こんにちは!
株式会社Espoirの中山です。
本日のテーマは「APIを理解してビジネスの可能性を広げよう」です。
突然ですが、アプリと聞くと何を浮かべますでしょうか。
Twitter?Google?LINE?どれもアプリです。
それら全てがどのような動きでコンテンツを表示したり、メッセージやデータを取得、発信しているかご存知でしょうか。
これらは全てAPIと呼ばれるものが作用して機能しています。
今回はそんな万能な動きを可能としているAPIについてお話したいと思います。
IT業界やWEB業界に興味を持たれている方はぜひご一読ください。
クラウドサービスの根幹
情報社会を支える存在
API(アプリケーションプログラミングインターフェース)は、システムやサービスにおける橋渡し的な存在であり、運用をするにあたって必要不可欠となっています。
その中でもWeb APIには大きく2つあり、SOAPとRESTと呼ばれるものがあります。SOAPは大規模単位で仕様が設計されており、複雑なビジネスロジックもWebサービスとして制御できる仕組みになっており、実行はXML形式のデータで行われます。
RESTは、HTTPメソッドの仕様に沿って考えられたシンプルな制御が特徴であり、実行に必要な情報のやりとりはJSON形式やXML形式のデータで行われます。最近はクラウドのAPI設計手法としてRESTが多く利用されています。
つまり、日常生活で利用するインターネットなどではこういった仕組みがあって、情報が行き交っています。
私たちが生きる情報社会においてAPIは大きな支柱となっています。
APIの親和性は非常に高い
APIの歴史は比較的最近ではありますが、代表的なものとしてTwitterのAPIになります。
それまで、コンテンツの発信やメッセージのやり取りはメールやWEB広告などの媒体が主軸で手動更新などリソースコストを要する状況でした。
そこで登場したTwitterは主な機能としては投稿の分析機能、BOTを使用した機械的な処理によるメッセージ投稿機能などを開発したことで利用ユーザーを一気に増幅させて、あっという間に市場における中核となるソーシャルメディアクラウドサービスとして位置づけられるようになりました。
ここを起点にクラウドサービスに勢いが増して巨大なエコシステムが構築されていき、GoogleやIBM、AWSなどの大規模システムがAPIを導入してソリューションを加速化させていきました。
これらのシステムは私たちとも非常に親和性が高く、利用頻度も非常に多いです。
国内におけるAPI需要
業界の影響力は破竹の如く
直近の金融庁の動きに影響を受けて、主に金融業界においてAPIを使った戦略が推進されています。
2015年にはFinTechに関する情報窓口として「FinTechサポートデスク」が設置され、その後に銀行法の改正が行われました。また、メガバンクを筆頭に多くの銀行でオープンAPIの導入を目指すというKPIが設定されています。
また、SNS業界においてもLINEではメッセージAPIを用いた広告配信やLP配信など、デジタルマーケティングにおける若年層向けのサービスを展開するなど、さまざまな業界でAPIは需要をもたらしています。
これからのAPIの展望はさらに輝きを増す
そもそもAPIはあくまでもデータ連携ツールを目的として実装されていました。
しかし、時代の変化や環境の変化、市場の変動に合わせてクラウドビジネスで発展していき、外部公開してAPIの機能をユーザーが個々に自由に使えるようにすることで、それまでのビジネス方式を大きく刷新する存在となりました。
業種業界の垣根を越えて新たな経済圏を生み出す機能として、各企業はAPIの可能性を見出しています。
今後、企業がAPIを公開することで外部サービスなどを組み込んだ新たなサービス展開やビジネスが実現可能となり、起業や新規クライアント獲得に向けた展開ができます。
どのようなAPIを組み込んで、どのようなサービス構築をしていくかを考えながら新しい × techを実現していくかでこれからのWeb業界の希望の橋がけにもなるでしょう。
Espoirでは、このような情報もコンスタントに発信し、知識や経験における引き出しを増やす教育にも注力しています。本記事をご覧になって興味を持たれた方は、ぜひ一度お話しましょう。