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【業務内容紹介】自動車・制御システム開発の最前線で働く。OSTechで広がるキャリアの可能性

「人々の未来をかたちづくる、技術開発に携わりたい」

そんな思いを抱くエンジニアにとって、アウトソーシングテクノロジー(以下、OSTech)はどのような場所なのでしょうか。

OSTechでは新卒からベテランまで、多様なキャリアの技術者がそれぞれのフィールドで活躍しています。OSTechに所属する松川さんもその一人。

飲料プラント工場の設計業務からキャリアをスタートさせ、現在は自動車の制御システム開発に携わっています。

自分が希望していた領域に進むまでの過程や、日々の業務にどんなやりがいを感じているのか。さらに、技術者としてどのように成長してきたのか──。ご本人に詳しく話を伺いました。


松川さん / TL (チームリーダー) / 機電事業本部・南関東エリア・厚木支店

自動車関連の学校を卒業後、2019年4月にOSTechに新卒入社。飲料プラント工場の設計業務を経験した後、自動車の制御システム開発に携わるチームに異動。現在はチームリーダーとして、エンジニアリングの最前線で活躍している。

多様なキャリアの可能性を信じて。「OSTechなら新しい分野に挑戦できる」

──OSTechに入社されたきっかけを教えてください。

自動車関連の学校を卒業したので、漠然と自動車に関わる仕事をしたいと考えていました。一方で、学生のころは「自分が社会人として何をするのか」があまりイメージできていなかったんです。

そんなときに、OSTechでは自動車業界はもちろん、多岐にわたる分野の案件を持ち、幅広い経験を積める可能性があると知りました。「自動車に関わりたいけど、他にもやりたいことが見つかるかもしれない」という好奇心もあり、OSTechを選びました。会社の柔軟性や多様なキャリアにつながる環境が非常に魅力的でしたね。

──最初の配属先ではどのようなお仕事をされていたのですか?

新卒入社後は、飲料プラント工場のレイアウト設計業務を担当しました。自動車とは、まったく異なる分野でしたが、社会人1年目として基礎を学ぶ上ではとても良い経験でした。

具体的には、飲料を製造する工場で、製造ラインの動きや配置を考え、全体を効率化する仕事です。設計業務の基本的なスキルや、チームメンバーとのコミュニケーションの重要性は、この仕事を通して学びました。

OSTechでは、新卒や未経験で入社される方でも、いきなり専門的な分野に取り組むのではなく、手厚い研修や周囲のサポートを受けながら、細分化された業務を一つ一つできるようになっていくんですよね。だから、安心して基礎からステップアップできました。

──その後、自動車業界に異動された経緯を教えてください。

入社時から「ゆくゆくは自動車の仕事に携わりたい」と、営業担当の方に希望を伝えていたんです。最初の配属先で2年半が経ったころ、自動車の制御システム開発に関わる案件があると声をかけてもらい、念願だった自動車業界での仕事に挑戦できることになりました。自分の希望やキャリアを見据えてタイミングを図っていただけたのは、とてもありがたかったです。

自動車制御の最前線!エンジニアのリアルな日常と仕事の魅力

──現在の業務内容について教えてください。

現在、自動車のシャシー制御システムの開発を担当しています。

シャシー※とは、車の骨組みや土台にあたる部分で、ボディーを除いたパーツの総称です。具体的には、タイヤやサスペンション、ブレーキ、ステアリングなどが含まれます。

シャシー制御とは、車の走行、停止、操作といった重要な部分を制御するためのシステムです。このシステム開発における設計補助が私の役割です。

※シャシー

車は電子制御で動いており、部品同士が情報をやり取りするために「CAN(キャン)通信」という通信規格を使っています。私は、この部品間での通信が正しく行われるようにメッセージの設計を行っています。

正しいメッセージとは開発車の特性や機能によって変わります。開発している車のコンセプトに合わせて搭載された機能を実現するために、それぞれの部品が関わるメッセージを整理し、他部品と通信するうえで不整合が出ないように交通整理を行っています。

──具体的な業務フローを教えてください。

まず、開発される車に搭載する機能や仕様が決まった段階で、それに合わせた部品間の通信メッセージを記載した台帳が発行されます。設計された内容が整合性を持つように、他の部品設計とも調整を進めます。

その後、車が実際に製造される前に段階を踏んでシミュレーションや評価が行われ、問題がないか確認。最終的に試作車を使って実際に動作するか検証し、必要なら調整を加えることもあります。このように、企画段階から製品完成まで一連の工程に関わっています。

──「CAN通信」設計における使用ツールや作業フローについて詳しく教えてください。

CAN通信の設計・検証では、高度な専用ツールを使用しています。たとえば、「CANalyzer(キャナライザー)」は通信データを解析し、メッセージの送受信状況を詳細にモニタリングするツールです。設計段階では、これを活用して通信フローの問題点を早期に発見します。

また、「CANoe(キャヌー)」はより複雑なシミュレーションにも対応しており、複数のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)※間の通信を模擬する際に使用します。これらのツールは、緻密なデータ設計を可能にするだけでなく、異なる部品間での整合性確認にも役立っています。

※ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)

日々の業務フローとしては、午前中は主に設計業務とチーム内の進捗確認ミーティングに時間を充てることが多いです。午後は、午前中に割り振った業務に関する相談をチームメンバーから受けることが多いです。その隙間時間を使ってCANメッセージ台帳のチェックを行い、必要に応じて調整を進めます。Canalyzerを使用した検証作業も行いますが、昨今では、メンバーの育成を兼ねて作業を任せることが増えてきました。

1週間単位で月初に設定したマイルストーンに向けて進捗を管理し、週の終わりには成果物や課題を整理して次週の計画を立てています。

──どのようなときにやりがいを感じますか?

やはり、試作車で自分が設計したメッセージが正しく機能しているのを確認できた時は達成感がありますね。「加速」や「ブレーキ」の指令がタイムラグなくシステム全体に伝わり、車両がスムーズに応答する様子を実機で確認すると、自分の仕事が車の性能に直結していることを実感できるんです。

また、CANalyzerで通信データが整然と流れているのを見ると、一種の美しさを感じます。かなりマニアックな領域なので、伝わりづらいかもしれませんが(笑)。

成長を後押しするOSTechの職場環境とは?その秘密に迫る

──OSTechで働く環境について教えてください。

OSTechの魅力はエンジニア一人ひとりの意欲を尊重し、それを実現するためのサポートが充実している点です。営業担当がエンジニアの希望を丁寧にヒアリングし、適切な案件をアサインしてくれるので、やりたい仕事に挑戦しやすい環境です。

また、スキルアップを後押しする体制も整っています。私は入社前に自動車開発に関わる知識を身につけていたつもりでしたが、やはり実務で求められる技術を身につけるためには、現場で学ぶしかないことを痛感したんです。経験の浅いメンバーに向けた自主的な勉強会を開催してもらったり、仕様書を読み込んだりして、なんとかここまでスムーズに業務を遂行できるようになりました。

未経験の方も、成長する意欲があれば十分に活躍できる環境です。安心して飛び込んでもらえたらうれしいですね。

──現在のチームについて教えてください。

私のチームは4人で構成されており、それぞれが異なる業務を担当しています。毎日の定例会で進捗や課題を共有し、必要があればお互いにサポートし合っています。私はリーダーとして、メンバーが気軽に相談できる雰囲気づくりを意識しています。

──松川さんが業務で大切にしていることは何ですか?

私が特に大切にしているのは「気負い過ぎないこと」です。この仕事にはわからないことや失敗がつきものですが、それを気にしすぎると前に進めなくなってしまいます。

適度に肩の力を抜きながら、自分のできることを一つずつ積み重ねることが大事だと思っています。この姿勢はチームメンバーにも共有していて、みんながリラックスして仕事に取り組める環境をつくるよう心がけています。

エンジニアが描く未来図! OSTechで実現するキャリアと挑戦

──これから目指していることについて教えてください。

まずは現状の業務を安定して続け、確実に成果を出し続けることを目標にしています。その上で、今のチームをさらに拡大し、プロジェクトの領域を広げていきたいです。

OSTechは幅広い案件を抱えている会社なので、エンジニアとしてより大きなプロジェクトに挑戦する機会も増えるはず。最終的には、自分の仕事が自動車業界に新しい価値を提供できる存在になれたらと考えています。

──最後に、OSTechに興味を持っている方にメッセージをお願いします。

OSTechは幅広い分野の経験を積みながら、自分のスキルや可能性を大きく広げられる環境が整っています。未経験の方も、先輩や仲間のサポートを受けながら安心して成長できます。

自動車業界に興味がある方、技術の力で未来をかたちづくりたいという熱意のある方、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!


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