営業の現場で数々の成果を残し、現在も第一線で活躍する池本。彼がどのようなキャリアを歩み、スタートアップの成長を支える役割を担うようになったのか。その想いを深掘りするべく、インタビューしてみました。
<プロフィール>
池本 友馬(いけもと ゆうま)
新卒でリクルートに入社し、営業・営業企画に従事。中堅から大手企業を担当し、全国1位の営業成績を収める。リクルート卒業後はソーシャルベンチャー企業において営業責任者をつとめ、営業戦略の変更を実施し、半年で売上2倍へと成長させた。現在は株式会社セールスのタクミで、BPO事業部兼人事部責任者を務める。
目次
自身のスキルで多くの企業をサポートし価値を広めたい
経験を強みに変え、環境を整える醍醐味
キャリアと視野を広げる「総合格闘技型」の環境
一緒に働きたいのは「目標を持ち愚直に行動できる人」
セールスの知見を活かし、企業の成長を実感できる環境へ
株式会社セールスのタクミでは一緒に働く仲間を募集しています!
自身のスキルで多くの企業をサポートし価値を広めたい
──早速ですが、池本さんの経歴を教えてもらえますか。
私は1991年生まれで、新卒で社会に出たのは2015年なのですが、実は就職活動に一度失敗しまして。1年ほど就職浪人を経験しています。
もともとはメディア系に進むつもりでしたが叶わず、2年目のチャレンジでご縁があったのがリクルートです。入社するとすぐ、現在でいう「Indeed」などの求人広告事業に配属されました。中堅大手くらいの企業を担当する法人営業として、4年間ほど携わります。
リクルートでの後半3年間は、営業企画として「Airペイ」や「Airレジ」などのAir系サービスを市場に展開する仕事をしていました。その後、2022年1月末をもってリクルートを卒業します。
2022年2月からは、株式会社コークッキングという会社に入社しました。そこでは「フードロスを解決する」というミッションのもと、「TABETE」というサービスを展開しています。私は営業責任者としてジョインし、戦略を立案しつつ自らも営業として、2年半ほど携わりました。
今年2024年10月からは株式会社セールスのタクミで、営業責任者および採用責任者としての活動をスタートしています。
──詳しいご説明、ありがとうございます。セールスのタクミには、どんな経緯で入社されたのでしょうか。
もともとは、代表のX(旧Twitter)を見たことがきっかけです。
1年くらい前、たまたまXを眺めていた時に、営業のナレッジや知見について発信されている投稿を見つけたんです。それがセールスのタクミの代表で「すごく勉強になるな」と感じると同時に、営業のキャリアを積んできた自分としても共感できる部分が多かったんですよ。この会社の存在も、そこで初めて知りました。
その後、X上で代表とのやり取りが始まって直接お会いする機会にも恵まれ、そこで会社の事業内容やビジョンについて、より具体的にお話を伺えたんです。
正直に言うと、その時点では特に転職する気はなかったんですよ。
ただ、一度ベンチャーに転職する経験を持つと、転職そのものが「当たり前の選択肢」という感覚になるんですよね。自分が共感できるものや新しい挑戦を見つけた時に、自然とそれが人生の選択肢に入るようになるんです。一方で、当時の仕事を続けていく気持ちもありました。
それでも、代表とのやり取りを重ねる中で、「この事業、面白そうだな」という思いが強くなってしまって。私は人生のテーマとして「選択肢を豊富に持つこと」が重要だと考えていて、それがより豊かな人生につながると信じているんです。
セールスのタクミの事業内容やビジョンに触れる中で、この会社が自分にとって新しい選択肢を増やすきっかけになると感じました。そして、微力ながら一緒に取り組みたいという思いが強くなったのが、転職を決めた理由です。
──そんな経緯があったんですね。入社前の会社のイメージってどんな感じだったんですか。
入社前は「自分のスキルを用いて多くの企業をサポートし、世の中に広めていくような仕事をしていくんだろうな」という印象でしたね。いろいろな企業と関わり合いながら、それぞれが持つ魅力や価値を最大化していく、そんな環境に身を置くのは面白そうだなと思いました。
──そこから実際に入社されて、感じたギャップはありましたか。
まだ入って2ヶ月ですが、日々変わる事象に柔軟に対応していくべきことを、改めて実感していますね。我々の事業は「スタートアップの支援」なんですが、実は自社自体もまだまだスタートアップそのもの。
営業力に関しては確かなノウハウがあって、そこはこの会社の強みです。ただ、組織としてはまだ整いきれていない部分も多い。今はその未整備な部分を1つ1つ形にした上で、つなぎ合わせていく作業をしています。試行錯誤の連続で大変だなと思うことはありますが、仕事はとても面白いですよ。
経験を強みに変え、環境を整える醍醐味
──現在、会社において、池本さんはどんな役割を担っておられるのでしょうか。
大きく分けて2つの役割がメインですね。
まず1つ目は、契約先となるスタートアップ企業様への営業支援です。
具体的には、営業の一部を代行したり、営業に関する業務の依頼を受けたりといった形で、営業活動全般をサポートしています。その責任者として企業様と向き合いながら、成果を出すための活動に携わっていますね。急成長の中であっても、どんなお客さまへも感動クオリティで向き合っていくために、フロー整備や顧客のデリバリーの型化などにも取り組んでいます。
2つ目は、採用の責任者としての役割です。
先ほどもお伝えした通り、現在、当社は業務委託含め30名規模の組織ですが、代表の発信力や事業の広がりもあって「うちも支援してほしい」とお問い合わせをいただく機会は増えているんですよ。今はまさに、事業の成長に合わせて社員を増やすフェーズで、採用活動全般をリードしています。
──日々奔走されるお姿が目に浮かびます。業務の割合としては、どちらの方が多いのでしょうか。
時間配分としては、4割が営業の責任者としての業務、5割が採用関連の業務、そして残りの1割がその他の雑務や会社の仕組みづくり、といったところですね。
もちろん、いろいろな方の知見をお借りしながら、また前職での経験も活かしつつ、試行錯誤しながらやっている状態です。挑戦の連続で、とても面白く取り組ませてもらっています。
──時間配分というお話がありましたが、池本さんの1日の仕事の流れを教えていただけますか。
朝は大体、8時半くらいに稼働を開始します。当社はテレワークが基本なので、自宅からすぐに仕事を始められるんですよ。そこは非常に働きやすい部分だと思っています。
まず朝は、採用業務に関連する作業からスタートします。採用ページの編集や応募者の対応がメインですね。これまで面接のフローが整っていませんでしたので、応募者の管理方法や面接記録の残し方など、裏方の仕組みづくりもやります。
日中は、営業活動に時間を割きます。いくつかの商談をこなししっかりと記録を残していきます。
合間には、採用面接にも対応しつつ、夕方以降、夜の時間帯になると、会社にとってプラスになるような活動をします。例えば、Xでの情報発信などですね。
あとは、時間をつくって、勉強や他企業の情報収集、そして2週間に1回の頻度で、会社のメンバーと1on1ミーティングもやっていますね。
──1on1ミーティングをされてみて、メンバーはどんな方が多い印象ですか。
セールスのタクミのメンバーは、非常に愚直で真面目に仕事に取り組む方が多い印象です。
やはり営業がメインなので、それぞれが担当する目標やクライアントのプロダクト、またその企業の業績をどう伸ばしていくかに真摯に向き合っていると感じています。
──入社後2ヶ月が経過した段階ですが、どんな仕事にやりがいを感じますか。
今は「整えていく」という作業にやりがいを感じています。例えば、社内のフローを構築したり、採用ページを作ったりといった業務ですね。少しずつ形にしていくことで「役に立っているな」と実感できるのが嬉しいです。
実は、この会社に入って気づいたことがあって。「弱み」って、実は自分が勝手にそう思っているだけなんですよ。僕自身、営業の知見を活かすことには自信があったものの、フローを整備したり、採用ページを作ったりするような仕事は向いていないと思っていたんです。
でも実際にやってみると、前職で試行錯誤してきた経験が活きたんです。弱みだと思っていたことも、経験を別の形でアウトプットすれば強みになるのを実感しました。
そうした成果に対して、代表やメンバーから「ありがとう」と言ってもらえることも、やっぱり嬉しいですね。「好きだからやっている」というよりは「やらなきゃいけないから知見を活かしている」という感覚だったのですが、それでも感謝されるとやりがいを感じますし、達成感もあります。
社内では私が一番年上ということもあって、「それなりに経験を積めているんだな」と改めて感じています。それを社内で活用することで、喜んでもらえるのは嬉しい限りです。
さらにこれからは、クライアントとの関係性を深めていく中で、もっと自分の経験を活かして力になれたらいいなと思っています。
キャリアと視野を広げる「総合格闘技型」の環境
──セールスのタクミは、営業コンサルティングを主軸としていますが、他社と明らかに違うと感じる部分はどんなところでしょうか。
一般的な営業代行やコンサルティングと比べると、セールスのタクミはかなり様子が異なりますね。通常、営業といえば「商談して契約を取る」ことにフォーカスするのが一般的ですよね。でも、私たちはそのセールス枠を超えているんですよ。
というのも、私たちが支援するクライアントはスタートアップ企業で、規模的にも社員が社長1人、もしくは社長ともう1人のメンバーという小規模なところから、多くても10人程度です。すると、営業だけではなく、営業戦略の立案、マーケティング、事業開発、さらにはその後のカスタマーサクセスまで、トータルでの支援が必要になります。
まさに総合格闘技ですよ。私はリクルート時代の経験を活かせていますが、大手企業では「営業は営業だけ」と業務範囲が明確に区切られることが多い。しかし、セールスのタクミでは、それだけで終わらず、クライアントのあらゆるフェーズに関われます。
ただ単に「商談をして受注を取るだけ」で終わるのではなく、その先のクライアントの成長や未来に深く関われるのが、うちの会社の一番の違いであり、魅力だとも感じています。
──セールスのタクミに入社すると、視野がとても広がりそうですね。
間違いなく、視野は大きく変わってくると思います。
例えば、フィールドセールスとインサイドセールスは連携が必要です。その中で、インサイドセールスとして業務を受けた経験を活かして「どうやって受けたら嬉しいか」あるいは「どうパスしたらフィールドセールスが助かるか」を考えながら、企業様にフローを提案することもありますから。
本当に、今までのキャリアで得たセールスの知識や経験をクライアント企業に提供するだけで、大きな価値が生まれるんです。クライアントの成長に直結する実感を得られるのは、大きなモチベーションになるとも思いますよ。
また、インサイドセールスの経験しかない方でも、うちの会社でそのキャリアをさらに広げられます。これまでの枠を超えた幅広い分野に触れることで、全体像を把握できるようになるからです。事業全体の繋がりを理解すれば、次のキャリアステップに繋げられますし。
うちの代表を含めて、セールスに関するすべての分野を言語化し、ナレッジを提供しています。なので、どのセールス領域であっても体系的に学べる環境です。
大手企業だと、1つの業務を半年や1年単位で継続することが多く、飽きやモヤモヤが生じることもあるかもしれません。しかし、セールスのタクミは「総合格闘技」なので、幅広いスキルを身につけたい方にとっては非常に魅力的な環境だと思います。
もちろん、特定の分野に特化したい、例えば「インサイドセールスのプロを目指したい」という人には少し違うかもしれませんが、全てを網羅して学べるのが当社の強みですね。
一緒に働きたいのは「目標を持ち愚直に行動できる人」
──ありがとうございます。ここで、社風やカルチャーについて伺えればと思います。セールスのタクミは、どんな方が向いていると思われますか。
私が思うに、セールスのタクミに向いているのは、2つのタイプの人ですね。
まず1つ目は「真面目で素直に取り組める人」です。
私たちの仕事はクライアント企業からのさまざまな依頼を受け、それを改善につなげていくことが求められます。だからこそ、変に3段飛ばしや4段飛ばしをしようとせず、目の前の課題を愚直に1つずつ解決していける人が、クライアントのご支援という業務に向いていると思います。
2つ目は「止まらない人」です。
もちろん、一旦立ち止まって考えること自体はとても大事だと思いますが、考えすぎて手が止まってしまうタイプの方は、うちの代表の性格も含めて、あまり向かないかもしれませんね。「行動しながら考える」でもいいし「行動した結果を振り返る」でもいいので、とりあえず動いてみようと思える人が、この会社には向いているんじゃないかなと感じます。
──とすると「どんな人と一緒に働きたいか」をお聞きしても、この2点がポイントになりますか。
そうですね。それに加えて、個人的には「何かしらの目標や志を持っている人」と一緒に働きたいなとも考えています。
私たちはスタートアップ企業を支援しているので、代表の方々と直接やり取りをする機会も多いんですよ。そういった中で感じるのは、皆さんが何かしらの志やビジョンを持ち、視座を高く持っているということです。
私たちも伴走しながら支援していくわけですが、やはり自分自身にも目指す方向性があるということは、クライアントに価値を提供していく中で非常に大事だと考えています。
また、目標を持っている方であれば、私自身も採用責任者として、あるいは先輩社員として力を貸したい、支えたいと思えますし。そういう意味でも、一緒に働くなら何かしらの目標を持っている人がいいなと思いますね。
──人事とはまさに、その人の人生に寄り添うお仕事なんですね。責任者として、意識していることはありますか。
それも2つあるんですが、まず「選ばれる存在であることを自覚する」という点ですね。
今の時代「いい人だから採用したい」という、一方的でどこか上から目線っぽいスタンスは通用しなくなっています。逆に、採用される側も「自分の人生に合致する企業を選びたい」という意識を高く持つ方が多いですし、そんな方は主体性を持って活躍してくれます。
だからこそ、採用する側も選ばれる存在であるべきだと思うんですよ。そのために、自分たちの発信やあり方をどう見られるか、どう感じられるかを常に意識していますね。
もう1つ意識しているのは、働きやすさを伝える際の「誤解を避ける」ことですね。
例えば、リクルートは年間140日以上休みがある会社なんですが、一方で目標設定は高く、稼働日数が少ない中でそれを達成しなければなりません。つまり「働きやすさ」には、休みの多さや自由度だけでなく、目標達成のための厳しさも含まれているってことですね。
セールスのタクミも同じで、確かに柔軟で働きやすい環境ではありますが、同時に売上や成果を上げていく覚悟も求められます。そういった姿勢も必要だと採用される側にもしっかり伝えることが大切です。
ただ、私は人事責任者として、社員一人ひとりの人生に向き合うつもりでいます。困った時や悩んでいる時には、気軽に相談してもらえる環境を整えたいですし、無理して深夜まで働くような状況はもちろん作りたくありません。悩みを抱えている方には手を差し伸べられるよう、サポート体制をきちんと作っておきたいですね。
セールスの知見を活かし、企業の成長を実感できる環境へ
──池本さんの懐の深さを感じます。今後、セールスのタクミをどんな会社にしていきたいですか。
私としては、取り組んでいる事業を通じて、1社でも多くのクライアント企業が良いプロダクトを世の中に広められるよう、サポートしていきたいという気持ちが強いですね。この会社が手掛けている事業に、すごく魅力を感じて入ったので。それが実現できるなら、今は十分です。
会社全体として考えると、やはり「仲間」をもっと増やしていきたいですね。50人、そして100人といった規模に成長させていけるよう、私も力を発揮して、採用や組織づくりにさらに取り組んでいきたいと思っています。
──会社のカルチャー的な視点では、どうお考えですか。
まだ会社の規模も小さいので、今は一人ひとりが異なる想いを抱きつつ、足りない部分は補い合い、それぞれの得意分野を活かし伸ばしていく、そんな状態です。
カルチャーというよりは「これからみんなで作っていこう」という段階だと思っています。メンバーと一緒に、熱い想いを共有できる会社にしていきたいですね。
また、うちの社長はとても突き抜けた存在で、どんどん先を行くタイプの方です。正直、100メートルくらい先を走っているような感覚すらあります。私自身がその間の橋渡し役として、他のメンバーを引っ張り支えていける存在になりたいと思っています。
──ありがとうございます。そんな池本さんの、休日の過ごし方をぜひ教えてもらえますか。
もう趣味とは言えなくなりつつありますが、実は私「プロ雀士」の肩書を持っているんですよ。
麻雀のプロ試験に受かりまして、昨年からプロ選手として活動中です。なので、仕事終わりや土日は麻雀の練習をしたり、試合とかイベントなどに出たりして過ごしていますね。
本当に暇が嫌いで。最近は友人に誘われて「マーダーミステリー」にもハマっています。
一時期に流行った「人狼」の本格版で、プレーヤーが登場人物になりきってミッションをこなしていく、体験型のミステリーゲームです。
あと、お酒を飲むのも好きですよ。ウイスキーもいいけど、やっぱり日本酒が一番ですね。
──最後に、セールスのタクミへの入社を検討している方にメッセージをお願いします。
当社に入社して得られる一番のメリットは「会社を一緒に作り上げるプロセスに携われること」だと思います。これは、どのベンチャー企業でも共通する部分かもしれませんが、「営業」や「セールス分野」における深い知見を活かしながら、クライアント企業の成長を直接支援できるのが、セールスのタクミならではの特徴です。
当社では、フィールドセールスやインサイドセールスに限らず、マーケティングや事業開発といった広範なセールス領域での経験を活かせます。素晴らしいプロダクトを持つ企業を支援し、それを世の中に広めるお手伝いができる点は、他にはない魅力です。
今までに得た知識や経験をアウトプットしてクライアントの課題を解決し、その結果として、目の前の企業に「感動体験」を届け、自分の手によって成長していく。これほどやりがいのある仕事は、なかなかないですよ。まさにセールスのタクミで働く、1つの醍醐味ですね。
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