2020年1月25日(土) 東京都千代田区神田にて、『起業の始め方・法人設立の仕方セミナー』を開催いたしました。
本セミナーでは、起業の支援と知的財産の認知を目的とし、起業を予定されている方に向けて、法人設立の手順や、起業の際に知っておきたい知的財産などについて、わかりやすさを重視し講演をいたしました。
起業を予定している方は、いざ起業しようと思うと何が必要でどのような手順で進めればいいのか、悩まれる方は多いと思います。そのため、起業をするまでに準備をすることや、起業までの手順・費用などについて、実際に必要なことを順序立てて、わかりやすいようにご説明しました。
本セミナーにご参加の方は、現在お勤めの方やフリーランスの方など様々ですが、起業を考える際、フリーランスと法人の違いを知ることは大切です。また、法人にはどのような種類があり、有限責任と無限責任があるなど、それぞれの違いやリスクを理解する必要があります。
また、法人設立の際には、会社の規則を記載する定款の作成や公証役場、法務局での手続きであったり、法人設立後は、税務署や年金事務所など様々な役所への手続きや、書類の作成が必要となります。初めての起業の場合、それらの手順や費用がわかりづらく悩まれることがありますので、それら手続きなどについてわかりやすくご紹介をしました。
なお、起業を予定されている方は、副業や週末起業など、起業以外でもやりたいことを実現できる選択肢はあります。起業する際は、様々な選択肢を検討の上、フリーランスや法人としての起業を選ばれるといいと思います。
知的財産の観点からみると、起業前に会社名の商標確認をされていない方が多いのが現状です。ただ、会社名を商標権として先に他人に権利を取得されていた場合、商標的な使用ができなくなってしまいます。会社名の変更が必要となった場合は、商号の変更のため定款変更が必要となり、手続き費用も掛かります。そのようなことが起こらないよう、商標の確認方法などについてご紹介をいたしました。起業される際は、会社名の商標確認をされた上で会社名を決定することをお勧めします。
最後に、本セミナーが起業へのきっかけや相談のできる場となり、知的財産の認識も高まることで、リスクヘッジのできた起業の支援に繋がりますと幸いです。
起業家やスタートアップの支援および知的財産を身近にするために、今後も活動していきます。