仕事のパフォーマンスを上げつつ、プライベートも妥協しない。そのような働き方を実現できるよう、アイディア株式会社ではコロナ禍以前からリモートワークを導入しています。
今回は、リモートでの働き方やその中で感じていることを、北海道とインドで働くメンバー2名にインタビュー。また、会社としてのリモートワークへの姿勢を取締役CTOが説明します。
■プロフィール
取締役CTO:千葉 福太朗
豊富な経験と幅広い専門知識を有するフルスタックエンジニア。海事プラットフォーム「Aisea」の基本設計者。
エンジニア:伊林 謙太
Webアプリやスマホアプリ開発の経験を積み「Aisea Crew」のメインエンジニアを担当。社内ではゲーム部に所属。ワーキングホリデーなど海外経験豊富で、中国語が堪能。
エンジニア:プテンパランビル ジビーシュ
Webアプリなどの開発経験を活かし「Aisea」のサーバーサイドエンジニアとして活躍。インドと日本を行き来して働く。プライベートでは1児の父。
国内・海外を自由に行き来しながら働くメンバー
——はじめに、伊林さんとジビーシュさんの経歴について教えてください
伊林:学生時代を終えて、オーストラリアへワーキングホリデーに行きました。帰国してからはWebアプリの開発に携わり、次は台湾のワーキングホリデーへ。
帰国後はWebアプリ、スマホアプリの開発を経験し、アイディアには2020年8月にジョインしました。
船員労務管理サービス「Aisea Crew」のスマホアプリのメインエンジニアを担当しており、最近は船舶で使用するiPad版の開発に着手しているところです。
ジビーシュ:私はインドの会社の日本支店で働くため、2014年に来日しました。その後も日本でWebアプリの開発を行い、アイディアにジョインしたのは、2019年8月です。
現在は、海事プラットフォーム「Aisea」のサーバーサイドエンジニアをしています。
——現在の拠点はどこですか
伊林:私は、北海道在住です。2022年の12月は台湾とマレーシアにワーケーションに行き、その前は埼玉に住んでいたので転々としていますね。
海外への興味が非常に強いので、2023年の内にまた台湾とマレーシアに行きたいです。
ジビーシュ:アイディアにジョインした1年程度は出社していましたが、妻の妊娠・出産のタイミングでリモートワークに切り替えました。
1月中はインドにいますが、2月にまた日本に戻る予定です。インドの家は海も近く、自然豊かな環境で仕事に集中できています。
伊林:CSOの鈴木さんもアメリカでリモートワークしていますし、住む場所に左右されることなく働いているメンバーは多いですよね。
パフォーマンス向上のために「リモートワーク」という選択肢を
——会社として、リモートワークにどのような考えを持っているのでしょうか
千葉:人によって、理想的な働き方や勤務時間、パフォーマンスが上がる環境は異なります。その環境を叶えることで、より仕事の成果が上がってプライベートも充実するなら、会社にも本人にもメリットがありますよね。
アイディアでは、出社とリモートワークどちらにも対応できる社内環境が構築できています。どちらを選択するかは本人に任せている形です。
現在、出社しているエンジニアは1割程度で、ソフトウェアに携わるエンジニアはほぼリモートワークで完結できている状態です。
また、機器連携や船舶での作業に関わるメンバーは、時に現場に足を運ぶこともあります。リモートワークという観点以外でも、場所を問わず作業できる環境を整備することはアイディアにとって重要です。
元々アイディアで新規ツールを導入する際は、リモートでも使えるかどうかを基準のひとつとして選定しています。
例えば開発で使用している「Figma」は、Web上で動作確認やコメント、共同編集が可能です。
デザイナーと開発メンバーが同じ場所にいなくても、Figma上でコミュニケーションを取りながら作業できる利点を感じ、導入に至っています。
——業務上のコミュニケーションはどのように取っていますか
伊林:会話はSlack、オンライン会議はTeams、タスク管理はJira®と、ケースに合わせてツールを駆使しています。
出社しているメンバーも、文章に残るよう主にSlackでコミュニケーションを取っているので、リモートでの不便さも感じていません。
ジビーシュ:全社MTGは週1で、プロジェクトごとのMTGもほぼ毎日あるので、そこでメンバーの状況を把握できるんですよね。様々なコミュニケーションのおかげでスムーズに働けています。
個別に相談したいことは、Slackのハドルミーティングですぐ話せますので、離れていても悩みや疑問を解決しやすい環境だと思います。
伊林:あと私はゲーム部に入っているため、千葉さんなど社内の人と一緒にオンラインゲームをする機会も多いです。
業務外のコミュニケーションですが、趣味を共有できる人もいて嬉しいですね。
——リモートで働けて良かったことを教えてください
伊林:通勤時間がゼロになるところです。以前はドアtoドアで片道1時間、つまり1日2時間を通勤に要していました。今はその分の時間を自分の好きなことに費やすことができ、生活の質が上がりました。
地方に住むことで、都内に比べて家賃が安くなるところも大きな利点です。体感的な年収が上がった感覚があります。
ジビーシュ:たしかに通勤時間がなくなる分、子どもや妻を病院に連れて行ったり妻の負担軽減ができたりと、私も多くのメリットを享受しています。
また連休などを避けて、飛行機が安いタイミングでインドに帰れるのも良いポイントです。日本からインドまでは、飛行機の乗り換えも含めるとほぼ1日かかります。
会社に相談すれば、移動日を考慮して仕事のスケジュールも柔軟に対応してもらえるのでありがたいです。
どこに住んでいても成長できる、アイディアのリモート環境
——アイディアの仕事をしていて感じる、やりがいや魅力を教えてください
伊林:綺麗にコードが書けたり、自分の技術が上がった瞬間が特に嬉しいです。社内で勉強会もやっているため、自分の専門分野であるフロントエンドエンジニア以外の知識、例えばバックエンドエンジニアのことも学べるんです。
視野が広まったり、サービス理解が深まったりするので、その知識を自分の仕事に活かしています。
ジビーシュ:「Aisea」の中核となるサーバーを管理する中で、サービスの運用や、ロジックの解析方法も含めて自ら提案・改善できるところが楽しいです。
アイディアにジョインするまでは海事産業に関わるシステムの開発をしたことがなかったので、船の写真を見ながら日本語での名称を確認したり、同僚に質問したりしながら業界についても学んできました。
それが少しずつ実を結んできて、自分で提案してプロジェクトを進める機会が増えてきたんです。このやりがいは大きいですね。
——リモートでも成長でき、新たなチャレンジができているんですね
伊林:はい。私も業界未経験で入社していますが、わからないところはオンラインで聞きながら知識を吸収できました。
社内にはプロフェッショナルなメンバーばかりが揃っているので、技術的な発見も多いと思います。
ジビーシュ:私も今では、アイディアで得た知識やスキルを活かし、インドの港にもアイディアのサービスを展開したい想いが芽生えています。
船に関する技術はどの国でも共通する部分があるので、グローバルな展開が実現できるだろうとワクワクしています。
千葉:海事産業の専門用語は日本人でも難しいですが、ジビーシュさんは一生懸命勉強して、日本語も上達していますよね。
更にジビーシュさんも伊林さんも、エンジニアとしてのスキルが向上しているので心強いです。
理想の働き方を叶える、アイディアの柔軟な姿勢と今後の展望
——海外や地方に住んでいる方、アイディアに興味を持っている方へメッセージをお願いします
伊林:私はこれまでワーキングホリデーで長期的に海外に行く場合、毎回仕事を辞めなければなりませんでした。そうすると、エンジニアとしてのブランクも生まれキャリア形成も難しいんです。
更にワーキングホリデー期間中は楽しい半面、どんどんお金が減り精神的に削られる側面もあります。
しかし、アイディアでは「海外に行きたい」と打ち明けるとリモートワークを提案してもらえました。今では海外にいながらも安定的な収入を得られるので、精神的な不安も減りましたね。
他にも「朝型だから早朝から仕事をしたい」と相談したこともあるのですが、その後すぐにフレックスを利用して8時から働けるようにもなりました。
このようにアイディアは、各メンバーの声にしっかり耳を傾けてくれる会社なんです。自身の意見を伝えやすく、風通しの良い会社であると感じています。
ジビーシュ:私はアイディアに入社するまで、インドに帰る期間は休暇を申請するしかありませんでした。その期間はプロジェクトも停滞し、私自身はスキルも向上できず、日本語も話さないため少し忘れてしまうんです。
アイディアではリモートワークができるので、インドにいる期間も会社に貢献することができますし、仕事のスキルも保てます。
毎日のMTGで会話の機会も持てるので、日本語能力が低下することへの不安も減って、心地良く働けています。
海外出身や地方在住の方でも、私のように柔軟な働き方ができると思いますよ。
千葉:海事産業は、船を通して海外とやり取りするグローバルな業界ですので、メンバーを国内に限定する必要はないと考えています。
会社としては素晴らしい技術者に来てもらいたいですし、現在海外にいる方や日本から海外に行きたい方も大歓迎です。
また、これから生き残る会社であるためには、メンバーの多様性を尊重できる働き方を意識しなければならないとも思っています。
それぞれが自分のライフスタイルを大切にしながら働けるよう、今後もリモートワークを推進していきます。
このような働き方に共感された方は是非、お気軽にご連絡ください。
アイディア株式会社では、一緒に働く仲間を募集しています。興味のある方は、こちらからエントリーください。