なにをやっているのか
★ただのビール会社じゃない。新しいカルチャーをつくる会社だ。
2018年10月27日、東京お台場。
ここは、ヤッホーブルーイング主催のイベント「よなよなエールの超宴」の会場。
5000人もの人たちが、その瞬間を待っていた。
その手には「よなよなエール」の缶。
プルタブを開ける小さな音も、グラスにビールを注ぐ音も、5000人が一斉に行えば、音量は想像以上に大きい。
『プシュッ!…トクトク…!』
「みなさんいいですか! かんぱーい!!」
ステージの声に合わせて、5000個のグラスが揺れる。今日会ったばかりの人たちが楽しそうに乾杯している…
集まったこの人々のエネルギーは、ただビールを飲んで楽しむだけでなく、新たなカルチャーが生まれる場になるかもしれない。
私たちが、心からそう感じた瞬間だった。
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「よなよなエール」「インドの青鬼」「水曜日のネコ」といった、 個性的で高品質なクラフトビールをつくり、全国のスーパーやコンビニ、ECで販売することはもちろん毎回数千人の熱狂的ファンが集めるイベント「よなよなエールの超宴」の開催、 都内8店舗に広がる、公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」の展開*、 YouTubeで 170万回以上再生された動画「チームビールディング」の企画制作など、 ビールづくりから、ビールを通じて顧客を楽しませるサービスづくりまで手がけるのが ヤッホーブルーイングの事業です。
「クラフトビールの革命的リーダー企業」として、 業界にイノベーションを起こし、ビールファンを楽しませ、さらには、「クラフトビールを楽しむ」という新しい文化を、日本につくることが私たちの目標です。
【事業内容】
・クラフトビールの製造・販売
・ECサイトの運営
・クラフトビールを楽しむためのあらゆるサービスの開発
*YONA YONA BEER WORKSは(株)ワンダーテーブルとの共同事業です。
なぜやるのか
★「ビールに味を!人生に幸せを!」~ビールは人をしあわせにする。
「画一的な味しかなかった日本のビール市場にバラエティを提供し新たなビール文化を創出する。そしてビールファンにささやかな幸せをお届けする」。
これが、私たちヤッホーブルーイングのミッションです。
これまでにないビールの味わいを体験して、新たな生活の楽しみを見つけた方がいます。
ヤッホーブルーイングのビールを通じて、かけがえのない仲間を見つけた方がいます。
「よなよなエール」を飲んでいる瞬間は、本当の自分に戻り、明日も頑張ろうという気持ちになるという人もいます。
生涯の伴侶と知り合うきっかけになった人もいます。
クラフトビールでお客様の幸せをつないでいけば、 最終的には、世界平和を目指せるはず、と本気で思っています。
★クラフトビールの新たな文化が立ち上がる瞬間にいる
そもそも、ヤッホーブルーイング設立のきっかけは、 創業者が1980年代にアメリカのクラフトビール文化を体験したことがきっかけでした。
これまでに飲んだことのない個性的な味わいに衝撃を受け、 いつか日本でもクラフトビールを広めたいという夢を抱き続け、 ついにヤッホーブルーイングを設立しました。
一方、アメリカのクラフトビールビジネスは、 加速度的に成長を遂げ、いまや全米シェア20%を伺う勢い。
ここ日本においても、ビール市場全体の縮小をもかかわらず、 クラフトビールは成長を続けています。
私たちは、従来のビール会社ではできなかった革新的なやり方で市場をけん引し、 日本にクラフトビールの文化を根付かせていきます。
どうやっているのか
★キーワード① 革新的行動・顔が見える・個性的な味
お客様に支持され、業界でユニークな存在であり続けるために3つの「価値観=ヤッホーバリュー」を、私たちは定義しています。
革新的行動:従来の常識にとらわれず、他社がやらないような発想・方法を選ぶこと。これが、「水曜日のネコ」「僕ビール、君ビール。」といったユニークな製品開発や、「超宴」に代表される熱狂ファンマーケティングの源になっています。
顔が見える:ヤッホーブルーイングのWEBサイトを見たり、イベントに参加したりすると、社員が直接、顧客と濃密なコミュニケーションをとっているのがわかると思います。これも、ファンにビールへのこだわりとユニークなキャラクターを伝え、親近感を醸成し、熱狂へ導く仕掛けの一つです。
個性的な味:みんながそこそこ好きなものよりも、100人に一人か二人が熱狂的に好きになってくれるものを。「よなよなエール」「インドの青鬼」といった定番ビールも、毎年複数開発する新しいビールも、この考えのもとで、個性的な味わいを追求しています。
★キーワード② フラットな組織で切磋琢磨し、チームで実行
ヤッホーブルーイングは、役職が「社長」「ユニット・ディレクター」「プレイヤー」の3つしか存在しない究極のフラット組織。すべての社員がフラットに、納得いくまで議論し、物事を進めていきます。さらに、部署をマネジメントする「ユニットディレクター」はすべて立候補制。年功序列もありませんし、上司・部下という概念も存在しません。だからこそ、大事になるのはチーム。パフォーマンスの高いチームを構築するために、「チームビルディング」に力を入れています。
「チーム」で動くからこそ、ユニークな事業活動を次々と実行できるといえるかもしれません。