カレッジ富山駅前では、子どもたちの将来の就労に向け、
様々な仕事を体験できる「仕事体験」のワークを月2回行っています。
今回は2月8日に行った「カレッジワークス~商品の包装編~」をご紹介します 。
ヴィストカレッジの児童指導員とはどんな仕事なのか、その一部をご覧いただければと思います😄
今回の仕事内容
今回は、
①お菓子を袋に入れる
②テープで貼る
③包装紙で包む
④商品シールを貼る
⑤上司(スタッフ)に報告
この5つの工程でお仕事をして頂きました。
タイムカード
2021年1月からは、就労場面、時間をより意識できるように「タイムカード」を導入しました。
タイムカードのルールは以下の2つです。
①仕事開始5分前にはタイムカードを押す
②タイムカードを押したら仕事場からは出ず、自分の席で待機する
『仕事開始5分前には仕事ができる状態にしておく』という時間や行動意識を、実践の中で学んで頂きます。
仕事前のチェック表・目標を記入
仕事を始める前に、
①仕事前のチェック表
②作業目標
③行動目標
を各自で記入します。
①の仕事開始前のチェック項目は「身だしなみ」「準備物」「名札」「荷物管理」の4項目になります。
②の作業目標と③の行動目標に関しては、
仕事内容と参加する子どもたちに合わせて必要な目標を記載しています。
その目標の中から、各自、自分に必要なこと、
課題に自ら気づき目標を立てられるかもポイントになってきます。
作業指示の工夫
子どもたちにはそれぞれ「得意」「苦手」があります。
耳からの情報が理解しやすい、目から入る情報が理解しやすい、
見本を示してもらえると理解しやすい、など様々です。
そのため、作業指示は、子どもたちがそれぞれ「得意」な方法で理解し、作業をしやすいように、
①口頭での説明(聴覚理解)
②見本を示す(モデリング)
③手順書(視覚指示)
の3つの方法で作業の指示をしています。
振り返り
作業終了後は、自分が立てた目標を達成できたかを、
「◎できた」「〇指導されてできた」「△できなかった」の3段階で自己評価します。
また、仕事を終えて「体の疲れ」「興味関心」はどれくらいかを0~10段階で記載します。
振り返りで大切なのは、自己評価と他者評価のズレがないかに気づくことです。
自分では「できた」と思っていても、スタッフから見たら評価が違う場合もあります。
逆に自分では「できなかったな」と思っていても、
他者から見たら「できていた。こんなところは良かったよね」
と新たな気づきが生まれることもあります。
達成感と役割を得る
完成した商品は、カレッジを利用している他の子どもたちにお配りしました。
自分たちが作成した「商品」を、他の子どもたちに配ることで、
達成感と役割を実感できる機会にもなります。
ヴィストカレッジでは、様々な仕事体験を提供しています。
それは子どもたちには無限の可能性があるからです。
子どもたちが、将来どんな仕事がしたいのか?
どんな仕事が得意なのか、逆に苦手なのか?
仕事体験を通して自己理解を深め、将来働くイメージや必要なスキルを身につけていけるよう、
環境調整や工夫をしながら、今後も実施していきます。