片石 光's Wantedly Profile
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■ 株式会社オリゾ 代表取締役「片石 光」
■ 株式会社オリゾ Technical division SNS Team「野呂辰樹」
野呂:今日は「オリゾとはどんな会社」というテーマで社長&社員による対談ということで、僕が社員を代表して片石さんと語り尽くす機会を頂きました。改めて本日はよろしくお願いいたします。
片石:なかなかこういう機会じゃないとこういうこと話すことなんてないもんね。こちらこそよろしくね。
野呂:はい!この記事を読んでいただければ「オリゾの雰囲気や企業文化」がわかる、そんな記事にしたいと思うのでどんどん質問していきたいと思います!
野呂:社長から見て、ずばりオリゾとはどんな会社でしょうか?
片石:一言で言うなら「ワンピース」みたいな会社ですかね。各分野のスペシャリストが集まり、それぞれの足りない部分を補い合いながら、目指すべきゴールにみんなで向かっている。そんな感じですかね。
野呂:そんなオリゾを特徴づける文化や風土は何でしょうか?
片石:仕事に関しては圧倒的な顧客ファースト思考です。既存顧客を現状まで伸ばしてきた背景には、そういった顧客への想いがベースにあります。会社の風土については、ノリが良くて賑やかな会社ってイメージですね。
野呂:僕も会社の風土については「風通しがいいな」というのは今も感じてるところですね。むしろ風通しの良さを超えて、個性がめちゃくちゃ出せる環境だとも思うんですけど、こういう環境づくりに何か秘訣があったりするんですか?
片石:個性は十人十色あって良いと思っているので、そこに対して変に抑制していないというのがありますね。そのせいなのか「個性派揃いの会社ですね」と他社さんからも言われます(笑)
野呂:なるほど(笑)個性は尊重するとして「こんな社員に育ってほしい」みたいな想いはあったりしますか?
片石:うちはベンチャーなので、大企業に比べると1人1人の存在がすごく重要なんですよ。そういった意味で型にとらわれず、主体性を持って積極的にチャレンジをして欲しいという気持ちはありますね。ただ、“何事も楽しんで取り組む”みたいな部分は常に忘れないでもらいたいなとは思いますね。
野呂:広告界隈だと「成果主義」や「実力主義」みたいな会社が一般的に多いわけじゃないですか。うちはそういったイメージが薄いんですけど、社長から見てどう思いますか?
片石:野呂くんの言うように、メンバー間で業績を競い合っているようなガツガツした会社では無いですね。どちらかと言うと、良い結果を出すために協調性を持ってお互い支え合う。チームで結果を出しにいこうという考え方の会社ですかね。
野呂:そうですよね。そこも社内がギスギスしていない理由の1つなのかなと思っています。
野呂:社員育成に対する想いだったり、気をつけてることは何かありますか?
片石:やはり主体性を大事にしています。こちらが無理矢理やらせて成長させるのではなく、その人自身が能動的に成長に向かうように心掛けています。具体的にはコミットするものを決め、そこに対して自分で考え、自由度高く仕事に取り組んでもらうことが多いですかね。
野呂:僕も実際に挑戦の機会を経験したのでその意図はよく理解できます。それこそ最初はわからないことだらけだったんですけど、上司やメンバーに相談することで人間関係も築けましたし、指示通りに作業をするだけでは絶対に得られない経験もありましたからね。
片石:現役メンバーも面倒見の良い人ばかりですからね。未経験で入社される方もいますけど、しっかり現役メンバーがサポートして、切磋琢磨しながらやってくれる。そういった環境は社長としても嬉しいですね。
野呂:現状を踏まえて、社員の成長具合についてはどう感じていますか?
片石:成長が早い人もいれば、もう少し追い込んでほしい人もいるのが正直なところですかね。
野呂:なるほど、ちなみに前々から気になっていたんですが、入社した人のための教育制度みたいなのは会社の仕組みとしてあるんですか?
片石:そこは1つ会社の課題で、新人研修のような教育制度はまだ設けられていないんですよ。これまで中途採用が主なところだったことも関係していて、現状だとOJTがメインになりますね。ただ25卒から新卒採用を開始することが決まってはいるので、教育制度周りは本格的にテコ入れしようとは思っています。
野呂:新人研修が整うとかなり充実した会社になると思いますね。確かに現状で教育制度は無いにしても、教育に関する取り組み自体は会社として結構やってますよね?
片石:福利厚生の一環として費用負担は結構しますね。例えば「私、動画を作れるようになりたいんです」という要望に対して、数十万円する外部の動画制作セミナーを受けてもらったり、スキルアップに繋がるような書籍の購入も全て会社負担でやっています。そういう自発的なスキルアップの要望については、会社としても力入れてサポートしている部分ですね。
野呂:ここまで手厚いサポートをしてくれる会社もなかなか無いと思いますけどね。福利厚生が出てきたので余談ですけど、福利厚生に「蒙古タンメン中本」のラーメン食べ放題があるじゃないですか。アレ、めちゃくちゃ活用させていただいています。先週は週5で通って店員さんに「また来週」と言われました(笑)
片石:活用してもらえて何よりだけど、多少健康にも配慮して欲しいけどね(笑)
野呂:テーマに戻りまして...。オリゾはどんな評価基準を設けているのでしょうか?
片石:評価基準に関しては、今期から人事評価制度を刷新しました。もともと中途採用がメインというところで前職の給料をベースにしていた部分があったんですよ。ただ、結果を出した人に相応の対価を支払いたいし、会社が目指しているベクトルに合わせて動ける人が上の立場になる構図が望ましい。というところで今の評価制度になっていますね。
野呂:評価制度として透明性が増した感じですね。ちなみに昇格する人に共通点はあったりするんですか?
片石:やはり主体性を持って自走してくれて、かつ結果にちゃんとコミットする人ですよね。
野呂:早い人でどのくらいで昇格するんですか?
片石:入社して1年でマネージャーになった人は実際にいますね。
野呂:なるほど、具体的に評価はどのように行っているんですか?
片石:各グレード毎に段階が設けられていて、その段階ごとに役割項目が設定されています。その役割をちゃんと全うしているか、目標に対してもコミットしているか、などが評価点として採点されて役員会議で最終評価を下すみたいな感じですね。
野呂:折角なので、評価に対する報酬面についても教えてもらえないですか?
片石:固定給はグレード毎に上下するといったごく普通の給与制度。それに加えて賞与がある感じですね。うちは賞与の比率が大きくて、昨年の実績だと年間で平均5. 2ヶ月分出させていただきました。
野呂:賞与だけで年収の約半分もらえるわけじゃないですか。これって異常なことだと思うんですけど、何でそこまで社員に還元してるんですか?
片石:それで言うと「儲かった分はみんなで山分けしようぜ」という気持ちが強いからですかね。もちろん社内留保もちゃんとしながらではありますけど。
野呂:でも、ありがたい話です。おかげさまで車購入の資金が大分貯まってきました。
野呂:オリゾの今後について何か考えていることはありますか?
片石:今関わっているクライアント・社員・その関係者のみんながすごく幸せになって欲しいという想いがベースにあって、それを実現するためにも会社として影響力や経済力を一定数持てるようにしなければならない。そこを考えると、やっぱり5年以内にIPOというのが直近の目標ですね。
野呂:会社のパーパスに「世の中を輝かせる」とあるじゃないですか。今どのくらい輝かせられてると思いますか?
片石:最終的なゴールとして「世の中全体を輝かせたい」とは思っていますけど、現状の規模感だとそこまではやっぱりまだ難しい。なので、我々の近い存在を輝かせること。社員、社員の家族、クライアント、そこの顧客。そういった人たちが輝き始めたかなって感じですね。
野呂:ちなみに今後もデジタルマーケティング分野で会社を推し進めようとしている感じですか?
片石:当面はデジタルマーケテイングを取り扱っていくつもりではありますけど、実はそこに固執しているわけではないんですよね。
というのも、自分の本来やりたいこととして「影響力を持って社会貢献に繋がるようなサービス事業をやっていきたい」というのが根幹にあるんですよね。それがどんな形なのかは定かではないですけど、今はデジタルマーケティングで会社の影響力や経済力を成長させているフェーズという感じですね。
野呂:最後に、オリゾはどんな人物を求めているんでしょうか?
片石:やっぱり主体性を持って、積極的に課題解決をしてくれる人が一番望ましいですかね。あと、うちはまだまだベンチャーなので「俺が会社をデカくしてやる」みたいな、ハングリー精神旺盛の人間が入ってくれると、会社としても刺激になって面白いと思いますね。
逆に現場視点から、こういう人が欲しいというのはある?
野呂:先ほど協調性を持って課題解決をする人が多いと仰っていたと思いますけど、もう少しライバルみたいな存在が居てもいいのかなと思っています。ライバルがいることによって自身の成長も加速しますし、本当の意味で切磋琢磨する関係性にも繋がると思うんですよね。
もちろん競争心むき出しのギスギスした関係性は良くないと思いますけど、お互いを高め合える存在というのはもっと欲しいかなと思いますね。
片石:そうね。決して今の会社スタイルが正解ではないからね。さっきも言ったように「会社を変えてやろう」「もっといい方向に持っていってやろう」みたいな、先導タイプの人間が入ることで感化される人も出てくるだろうから、色んな人を迎え入れて模索していきたいですね。
野呂:逆にNGな人物像はあったりしますか?
片石:人をよく言わない人。悪口を言う人。そういうネガティブ思考な人とはあまり一緒に仕事をしたくないですね。先ほどと同様で、ネガティブな声というのも組織に影響するものなんですよ。
仮にそういった人に部下が付けば、その部下にも良くない思考が根付いてしまう。それはその人自身にとってもプラスにならないし、会社にとっても良くない。私がみんなに「何事も楽しんで欲しい」と思っているように、組織もポジティブな存在であり続けたいという気持ちはありますね。
野呂:それで言うと、僕の座右の銘は「私は最強」なんですよ。これまでずっとそれを掲げてきて、本当にポジティブシンキングの塊というか。実際、どんなことでも楽しもうという気概は大事ですね。例えば、嫌な仕事があったとして、逆にどうすれば楽しめるか考えながら取り組むと意外と楽しめたりするんですよね。
もちろんネガティブシンキングの人の意見も重要かとは思うんですけど、それが毎回毎回だとやりづらさの方が前に出ちゃいますからね。そういう意味でも、なるべく一緒に盛り上げてくれるような人が僕もいいなと思います。