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【代表インタビュー】日本マーケット向けのシステム開発プロセスの構築が、最大の強みに。インドのエンジニアからイノベーチャー立ち上げに至った経緯とは。

こんにちは!Innovature (イノベーチャー) 採用担当の藤田です。

今回は、イノベーチャーの代表 Gijo(ジジョ)にインタビュー。立ち上げに至る経緯と、今後の展望について聞いてみました。

ー イノベーチャー立ち上げに至るまでのキャリアについて教えてください。

私は南インドで生まれ、インドの大学でコンピューターエンジニアリングを学びました。その後、インドのITサービス会社に就職し、日本の大手メーカーのプロジェクトに従事していました。
その後、2000年から日本に渡って開発をすることになりました。私が初めて日本を訪れたのは、この時です。

当時の日本のテクノロジーは世界トップクラスでした。
特にモバイルテクノロジーはかなり進んでいましたね。最新技術を学び、使いこなしたかった私にとって、日本は最高の環境でした。

その後は、日本でAI・データ分析関連のスタートアップに転職しました。そこではグローバルテクノロジーにもフォーカスし、日本の大学とコラボレーションしていたのも良い経験でしたね。

この会社での経験からグローバルのシステム開発に興味を持つようになり、外資の開発会社へ移って日本側の開発メンバーとして従事していました。

そして、イノベーチャーを立ち上げたのが2008年です。


ー 起業しようと思ったのは、どうしてでしょうか?

経験のある国での開発ノウハウを活かして、国を超えて新しいテクノロジーをブリッジしたいと思ったからです。

私は元々インドで開発を行っていたことに加え、アメリカでのオフショア開発にも携わっていたことがあります。インドから日本に渡ってからは、日本現地での開発も長く経験しました。

当たり前ではありますが、各国でコミュニケーションスタイルは全く異なります。ですので、開発の進め方も国ごとに違って当然。そのような中で、他国と開発業務をブリッジするのは結構難しいんです。実際に、海外でのオフショア開発に失敗した日本企業もたくさん見てきました。

だからこそ、私の3カ国での開発経験を存分に活かせると思い、日本・インド・アメリカを軸に、グローバルテクノロジーの架け橋となる会社を作りたいと思い、イノベーチャーを立ち上げました



ー 起業してから、大変だったことはありますか?

起業当初から、日本市場のニーズは確信していました。ですが実際に日本企業に提案をしてみると、新しいチャレンジ・変化を嫌う価値観が根強く、まずは受け入れてもらうことに苦戦しました。
特にデータ管理の面での心配が多く、テクノロジーに対して保守的な企業が多かったんです。実際にクラウドやSaaSの導入も遅れていましたね。

そこで、まずは友人のコネクションを活用してビジネスを浸透させ、次第に新しいやり方を受け入れてもらうよう努めました。


ー 初めは色々苦労されたのですね...。

そうですね(笑)
でも、逆に一度関係構築ができると、長期に渡って信頼いただけることもわかりました。私をはじめ、イノベーチャーには日本での開発の流れを理解したメンバーがいますので、初めはオフショア開発に不安を抱くクライアントも、一緒に開発をしてみると、安心・満足いただけることが多いですね。

また、今では最新のテクノロジーは海外で流行って日本に上陸する流れになっていますが、グローバルカンパニーとして、日本に来る前に対象のテクノロジーで一定の経験値があることも、日本のSIerと比較した際のアドバンテージになると感じています。



ー 今の日本市場に対して、感じている課題はありますか?

テクノロジー・エンジニアリングを学んでいる人や経験している人の人数がそもそも少ないこと、そして企業が課題を認識しながらも、解決しようとイニシアチブを取る人がいないケースが多いことに課題を感じています。多くの企業が、現状維持の延長線で物事を進めてしまっている状況ですね。

このような企業にイノベーチャーが価値提供して、もっと日本の技術を高めることに貢献できたら嬉しいです。


ー イノベーチャーの事業が日本市場に与える影響について、もう少し詳しく教えてください!

プロジェクトを通じてクライアントの技術力向上に繋がるような協業が可能です。

−お客様のITチームも巻き込んでグローバルITチームとして一緒に進めることができる
−お客様のエンジニアをインドで教育することも可能

当社のエンジニアのみならず、クライアントのエンジニアも含めて、インドオフィスで開発チームと共にトレーニングを受け、技術力を向上させることも可能です。実際クライアントも、新規メンバーの育成に困っているケースが多いですが、この仕組みを活用すると、自社の開発プロジェクトを進める一環で、技術力の高い海外のエンジニアにOJTを受けられるようなイメージです。

スキルのあるエンジニア人材が不足している日本市場において、よりcapabilityを高めることに繋がるのではないでしょうか。



ー ズバリ、イノベーチャーの強みって何でしょうか?

日本マーケット向けのシステム開発プロセスを構築したのが、最大の強みではないでしょうか。トレーニングによって、新しいメンバーそのプロセスを身につけられるようになりました。
日本でも海外と同じような開発フローでいけるのではないかと思って、失敗するケースはよく聞くのですが、やはり日本での経験がないと難しいんです。

イノベーチャーは、創業から15年間、日本のお客様向けのシステム開発をしてきたノウハウがあります。開発プロセスのみならず、データ分析などのテンプレートやベンチマークといった、豊富なナレッジベースを独自に持っているのも強みだと思います。


ー インドに500名規模の開発拠点があるとのことで、技術力にも強みがありそうですね。

そうですね。
インド拠点のエンジニアの採用は、コンピューターテクノロジーを大学で専攻して学んだ人に絞って選考を実施しています。数百人の応募から試験や技術面接を実施して、社員として採用するのは数人です。

そこから1年間ほど技術トレーニングや日本の開発プロセスの研修プログラムもあるので、優秀なエンジニアが揃っていると思います。


ー 今後の事業展開について教えてください。

今後は、”strategic partnership ecosystem” の構築に注力したいと考えています。具体的にはAI、データ分析、ブロックチェーンなどのテクノロジーパートナーや、Google、AWS、Oracleなどのソリューションパートナーと協力し、エコシステム内での技術力を強化したいと考えています。

この繋がりによって、ベストプラクティスをクライアントに提供できるようになります。ハイスピード・ハイクオリティ・ローコストを実現し、より多くのクライアントに当社のサービスを広げていきたいですね。



ー 最後に、求職者の方へメッセージをお願いします!

イノベーチャーでは、インドのエンジニアが日本で働く機会や、日本のエンジニアがインドの開発チームで働く機会を設けているため、海外メンバーとの交流が盛んです。
また、例えば「もっと上流工程を担当したい」という希望があった際には、適性や能力を確認してPMなどへキャリアアップできるチャンスも存分にあります。

グローバルテクノロジーに興味があったり、グローバルチームと一緒に開発をしてみたいという方、大歓迎です。ぜひお気軽にご応募ください!


いかがでしたでしょうか?少しでもイノベーチャーのことを知っていただけたら幸いです。

少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談しましょう!




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