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【機電事業本部紹介】国内大手企業のものづくりを支える!機電系エンジニアの仕事とキャリアパス

アウトソーシングテクノロジーグループ(以下、OSTech)では、幅広い分野の技術を、在籍する約2万8000人のエンジニアが支えています。

中でも、機電事業本部は自動車や重工業、半導体など私たちの生活の基盤となる機械や電気の分野に特化した部署です。エンジニアといえば、ソフトウェア開発などに関わるITエンジニアを想像する人も多いかもしれませんが、OSTechでは機械や電気に携わる機電系エンジニアも多く在籍しています。

今回は社内でキャリアアドバイザーを務める田中さんに、機電事業本部の取り組みや機電系エンジニアの仕事、OSTechの環境について語ってもらいました。

田中さん / 機電事業本部 キャリアアドバイザー

機電事業本部とは?

── 機電事業本部では、どのような案件を扱っていますか?

取引先は大手メーカーが中心で、自動車約26%、重工約5%、半導体約14%、電気・電子約15%・その他約40%*と、案件は様々です。

自動車関連では完成車メーカーだけでなく、部品を供給するサプライヤー企業の案件も多く、安定した需要があります。重工業関連では、船舶、航空機、電車など、規模の大きいプロジェクトに関わるチャンスも。

近年では、スマートフォンなどの端末に使われる半導体の需要が高まり、それに伴って半導体や製造装置に関わる案件が徐々に増えています

職種は、設計、評価、生産管理、品質管理など様々。設計や評価は経験者が多く活躍していますが、生産管理や品質管理は未経験からスタートできる案件も多いです。

クライアント企業数は約2000社、全体の案件数は月に3500~4000件にも上ります。*2024年10月時点

── 機電事業本部の組織体制について教えてください。

OSTechの機電事業本部は、北日本・信越、北関東、南関東、東海、西日本の5つのエリアに分かれており、全国に43拠点を構えています。

機電事業本部に在籍しているエンジニアの数は1万1019人*。各拠点には営業担当が常駐しており、さらに、技術組織としてもメンバー・リーダー・エリアマネージャーなど階層が整備されているため、エンジニア一人ひとりのキャリアを手厚くサポートできる体制になっています。
*2024年10月末時点

── 機電事業本部の取り組みについて教えてください。

機電事業本部に限らずOSTech全体の取り組みでもありますが、キャリアアップを推進する環境づくりに力を入れています。

オンラインで受講できるITスクールや社内のオンライン講座もあるため、全国どこにいても質の高い研修を受けられることが大きな魅力といえます。今後はさらにエリア間の横のつながりを強化し、情報共有や学びの機会を増やすことでスキルアップを目指せる環境を整えていく予定です。

半導体や自動運転──急速に拡大する機電系エンジニアの活躍の場

── なぜ今、機電系エンジニアが求められているのでしょうか?

機電系エンジニアが強く求められている理由としては、全国各地に半導体工場が建設されていることや自動車メーカーが自動運転技術を推進していることなどが挙げられます。製造現場を含めて、機電系エンジニアが足りていない状況があるんです。

少子高齢化で労働人口が減少している影響で、どの企業も人材不足に悩んでいますが、特に専門技術を要するエンジニアの不足は深刻ですね。

── OSTechの機電事業本部で携われる案件について教えてください。

最近はやはり、半導体関連の案件と、自動車の自動運転や安全運転を支えるシステムなどの開発に携わる案件が増えていると感じています。

OSTechはチーム単位でエンジニアを派遣することもあるため、OSTechだからこそ任せてもらえる規模の大きな案件や、最先端技術に携われる案件も多数あります。仮に経験やスキルが不足している場合でも、前向きにスキルを習得する気持ちがあれば、チーム内でフォローし合ったり研修制度を利用したりと、安心してチャレンジできる環境が整っているんです。

さらに自動運転の分野では機械領域だけでなく、制御システムのプログラミングに関われるチャンスもあります。機械設計の知識を持ちながら、C言語やPythonなどのプログラミングスキルを身につけているエンジニアが社内で増えており、活躍の場を広げています。

このように、様々な分野の取引先があるため、スペシャリストとしての活躍だけでなく、ゼネラリストとして活躍できる機会が多いのも特長です。

自分の仕事が“かたち”になる!機電系エンジニアの仕事

── OSTechではどのようなキャリアパスが描けるのでしょうか?

エンジニア本人の志向によって、様々なキャリアパスが描けます。

例えば、大手自動車メーカーで活躍することを目標にした場合、未経験から設計補助、CADオペレーターとステップアップし、設計まで一人で担当できるようになれば、難易度が高くなかなか携われない案件に携わることも可能です。設計・製図を行うソフトウェア『CAD(キャド)』を習得する研修はもちろん、現場で求められるスキルが習得できるように、あらゆるプログラムを用意しています。

半導体関連の案件であれば、まずは製造装置の組み立てからスタートします。その後、半導体自体を作ったり研磨工程に携わったりと、経験を積みながらステップアップしていくイメージです。

── 機電系エンジニアのおもしろさはどのような点にあると思いますか?

自分が設計した部品や携わった製品が、かたちになって世の中に出ること。それが、機電系エンジニアとして働くうえで一番の喜びであり、おもしろさではないでしょうか。

もちろん、すべての製品が目に見えるかたちで完成するわけではありません。しかし、自分が手掛けた設計図や、チェックしたデータが、その製品の一端を支えているという実感を得ながら誇りを持って仕事に取り組めます。

実務の中で感じる魅力としてよく聞く話題は、評価したデータの中から異常値や改善点を見つけ出し、修正して問題なく稼働したときの達成感です。私も以前、自動車メーカーでテストドライバーとして働いた経験がありますが、自身が解析したデータやフィードバックが、実際に車の設計に反映されたときはうれしかったですね。

OSTechで働く機電系エンジニア

── 機電事業本部には、どのようなバックグラウンドを持つエンジニアが多いですか?

経験者の場合、以前はメーカーに勤務していたという人が多く、中には早期退職した人もいます。技術力の高いベテランエンジニアも少なくありません。メーカーの管理職としてではなく、現場で自分の技術力を活かしたいという思いからOSTechに入社した人も多いですね。

未経験者の場合は本当に様々です。就職活動でうまくいかずに一度は別の業界に進んだものの、エンジニアをあきらめきれなかった人、まったくの未経験で「手に職をつけたい」という理由で初めてエンジニアの道を選ぶ人もいます。

また、業界全体としてグローバル人材に注目が集まっており、OSTechでも外国籍の在籍者は機電事業本部で662名と、昨年から120名増加しています。多文化・多国籍のエンジニアとチームを組んで仕事をする機会が増える可能性もあり、社内のグローバル化が進んでいることを実感しています。*2023/10/31と2024/10/31時点の比較

── 未経験からどのように技術を身につけていくのでしょうか?

技術の習得には、実際に手を動かして経験を積んでいくことが何よりも大切です。いくら知識を詰め込んでも、それだけでは一人前のエンジニアにはなれません。F1レーサーの運転技術を座学だけで習得できないのと同じです。

もちろん、社内でもお客さま先でも、研修を受ける機会はたくさんあります。ただ、特にお客さま先における研修は、技術習得を目的としたものではなく、安全衛生に関するものがほとんどです。機電系の仕事では大きな機械を扱うことも多く、現場で一番重要視されるのはやはり安全面ですから。

作業に必要な資格の取得などOSTechのサポートを活用してもらいつつ、先輩や周囲のメンバーの協力を得ながら、場数を踏むことで技術を身につけます。誰かに教わるばかりではなく、自分で手を動かしながら、実践的な“本物の技術”を習得するのです。

── OSTechで活躍している人の特徴を教えてください。

コミュニケーション能力が高く、コツコツと努力を続けられる人が活躍している印象です。指示されたことを正確にこなすのはもちろん、疑問点があれば積極的に質問したり、改善点があれば提案したりと、周囲とのコミュニケーションを進んで取ることが大切です。

また、「作業」と「技術」の違いを理解している人は成長が早いように感じます。未経験の場合はツール一つ扱うことも「技術」だと認識していると思いますが、実際に扱えるようになるとそれが単なる「作業」になりがちです。できることや「作業」が増えていく中で、本当の「技術」とは何かを自分で考えて行動を変えられる人は重宝される傾向にあります。

さらに、機電系のプロジェクトは、3~5年といった長いスパンで進むものも少なくありません。特に上流工程に携わるエンジニアは、中長期的な視点を持って業務に取り組むことが重要視されています。

── OSTechに興味を持つ求職者に向けてメッセージをお願いします。

私自身、未経験からエンジニアを経験し今の職へシフトチェンジしてますが、未経験者であれば、まずは「どんなことにもチャレンジしてみよう!」という気持ちを持ってきてほしいですね。

「この仕事がしたい」という自分のこだわりやプライドを持つことも大切ですが、まずは目の前の仕事に全力で取り組み、多くのことを吸収しようとすることが成長への近道です。

また、OSTechでは30代や40代の経験者も大歓迎です。違う業界で経験を積みたい、これまでとは違う仕事に挑戦したい、現場で活躍したいという人は、ぜひ一度話を聞きにきてください。

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