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患者さんに寄り添い「人の変化」をサポートする仕事。健康アドバイザーだからこそ得られるやりがいとは

私たちは2007年より16年間にわたって慢性病を撲滅したいと活動をしてきました。

現在、登録者数は8万人におよび、私たちが提唱する内臓トレーニングによる症状の改善、食事や生活の指導、病気や生活上の悩みに対するカウンセリングなど、毎月約1,700件の相談に対応しています。

医師と連携しながら、定期的に勉強会を開催して健康アドバイザー制度を確立し、スタッフ育成に力を入れています。またSNSや動画による健康情報の配信など、さまざまな広報活動にも取り組んでいます!

今回は、健康アドバイザー(トレーナー)の鈴木さんにインタビューを実施。仕事のやりがいや、今後の目標などを語ってもらいました。

【プロフィール】

鈴木 典子(すずき のりこ):2014年4月、トレーナーとして都に新卒入社。現在は主に腎臓病に悩む患者さん向けの健康アドバイザー業務に従事しながら、Web関連の業務や動画制作などにも携わっている。

オリジナリティの高い仕事ができることに魅力を感じ、入社を決意

――鈴木さんは新卒で株式会社都に入社されています。なぜ都への入社を決めたのですか?

私は、友人に静岡市で働こうと誘われ、静岡市内の企業に絞って就職活動を行っていました。また学生時代にスポーツを行っていた経験から、都が掲げる「自然治癒力」という言葉に興味を惹かれ、応募を決めました。

入社当時は医療分野の知識も少なく、トレーナーの仕事に不安もありましたが、人とは少し異なる、新しい領域の仕事にチャレンジできるという期待感の方が大きく、入社の決め手となりました。


――仕事内容について教えてください。

大きく2つあります。

1つ目が、内臓トレーニングを体験される方へのアドバイザー業務です。内臓トレーニングとはどんな健康法なのかご理解いただけるよう、体験を交えながら対応しています。また、患者さんのカウンセリングに基づいて、血液検査表の見方や正しい歩き方、食事のアドバイスなど行いお悩みを解消していただけるようなアドバイスを心がけています。

2つ目が、各地で行うセミナーの運営および参加者への対応です。月に1回のペースで全国の主要都市へ出向き「健康セミナー」を開催しています。私は司会や会場設営を担当しています。セミナー終了後には、個別相談にも対応します。また、コロナの影響で対面での接触が難しくなったこともあり、2021年よりオンラインセミナーを開催しています。聴講者からの電話対応やメールで送られてきたアンケートの返信、電話でのアドバイスなど、責任ある業務が増えてきたように感じています。


――現在担当している「健康アドバイザーの業務」の具体的な流れについて、詳しく教えていただけますか?

まず最初は、インターネットをご覧いただいた方から内臓トレーニングについてのお問合せに対応します。初めてお問い合わせされた方には、お身体の様子やお悩みの点など伺い、内臓トレーニングや腎臓病について顧問医師が監修したDVDや資料をお送りしています。その後、資料をご覧になった方から「クリニックや健康教室の予約」や「セミナーの申込受付」「内臓トレーニングについての質問」など様々な方法で内臓トレーニングをご理解いただいています。

内臓トレーニングを始められる方は、ご自宅で機械を使ってトレーニングを進めていただきます。病気の経過は血液検査の結果に現れますので、都度、血液検査表を送っていただき、その結果をもとに健康アドバイザーが患者さんの状況やトレーニングの効果を検証、静岡トレーニングクリニックの廣岡院長先生の助言を仰ながらアドバイスをお送りしています。


――トレーナーとしてのスキルはどのように磨いてきたのですか?

入社後は専門知識に関する研修と、現場での実習(OJT、OFF-JT)を組み合わせながら、実務を通してスキルを習得しました。先輩アドバイザーの方々も一から丁寧に指導してくれて、わからないことがあれば何でも聞ける状況でした。


患者さんの「変化」を感じる瞬間が一番のやりがい

――これまでの経験のなかで、大変だったことや苦労したことは?

患者さんの多様な価値観に対応するのが難しかったです。特に当社のトレーニングを受けられる患者さんは60代以上の方が多く、私が若いことから、話を聞いていただけないこともあり、悔しい思いをすることもありました。

そのような経験も踏まえて、自分1人で対応するのが難しいと感じた際は、無理をせず他の方の協力を仰ぐようにしています。


――年齢や価値観が異なる患者さんとコミュニケーションを図るうえで、どのようなことに気を付けていますか?

私たちトレーナーには、患者さんに対して伝えるべきことをしっかりと伝える責任があります。ですから、患者さんに聞く耳をもっていただける状態を作ること、そのうえで的確なアドバイスを行うことを意識しています。

なるべく雑談を行いながら、共感の姿勢を示すように努めています。患者さんは全国各地からいらっしゃいますので、各地域の話や、職業の話をきっかけにアイスブレイクを行うなどです。


――鈴木さんが考えるトレーナーの仕事の魅力ややりがいは?

全国各地のさまざまな地域、職業の方々と接する機会があることです。なかには大企業の経営者の方や役人の方がいらっしゃることもあり、普段お話できないような方々とフラットな関係でコミュニケーションを取れる点が魅力です。

また以前は、脳神経系の疾患をもつ患者さんのサポートを担当していたのですが、車椅子で来た方が歩いて帰れるようになった瞬間はとても嬉しかったですね。たった半日間でも、患者さんの長年の悩みが解消されたり、活力が湧いたりといった「人の変化」を間近で見られたときに、特にやりがいを感じます。


――株式会社都のトレーナー職だからこそ身に付けられるスキルを教えてください。

「物事の本質を見抜く力」です。仕事を通じて、患者さんが伝えたいことや、本当に困っていらっしゃることを引き出すことの大切さに気付きました。同時に、自分が知りたい答えを導くための「質問力」も高めることができたと思います。それぞれの患者さんのタイプに応じてコミュニケーションを取る力が鍛えられました。


動画ツールの制作業務などIT化の取り組みにも貢献

――現在はWeb関連の業務にも取り組んでいると伺いました。

はい、会社全体としてIT化を推進しているなかで、私はホームページ上でのセミナー報告や、動画サイトの更新などを担当しています。現在当社では特に動画制作に力を入れていて、患者さんの悩みに共通する要素を分析し、動画で配信する仕組みを強化しています。

これまでは機械を購入していただいた方に1年間のサポートとしてアドバイスをお送りしていましたが、たとえば血液検査表の見方を動画にすることなどで、患者さんの自己管理力を高められるような取り組みを進めていく予定です。ご高齢の患者さんが多いため、なるべく使いやすく、わかりやすいツールにしていくことが目標です。


――株式会社都の社風や風土について教えてください。

望月代表が掲げている「社会貢献」という考え方やビジョンが、しっかりと現場にも浸透していると感じます。健康教室やクリニックには、介護や治療を必要とする人々が訪れます。スタッフが患者さんへお伝えするのは、自身の身体を医療に委ねるのではなく、自分で病気を管理できる方法を学ぶことが大切だと言うことです。

今の保険制度は、少子高齢化が進み崩壊しつつあります。その中でも治療費が一番掛かっているのは腎臓病なので、患者さん自ら病気の改善方法を学でいただくことで、医療費削減に貢献しようと活動を続けています。


――今後、どのような人と一緒に働きたいですか?

ハキハキしていて、素直な方と一緒に働きたいです。また、自分のやるべき事柄に対して、責任感をもって取り組める人が活躍できる職場だと思います。

当社では、さまざまなバックグラウンドの方が活躍しています。具体的な目標がある方もいらっしゃれば、好奇心が強い方、また働き方や雇用の面でメリットを感じて入社される方もいます。そうした意味では、どのようなモチベーションで入社した方でも輝ける組織だと思っています。

仕事が慣れないうちは不安を感じるかもしれませんが、経験を重ねていくうちに、きちんとスキルを高められる環境が当社にはあります。私たちもしっかりサポートさせていただきますので、ぜひ一緒に頑張りましょう!

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