こんにちは!アポロ株式会社 人事担当の虎井です。
東京都産業労働局が発行する「成長戦略としての障害者雇用~ニューロダイバーシティ型雇用の実現~」(令和6年3月)に東京都が支援する「ニューロダイバーシティ導入モデル参加企業」として、
当社の事例が見開きで掲載されました。
この冊子は、ハローワークや、東京都管轄の行政機関等で幅広く配布されるものです。
東京都産業労働局のページにも冊子の内容が掲載されていますので、ぜひ以下より御覧ください!
今回はアポロ株式会社が、
高度な IT スキル等を有する発達障害の方のトライアル雇用を行うモデル事業に参加したきっかけや
実習の内容についてご紹介いただきました。
※弊社の事例は42~43ページです※
ニューロダイバーシティとは?
ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)とは、
Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた言葉です。
「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、
それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考えです。
発達障害の方の特性を活かして自社の戦力となるニューロダイバーシティへの取組は、
注目すべき成長戦略として関心が高まっています。
ニューロダイバーシティ導入モデル事業への参加
東京都産業労働局の新規事業であるニューロダイバーシティ導入モデルに応募し、
選考を経てモデル事業に参加いたしました。
参加決定後は、トライアル雇用で受け入れる方々への説明会を開催。
たくさんの希望者の方にご参加いただきました。
トライアル雇用開始!
説明会後、当社での実習希望の方々と面談を行い、
2ヶ月の間に2名の発達障害の方を受け入れることを決定いたしました。
実習中の様子です。右側が実習生のNさんです。
フリーアドレス制を取り入れている当社ですが、指導担当者と実習生が毎日隣同士で座ることも。
受入・実習後の感想
当社では、初の試みであったためトライアル雇用前は色々不安なこともありましたが、
すべて杞憂に終わりました。
円滑に進めることが出来た要因は・・・
1.雇用前に、各自と面談を行い特性を理解した上で受け入れることが出来たこと。
面談から配慮して欲しいこと、自身の性質や苦手な部分を事前にきちんと伝えてもらえたこと、
それに対し、会社で対応できることの擦り合わせが出来たこと。
2.データサイエンティストやエンジニアが所属する部門のTOPである十倍をはじめ、
トライアル雇用の受入部門であるメンバーの協力。
※受け入れ部門の全面的な協力なくして、トライアル雇用の成功はありえませんでした。
「実習中は、通常業務で忙しい中、朝会で業務指示、夕会で進捗確認を丁寧に行い、
質問などに対してもSlackや口頭で真摯に対応してくれた。
アポロで実習出来て本当に良かった!」と、実習生より嬉しい報告がありました!
3.実習生に対し、日々の体調や困っていることが無いかなどのヒアリングを私たち人事担当が行い、
実習生がしっかりと実習に専念できる環境づくりをしたこと。
他にも色々とありますが、上記3点がとても大きかったように思います。
このモデル事業を通じ、職場に障がい者の方を受入れる準備や効果検証を行うことが出来、
大変良かったと思っています。
このモデル事業で、中心となって受入れを行った十倍は、今回のトライアル雇用を通じ
「業務上のコミュニケーションも問題なく実施でき、
新人の受け入れとあまり変わらない印象を持ちました」と感想を語ってくれました。
私たち自身も、障がいの有無に関わらず、お互いに適切な配慮の積み重ねが大切であると
改めて認識しました。
当社では今後も、ニューロダイバーシティをはじめ、
多様な人材が活躍できる環境や働き方が実現できるよう取り組んでいきたいと思います。
私たち、採用担当が所属する人事総務では、既存業務の安定性を確保しながら、
効率化や今回のように新しいことにのも日々チャレンジしています。
そのため業務が多岐に渡っており、細かい事務作業をはじめ手が回らないことが
多くなっている状態です。。。
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