なにをやっているのか
自社開発のソフトウェアプロダクトの販売と商用サービスやシステムの受託開発を一緒にやっている、日本では“大変珍しいビジネスモデル”で事業を展開しています。
どうしてそんなビジネスモデルなのかというと?
理由①
私たちのソフトウェアプロダクトは、大量の「時系列データ」を適切且つ簡単に取り扱うための“基本ソフトウェア”である
理由②
基本ソフトウェアだけでは、IoTやAI/画像処理といった大量の「時系列データ」を必要とするサービスやシステムは作れないし、WebアプリやスマホアプリによるUI/UXが必要になるから
ですから、基本ソフトウェアの開発&販売と商用サービスやシステムの受託開発の両方が必要になるのです。当然、私たちのお客様には基本ソフトウェアをご採用いただいたうえで、商用サービスやシステムの開発を受託させていただいています。
さて? IoTやAI/画像処理といった大量の「時系列データ」を必要とするサービスやシステムに必要な基本ソフトウェアとは?
「時系列データベースと関連ソフトウェア群」
になります。
具体的には、CLOUDSHIP(時系列データベースと関連サービス群)とRealBoard(時系列データ可視化システム)になります。
なぜ?そんなに「時系列データ」に着目しているかというと?
これはあくまで私たちが考えた数値になりますが、世の中に存在するデータの90~95%は「時系列データ」であると言えます。センサから取得できる情報やカメラ画像であったり、コンピュータの稼働ログや、生き物のバイタル値といった、刻々と生み出されるデータの殆どが「時系列データ」に分類されます。
しかし、この時系列データはとても厄介で、一般的なRDMSだけで処理するには大きな困難を伴います。私達は、IoTやAIという言葉が一般的になる前の2011年からこの課題に立ち向かうため、「自分達で“時系列データベース”を作る」ことにしました。
そして、この時系列データの取り扱いには、適切なエンジニアリングとソリューション開発が必要になります。時系列DBを作っただけでは世の中の課題は解決しないし、便利なサービスは生まれません。時系列DBを使った“ベストプラクティス”を知ってると自負する私たちだからこそ、お客様にベストな商用サービスやシステムの提案ができますし、様々な“時系列データを取り扱う”業界のお客様からのご依頼が絶えない理由なのです。
なぜやるのか
自分たちで基本ソフトウェア(時系列DB)を生み出したように、世の中に無いソフトウェアなら作ってしまうのが私たちのやり方です。もちろん、自分達のコードだけで作る事は今の時代難しく、OSSを吟味しながら活用しています。
日々私たちのソフトウェアが稼働するサービス環境では、24H365Day莫大な数の時系列データが発生し、蓄積され続けています。
例えばもし?「“脱炭素社会や省エネ”にソフトウェア屋として何が貢献出来ますか?」と聞かれたら?
- “小さく”て“速い“ソフトウェアを作ること -
と答えます。いくらクラウドで大量のメモリやCPUを使える様になった時代であっても、メモリやCPUは何処かのDCに物理的に存在しているし、省メモリ、省CPUパワーでればあるほど経済的で、結果的に節約されたコンピュータリソースの分、CO2排出量も削減できるに違いありません。
ソフトウェアに支えられた社会であるからこそ、私たちが「小さくて速い」ソフトウェアを生み出す事がますます重要になってくると考えています。コンピュータを省リソースに使うことにも社会貢献の意義があるのです。
どうやっているのか
昨今流行のローコード、ノーコードも素晴らしい技術ではありますが、私たちがスクラッチで開発するよりネイティブなソフトウェアには絶対に勝てません。
私たちの存在意義があるとすれば、そんなソフトウェアと生み出せるプログラマやエンジニアを育て続ける事であり、私たちに与えられた使命なのではないかと感じています。
スクラッチでソフトウェアが作れる自由さ、そんなコードが書ける事の素晴らしさ、生み出したソフトウェアが活躍る様を見たときの感動・・・全てのソフトウェアエンジニアに味わって貰いたい成功体験なのです。