私たち趣味なびの理念は
「趣味」と「まなび」の『わ』をひろげ、生きがいエンジンに火をつける! です。
本日は、「生きがいの創出」にも通ずる、私たち趣味なびのSDGs活動について、私、PR担当齋藤からご紹介したいと思います。
現在趣味なびが取り組んでいるのは、ターゲット12-8「つくる責任 つかう責任」。
趣味の世界は、ハンドメイドであれば資材が必要になりますし、料理なら食材を準備します。音楽なら楽器、ダンスなら衣装…そんな風に、当たり前のように「趣味道具」が生活の中に存在しているのです。
また、趣味の先生は、生徒さんにとって信頼&憧れの存在。レッスンの内容だけでなく、日々の暮らしにおける「選択」「買い物」「行動」にも影響力を持ちます。
暮らしに近い、家計消費に影響を与えるマイクロインフルエンサーである1.5万の会員の先生方と協創関係を強化し、先生方を通しての活動・発信を続けていけば、今までの日常の当たり前を変えることができる。
日本のGDPの実に54%=297兆円が家計消費を締める現在。日々の食・生活用品などの家計消費のすべてが、環境・人権に配慮した「エシカルな選択」がされることで、企業も、社会も、そして未来も必ず変わる。そう考え、2020年12月に発足したのが『趣味なびエシカル消費推進部』です。
ちょっと長いので、以下『エシカル部』としますね。
「オシャレだったり、楽しかったりしなければ、広がらないし、定着しない」講談社FRaU編集長から教わったこと
エシカル部発足から遡ること1年半。
2019年に講談社『FRaU』と共に行ったSDGsを発信するイベントが、趣味なびの大きな転機になりました。
講談社『FRaU』と言えば、日本におけるSDGs発信メディアのパイオニア。『SDGsを発信する街』として、恵比寿ガーデンプレイスで行われる大規模なイベントに向けて、約半年間毎日のように企画・会議をご一緒させていただいた日々は本当にかけがえのない財産です。
プロジェクトが始動した最初の会議で、『FRaU』編集長に言われた一言。
「SDGsみたいに、一見堅苦しくて難しいテーマこそ、オシャレだったり、楽しかったりしないと広まらない。だから「趣味」がいいんだよ。楽しくて、おしゃれで、気持ちがいい。だからやってみたいし、まねしたいし、続けたい。これが発信者として大事な視点。」
はっとしました。 一見堅苦しくて難しいテーマは、オシャレじゃないと広まらない。
目から鱗とはこのことです。
でも確かに。
私が一人の30代一般女性として考えてみたら? 大納得でした。
何か新しいことを取り入れるときって「なんかかわいい」「良く知らないけどキャッチーで目を引く」
「これなら私でも楽しめそう」。それくらいのハードルじゃないと、飛び越えないかも。
結果、美容にも日常の掃除や料理にも大活躍の「クレイウォーター」づくりや、粋×エコな風呂敷の魅力体験、間伐材を使ったフラワーアレンジメントなど、思わずワクワクするような講座を展開し、イベントは成功を収めることができました。
この時の学びは、SDGsに限らず趣味なびが新しいことにチャレンジするときの軸となっています。
今も企画をする際、本質的な部分と合わせて
「これってオシャレ?面白そうだしやってみようか!って気持ちになるかな?」
と打ち合わせをすることが、私たちのアタリマエになっています。
講談社、ユーグレナ、消費者庁、、本気を感じ取ってくださった方々とのコラボレーション
FRaUとのイベントを経て、エシカル部が発足してから半年が過ぎた現在地の話を少々。
エシカル部では隔月でメンバー向け定例会を開催しています。
部長の黒柳がテーマを考えたり、メンバーからのリクエストで学びたいテーマを決めていくのですが、多くの企業がエシカル部の取り組みを応援してくれ、また、エシカル部から学びたいと言ってくださいます。
12歳以下のCFO(※Chief Future Officer)という取り組みをしているユーグレナ社とは、子供たちの未来のために、趣味を通して何ができるかをパネルディスカッション。
食品ロス削減の取り組みを推進している消費者庁とは、エシカル消費について今一度おさらいし、基礎から学びなおしを。
他にも、フェアトレードやサステナブル商品など、様々な観点から企業とのコラボレーションが実現しています。(記事トップの写真は、フェアトレードイベントで黒柳が作成したタッセル。インドの伝統衣装サリーのリサイクル生地を使い、オシャレにアップサイクルしました。)
エシカル消費を当たり前に。
難しくとらえられてしまいがちなSDGsや社会課題を、「趣味」「体験」という楽しい時間、オシャレな作品を通して知り、考え、暮らしの中に取り入れてもらう。そんな風にSDGsを草の根から広げ、趣味活動のときだけでなく、生活に根付かせる。
これが、趣味なびエシカル消費推進部のコンセプトです。
「趣味」を、「仕事」にし、生きがいを持って生活をしている先生たち。
その人たちの「新たな生きがい」として、「SDGsについて知ってもらう」活動が加わったのです。
そのエネルギーは、生徒や周囲の生きがいエンジンにも確実に火を灯し始めています。
発足半年で、エシカル部に賛同した活動メンバーはおよそ200人。
この200人の先に、生徒が50人ずついると考えると、1万人。
1万人の生徒が友達3人に“楽しくておしゃれでタメになった”SDGsの話を共有するだけでも、3万人。
エシカル消費を当たり前に。
うん、なんだかできそうな気がします!