なにをやっているのか
学術研究の実験装置をユーザーと一緒に考案し、設計、製作を行う業務です。対象は、物理、化学、電子工学等幅広い学域分野に及びますが、主に真空応用の実験について専門性がある分野が対象です。光電子分光技術を応用したサイエンスアプリケーションへの自社取り組みも行っています。求められるスキルは、サイエンスを理解し、ユーザーとのコミュニケーションから課題を解決していく創造的な発想や、サイエンスのフロンティアに臨むユーザーを支える専門性の高いエンジニアリング技能、知識です。
専門性の高い職業としてユーザーからの信用が厚く、非アカデミックな業務ながら、仕事の成果がサイエンスの成果に係る希な業種です。
なぜやるのか
科学は「自然を理解したい」という人間の普遍の興味、「不思議だ」という好奇心が築いてきた文化だと考えています。わたしたちはエンジニアリングの手法で科学の進歩を支えてゆきたいと考えています。
もちろん民業ですから事業を通じて収入を得る訳ですが、事業規模や業績拡大は社業の目的ではありません。科学の主体である科学者の仕事をエンジニアリングで支え、エンジニアリングの限界を科学の限界とさせないことを目指しています。そして、ミッションに携わるスタッフも共に幸福感を得られる仕事、待遇を実現してゆくことが目的です。仕事では常に「個」としての科学者に接します。人間ですから人としての魅力を感じられる人もそうでない人もありますが、もしも、わたしたち自身が魅力の無い人間だったらどうでしょう?音楽やスポーツなど、どんなことでもいいと思うのです。生涯そのことを続け、高め深めることができる趣味を持ち、人としての魅力を高めてほしいとも願っています。
どうやっているのか
仕事のスタイルは自己完結的です。もちろん仕事のフェイズでは専門スタッフがサポートしたり一緒に手を動かしたりして支え合います。仕事の性質上、職制などは積極的に設けていません。
意見の交換や情報共有にはWebツールなど多用しています。