なにをやっているのか
◉グラスルーツアカウンティングファーム
平成30年1月に開業した、岐阜県高山市の会計事務所。高山市を中心に全国の事業者の税務顧問業務などを行っています。クラウド会計サービス専業で日本全国からご依頼をいただき、一般的な会計事務所同様に月次の監査や税務相談対応、各種税務書類の作成を行っています。
また、代表である古里の公認会計士としての経験を生かし、IPO(新規株式上場)やスタートアップ支援、監査業務、経営に関するコンサルティングなども行っています。
ここまで聞くと、既存の会計事務所となんら変わらないように感じる方もいるかと思います。しかし私たちは、ちょっと「ユニークな」会計事務所です。
グラスルーツアカウンティングファーム(通称GRAF:グラフ)は、金融関係業務やコンサルティングなどを行っているグループ会社の「株式会社リトルパーク」(令和4年3月創業)と連動しており、代表を務める古里の知見と経験を活かし「税務」×「会計」×「金融」という3つの専門性から事業者を支えています。これにより事業者さんにとって税務面のサポートだけでなくより強い財務基盤を築くところまで伴走することができます。この3つの側面をワンストップでサポートすることで、想いを持つ事業者が諦めずチャレンジできる環境づくりを目指すことができます。
現在、事務所メンバーは専任で3名(外部パートナー含め5名)と多くはありませんが、これまでも事業者の課題解決に対して個別に丁寧に、最大限に支援してきた自負があります。しかしこれからは、さらに一つ上を見据えた価値やサービスを展開していくフェーズにあると感じています。
新たな仕組みづくりによって、事業者の「支え」となり、「進める」伴走者になりたいーー。
組織強化を図り、より質を高めたサービスで事業者を後押ししたいーー。
私たちはあらゆる会計事務所の“当たり前”を超えていきます。より事業者にとって価値のある支援をしていくため、新たな仕組みを一緒に模索し、作り上げていく仲間を募ります。
◉古里 圭史(ふるさと けいし)
岐阜県高山市の会計事務所「グラスルーツアカウンティングファーム」代表、「株式会社リトルパーク」代表。税理士、公認会計士。慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任准教授(担当:ソーシャルファイナンス、コミュニティファイナンス、パブリックマネジメント)。
2012年に岐阜県高山市にUターンし、飛騨信用組合という地域金融機関にて新規事業やローカルスタートアップに投資するためにキャピタル会社設立、およびファンド組成や電子地域通貨「さるぼぼコイン」という新規の決済事業を手がけたりしていました。
※詳細な経歴などは、最下部に記載しています。
<税務業務>
・税務会計顧問・税務相談
・各種税務申告・税務手続業務
・相続サポート、相続税申告
など・・・
税務と聞くとアナログな環境のイメージを持たれるかと思いますが、私たちは業務を完全にクラウド化しています。デジタル技術にも知見があることから、事業者へのDX(デジタル・トランスフォーメーション)支援などもしています。
<会計士業務>
・IPO支援、スタートアップ支援
・新規事業創出支援
・監査業務
・各種コンサル
経営改善・企業再生コンサルティング
内部統制構築支援
資本政策コンサルティング
など・・・
会社を設立された経緯や課題、展望などをお聞きした上で、事業者ごとに適切なサポートをしています。全国に顧客を持つため、基本的に会議はオンラインで行っていますが、四半期に一度のペースで現地に足を運び、事業者と対話するということも大切にしています。
なぜやるのか
「飛騨圏域の小さな事業者を新しい仕組みで後押ししたい」
僕は、この飛騨高山の地で育ち、32歳の時にUターンして地元金融機関に入りました。そこで地域の事業者支援や地域通貨サービスの立ち上げなどを経験する中で最も強く感じたのは、「地域に根付くからこそ、事業者に寄り添ったサービスができる」ということです。
前職では、地元事業者に心を砕いて働いてきました。しかし、事業者が抱える切実な悩みや課題を知る中で「自分なりの方法で、さらに事業者を後押ししたい」という想いが芽生えました。
「飛騨県域にはない、自分の資格や経験を生かした『税務』『会計』『金融』をワンストップで支援できる会計事務所をつくろう」
「どんなに小さな事業者、非営利の組織であっても、資金面での不安に負けずにどんどん挑戦していける環境を作っていこう」
この想いをきっかけに、金融機関から独立し、会計事務所の「グラスルーツアカウンティングファーム」、そして金融やまちづくりに関するコンサルティング業務を行う「株式会社リトルパーク」を立ち上げました。
私たちがこの二つのサービスを通して目指すのは、持続的かつ、成長可能性のある「地に足がついた事業運営」です。植物の成長で例えるならば、グラスルーツアカウンティングファームは「土」で、リトルパークはまいた種を育てる「水」です。事業者の「土(成長のために伴走支援や資金供給)」を育て、「水(事業計画)」を与えることによって、まいた種を大きく成長させていくことが、私たちの役割だと思っています。
どうやっているのか
グラスルーツアカウンティングファーム 法力絵美子さん
私は前職の金融機関で古里さんと一緒にお仕事をさせていただき、独立のタイミングで主に総務・税理事務の担当として入社しました。大きな組織とは違って任される範囲も広く、時に戸惑うことも多々あります。代表も忙しくて事務所にいられないこともあって、どうしようってなることも(笑)。
でも、古里さんの事業者さんに対する想いや姿勢に共感していますし、何より社員の生活を第一に考えてくれるので、子どもの体調不良や学校行事などを優先して働くことができとてもありがたいです。私自身も飛騨高山出身なので、やはり地域に元気な事業者さんが増えて地元が活性化していくことに携われるのはとてもやりがいがあると感じています。
グラスルーツアカウンティングファーム 西口友子さん
私は海外で働いていた時に、日本の税務や会計の知識がとても海外で役立つことを実感し、もっとしっかりと身につけたいと思い古里さんの元で経験を積ませていただいています。
今は事務所の人数も少なく私自身も経験が浅いのでできることは限られていますが、今回の採用で会社の体制も強化されれば、より多くの事業者さんの支援にチャレンジしていけると思っています。いつか海外でこの経験と知識を活かして海外企業の財務基盤の強化や新規事業立ち上げを担っていきたいと思っています。