス違反は取引先や顧客の信頼を大きく失い、その後の経営に多大な悪影響を与える可能性が高いです。当社としても正しい意味と社会から求められる企業像を理解し、コンプライアンス違反によるトラブルを今後とも未然に防ぎ、対処してきたいと思っています。

長文読んでいただきありがとうございました。                             今後ものこのような働くうえでは重要な情報などを発信していきたいと思いますので、次回の更新をお待ちください!

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