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【社員インタビュー】仕事は肩書きではなく人格でするもの。開発ディレクターが話す、大企業から一歩踏み出した先の「サバイバルな非日常体験」

マーケティングDX支援事業を行う株式会社SORAMICHI。前回の社員インタビューに引き続き、社員の方にフォーカスしてソラミチの魅力をお届けしたいと思います!今回は今年の4月からジョインされ開発ディレクターとしてご活躍されている松本純一さんにお話を聞きました。


▲株式会社SORAMICHI システムコンサルティング事業本部 部長 松本純一氏

2005年楽天社に開発エンジニアとして新卒入社し、2011年リクルート社に転職後は開発ディレクターとしてシステム開発に従事。その後、部門の組織長として組織を牽引。2021年4月、株式会社SORAMICHIにジョイン。現在はシステムコンサルティング事業本部部長として、複数の開発プロジェクトを手掛ける。趣味はアウトドア全般。デイキャンプや本格的なDIYを休日家族と楽しむ。


想定外のファーストキャリアが活かされた「繋ぐ」仕事の面白さ

—もともと開発エンジニアからキャリアをスタートされたと聞きました。

松本氏: 新卒入社した当時の楽天は球団に参画する前で、1000人ほどの社員でした。入社動機は「ネットショッピングって凄い。関わってみたい。」という物凄くシンプルな考えでした。当時は店舗さんにネット出店してもらい、各店舗の売上を新たに生み出す、基盤を作っていく事業でした。自分たちも儲かりますが、店舗さんと一緒になって盛り上げていく。そういう姿勢がなんか好きで。最初は営業志望だったんですよ。店舗さんと一緒にあれやこれややってみたくて。

—確かにお話を聞く限りでは、顧客接点のある業種の方が合っていそうですね。

松本氏: そうなんです。営業部門に行くと当然のことのように思っていましたが、実際は全く技術をやったことのない僕が、開発エンジニア採用になりまして。楽天の新卒採用で開発部門採用の第一号でした。

—それは大抜擢ですね。

松本氏:しんどかったです。まず「技術」ってなんですか?という状態からでした。奮闘しながらもなんとかスキルをつけていきました。しばらくして、ずっと開発メインだったのでもう少しビジネスサイドに寄っていきたいという気持ちが高くなっていた時期に、知り合いの先輩がリクルートいて、話を聞く機会がありました。リクルートってビジネスサイドが物凄く強いイメージがありましたし、当時ネットに舵をきるためにIT人材を増やしていくフェーズだったので、「活躍できるかな?」というモチベーションで転職しました。

—リクルート時代ではどういった領域・職種で活躍されていたのですか?

松本氏: SUUMOの開発ディレクターです。住宅がちょうどネット進出するタイミングだったのでそこで今の代表の川本と面談をして、希望の形で住宅部門に配属となりました。開発部の中にもクライアントと接点を持つ事業部があって、クライアントと一緒に新商品の企画を練りながら、社内の開発メンバーと外部のベンダーさんとを繋ぐ役割もしていました。

—なるほど。

松本氏:実際に手を動かして開発することはなかったですが、プロジェクトに関わる様々なステークホルダーとのコニュニケーションを円滑に回す、「繋ぐ」仕事を主にしていました。

—まさに「架け橋」ですね。エンジニアのご経験があったからこそ、各々の立場や気持ちを汲み取ったコミュニケーションができたのではないでしょうか?

松本氏:そうですね。結果的にあの時のエンジニア経験が活きたってすごく思います。


「二人三脚」で組織を強くする。縦割りの役割意識を捨てた連携術

—4月にSORAMICHIにジョインされましたが、スタートアップに行く決め手みたいなものはありましたか?

松本氏:10年、リクルートに在籍していたら、気が付けば組織長になっていました。組織長になると、育成や組織づくりの視点がかなり重要になってくるのですが、「俺ってそこまでスキルあるんだっけ?」って立ち返る瞬間みたいな時がありました。もちろんこのままっていう道もありましたが、どうしても肩書きで仕事している気がして一歩外にでる決意をしました。その後、たまたま川本と話をするタイミングがあったんですけど、本当に楽しそうに話すんですよね。笑 リクルートとスタートアップの違いをものすごく丁寧に話してくれました。

—どのような違いがありましたか?

松本氏:やっぱり、リクルートにいる開発のベンダーさんって本当に優秀なので会社として成熟しているんですよ。変なことが起きないような仕組みになっていて。

—なるほど。

松本氏:リクルートという大きな組織は環境に本当に恵まれていて、優秀なメンバーもいっぱいいるし、パートナーさんも優秀だし、やりたいっていったら大概のことはやれてしまう。スタートアップはそう簡単にはいきません。耕されたきれいな土壌なんて存在しないし、荒地から始める仕事はまさにサバイバル。「生きている感じがするよ。」って言われました。

—松本さんのハングリー精神に火がついたのですね。

松本氏:でも川本が言っていたことが実際転職してわかりました。「リクルート」という肩書きだけでベンダーさんは話を聞いてくれる。本当に優秀なのに、すごく低姿勢で接してくれるので勘違いしちゃいますよね。スタートアップに転職すると、そういうのは全部なくなりました。自分は何ができるんだっていうことを常々考えながら仕事していますね。生命力つきます。

—では、入社してからギャップはあまりなかったと。

松本氏:そうですね。採用ギャップみたいなのはなかったです。

—今はどのような役割を担われているのですか?

松本氏:SORAMICHIには大きく広告の部門と開発の部門と2つあって、私はシステム開発の方にいます。開発の中でも、クライアントの開発者さんと一緒にシステムを開発したり、クライアントの開発要望に答えて、新しい開発を行ったりしています。

—SORAMICHIの強みは、会社(クライアント)の成長に見合った提案を開発・広告の両軸でサポートしていく体制だと以前に聞きました。実際に広告部門との連携は頻繁にあるのでしょうか?

松本氏:確かにそうですね。クライアントの要望が「売上げをあげたい」だとすれば、実現させる手段のひとつとしてマーケティングがあって、そのマーケティングの効果を上げていくために広告運用を最大化していくのか、サイトを変えて最大化させるのか、手広く対応できるのがうちの強みです。

—従来、広告と開発のDNAが違うからこそ生まれる軋轢みたいなのがあると聞きました。今の現場で意識されていることはありますか?

松本氏:縦割りの役割意識を捨てました。当たり前かもしれませんが、お互いの距離が近いんですよ。クライアントも広告運用の仕事仲間も。一緒に二人三脚でやっていかないと、いい提案はできませんし、お客さんも付いてきてくれません。

—横断的にコミュニケーションをとっていくことを意識されているのですね。

松本氏:いい意味の緊張感をもって仕事しています。前職でもやっておけよと言われたらそうなんですけど。笑

—意識構造を変えていくって、実際はものすごく難しいことだと思います。SORAMICHIという新たな環境に飛び込んだからこそ意識できたことなのかもしれませんね。


思考停止のない「サバイバルな環境」だからこそ生まれる仕事のやりがい

—開発ディレクターをされている中で難しいなと感じる部分はありますか?

松本氏:前職では、徐々に社内とのやりとりが増えていったのですが、開発するにしても組織が完全に出来上がっている状態なので、そこにいる人たちのスタンス・スキルとかもだいたい出来上がっていました。「こうやろうぜ」ってひとこと言えば、みんな一斉に同じ方向を向けるんです。推進力はあったと思います。今は、クライアントはもちろん、外部のパートナーさんもいますし、外の方とのやり取りが増えたので、みんな見ている方向がバラバラなことが多いです。それを何とかして同じ方向に持っていき、推進していくっていう点が、難しいと感じることがあります。

—同じ方向に進むため意識していることや、軸などはありますか?

松本氏:正直まだ掴みきれていない所はありますが、つまるところクライアントがどこを向いているか。そこに対して何ができるか、要望を越えていけるかが重要だと思っています。クライアントの温度感・空気感・熱意をきちんと自分も理解して、関係者に伝えていく。そういった意識を強く持って日々コミュニケーションをとっています。

—考え方が異なる仲間との意識のすり合わせ方のコツってありますか?

松本氏:一番はリスペクト精神だと思います。その方のここまでやってきた過程とか、経験は否定したくないです。尊重した上で、しっかり傾聴して同じ方向に持っていくように動いています。

—なるほど。逆に、手がけていて面白いと感じるところはどこですか?

松本氏:成功体験はこれからで、積み上げていく最中ですが、やはりクライアントの熱意を聴けた時は「面白い」って思いますね。案件の大小に関わらず、何で困っていて、私たちにどのような助けを求めているのか。それを理解して、施策が明確になった時、パズルのピースがハマる感覚ってやつで、楽しい!ってなります。もうひとつは、まだまだ組織ができていない分、逆に少しずつ出来上がってくるところも面白いです。仲間が今どんどん増えてきて、さらにチームワークを強化していかなければいけない。こういう土台を創ってきた昔のリクルートの人たちにリスペクトです。笑

—最後に、現在進行形で仲間が増えているSORAMICHIですが、どういった方と一緒に働きたいですか?

松本氏:組織もこれからなので、色々できる可能性しかないです。組織だけではなく、これまでになかった施策を一緒に作り上げていくのを楽しめる人と一緒に働きたいなと思います。「なんでこれができないの?」ではなくて、「じゃあどうやろうか?」って一緒に考えてくれる人ですね!ここにきたら、生命力めちゃくちゃつきます!あと、趣味がDIYでチェンソー使っていろいろ作ったりしているんですけど、使ってみたいっていうチャレンジングな人いたらさらに嬉しいですね。笑

—0→1をつくる過程を楽しみながら取り組める方ですね。松本さん、ありがとうございました。(チェンソーは本格的すぎです!(驚)



いかがでしたか?

大企業から、一歩踏み出してスタートアップへの道に進まれた方のリアルな葛藤や醍醐味を聞けることができました。

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