1
/
5

なぜ僕は起業して間もない不安定な時期にインターン生を採用するのか?

23年10月に独立し、24年2月にインターン生を1名採用しました。京大の2年生、山本。4月からはさらに、同志社と立命館の学生が1人ずつ参加予定です。

少しずつ会社は上向いてきていますが、まだまだ不安定さのある状況であることに変わりありません。そんな中でインターン生の採用活動に力を入れているのは何故なのか。自分でも迷いながら進んでみて、特に「インターン生を雇う意義」みたいなところがぼんやり見えてきたところがあるので、共有します。

インターン生が結果を出したとき、なぜか僕が幸福感に包まれた



まずは体験の話。2月に採用した山本が目にみえる結果を出してくれました。

少しweb制作を齧っていたという話だったので、弊社のLP作成を依頼。すると、想像の3倍クオリティの高いものを作ってきてくれたんですね。

https://art-media.co.jp/seo-consulting/

セールスライティングの部分やSEOに関しては僕が指示したり作ったりしたものの、デザインや作業の大半は山本が担当。短期間で作ってくれたのもあって、かなり驚きました。

で、「あれ、これってガッツリお金いただいて良いレベルなんじゃない?」と感じたので、以前から「web制作できない?」と相談してくださっていたPomto株式会社の代表、丸橋さんにご連絡。

ページをお見せしつつ、インターン生が作ったこと、実績がないことなど全て正直に話た上で、LPを2枚発注してくださりました。しかも僕が相場より安く提示したら、「それでは安すぎる」と、1.3倍くらい高くしてくださって...!(その分責任もって納品せねば!!)

こうして、採用したばかりのインターン生にチャレンジしてもらったら、まとまった利益を上げてくれたのです。

お金を稼ぐだけなら、自分だけでSEOコンサルとかで受注して利益を出すのも、山本を採用してweb制作で利益を出すのも、変わらないっちゃ変わらない。でも、今回の受注の喜びは、「会社の利益が増えた」というものとは別のところにあり、そのことが自分自身にとっても発見だったんです。

インターン生がビジネスに熱中する場を作れたことが嬉しく、意義深い

なぜ、僕が幸せを感じたのか。それは、"善いことをしている"という強い感覚があったからだと思います。

何者かになりたくて、でも京都という地で環境も限られていて、どこか悶々としていて...。出会ったときの山本は、まさに「迷える若者」に見えました。そしてそれは、大学時代の自分の姿と重なりました。

そもそも、京都にはスタートアップの土壌も整っておらず、デジタルマーケティングやweb系スキルを学べる環境もあまりなく、大学生は成長の機会を潜在的に失っていると感じています。

そんな中で弊社がインターン生を採用し、その子が「自分が頑張ったことで、結果が出て成長できている!」というワクワク、熱中感を持てていること。これって、めちゃくちゃ善いことなんじゃないか?って。

「京都の人的資本の活用」という意味で社会的意義が...!みたいな?

どうなんでしょうね。まあ難しいことは置いておいたとしても、目の前のインターン生が結果を出すことでビジネスの面白さに触れて、熱中していく機会を作れたことが、何より嬉しいと感じたんです。

インターン生たちと作る未来のカタチ

今後がどうなっていくのかわかりませんが、今回の経験を経て見えてきた実現可能な(はずの)未来の話をしようと思います。

まず、直近のインターン生たちが、結果を出しながら成長を感じていくことは、今後も続けていけるようにしたいし、できると思っています。それぞれ適性が違うので、まずは合っているスキルを見極める。そして給料を支払いながら学習を進めてもらい、利益に繋げていく。こうすれば会社とインターン生とがwin-winの関係で進んでいけるので、持続可能な仕組みになるはず。

また根本的な感覚として、インターン生は自由に出ていくものだし、前向きな独立(卒業?)みたいなものを支援する立場でいるべきだなと思っています。そこは正社員とかと感覚が違うのかなと。優秀な子達が、安めの人件費で短期間だけ働いてくれるものがインターンで、その期間内にどこまで利益を作ってもらうかは僕の手腕にかかっている。だからこそ、お互いにボランティアではなく、結果に対する緊張感を持つような形でやっていく必要はあると思っています。

数年経てば、インターン生たちはどんどん社会に出て、大活躍してくれるはず。その中で数%が、弊社の役員や社員として残ったり、フリーランスや副業で仕事を依頼できたりすれば、アートメディアもどんどん強く面白くなっていきます。「帰ってきたい」と言われた時に、迎え入れられる仕組みを作れているかどうかも、経営者である僕の手腕が問われるなあと思ったり。

こうやって作っていくインターン生との未来。僕は経営者として、会社の利益を最優先に考えた書き方をしていますが、完全に利益を追い求めるなら実はインターン生である必要もないんですよね。(特にマネージャークラスの人は別枠で採用していかないといけないと思っていて....。まあ、その話はまた追々書こうと思います。)

とにかく、別の道もある中で、僕はこの道を選ぼうと思っているということです。インターン生と作る未来のカタチ。面白い、共感できるってちょっとでも思ってくださったら、「いいね」を押してもらえると励みになります!

最後まで読んでくださってありがとうございました!

合同会社アートメディアからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
合同会社アートメディアでは一緒に働く仲間を募集しています
2 いいね!
2 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

中川 悟志さんにいいねを伝えよう
中川 悟志さんや会社があなたに興味を持つかも