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なにをやっているのか

”モノづくりで世の中をより良い場所にする会社” 私たちは当社の自己紹介をするとき、このように伝えています。 「モルテン」と聞いて思い浮かべていただくことが多いのは、ボールなどのスポーツ用品かもしれません。 しかし実際には、スポーツ用品、自動車部品、医療・福祉機器、マリン・産業用品という4つの事業を行なっており、この全てがメイン事業です。 ◆スポーツ用品 「For the real game」を掲げ、バスケットボールのFIBAワールドカップ試合球をはじめ、各競技用ボールやホイッスルなどのスポーツ用品を提供しています。 ◆自動車部品 「Fun and Functional」を掲げ、音、振動、流れを制御する技術を軸に、高品質な製品をグローバルに提供しています。 ◆医療・福祉機器 「From the Inside Out」を掲げ、医療や福祉の現場で必要とされる体圧分散や離床支援を目的としたエアマットレスなどを開発・製造・販売しています。 ◆マリン・産業用品 「Elements of Foundation」を掲げ、浮桟橋や養殖用フロートといった水に関わる分野の製品や、高速道路や鉄道において、耐震を目的とした橋梁用ゴム支承などの製品を製造・販売しています。 4つの事業は関連性がないようにも見えますが、いずれも、空気圧を制御する中空体技術と、ゴムとプラスチックの材料技術を応用しているという点では共通です。 当社の強みは、これら4つの事業で培った技術や経験を、お互いに活用ができること。 社内ではこれを「Crossover」と呼び、会社としてもCrossoverが生まれる仕掛け作りを意識しています。

なぜやるのか

当社のミッションは、モノづくりで社会課題を解決すること。 「スポーツを本物にする」 「自動車の楽しさと機能性を追究する」 「人が内から外へ出るのを助けたい」 「人と自然が共存する社会の基盤をつくりたい」 それぞれの事業に想いを持ち、これまで取り組んできました。 社会課題に自分の経験を組み合わせて、その解決方法を考えること。 そして、モルテンの技術を用いてその解決方法をプロダクト化すること。 これが次々にできるのは、今まで4つの事業を軸にしてきたモルテンだからこそです。 今期のテーマは「Creativity and Operational Excellence」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2023年10月に、モルテンは67期を迎えました。 この10年間を振り返ってみても、 ・UEFA ヨーロッパリーグをはじめとした公式試合球契約 ・マツダ株式会社の「取引成績優秀賞」を9年連続受賞 ・車椅子の「Wheeliy」が数々のデザイン賞を受賞 ・マリン・産業用品を扱う社会基盤事業本部を設立 など、今までは考えられなかったことを実現できています。 今期は、さらに大きく成長するために、創造性と業務遂行の卓越性を追究することをテーマにしています。 モルテンの強みでもあるオペレーションの基盤を強化し、そこに新しい発想を加えることで、我々のプロダクトで社会課題を解決する企業を目指します。

どうやっているのか

スポーツ用品部門の「the Court」は、テクニカルセンターとバスケコートを融合したデザイン。スポーツ用品の製品開発や試験研究を外部のコートへ出向かず、この場で完結することができます。
molten[the Box]には、Hakoniwaと呼ばれる空間があります。 無機物のプロダクト開発をするメンバーの近くに、植物や動物など有機物がある。新しい発想が生まれやすい理由の一つです。
当社には、新しいアイデアを生み出すための工夫がたくさんあります! 中でも特徴的なものを2つご紹介します。 ◆molten [the Box] https://www.molten.co.jp/thebox/ 2022年、これまで広島市内に分散していた開発拠点を一つにまとめたテクニカルセンター、 molten [the Box] が完成しました。 施設名には、「Think outside [the Box]=既成概念を超えて考える」という思いが込められており、常に新たな発想やプロダクトを生み出す、宝箱のような場所を目指しています。 molten[the Box]には、各事業のブランドを象徴するラボがあります。 それが、スポーツ用品部門の「the Court」、自動車部品部門の「the Garage」、医療・福祉機器部門の「the Medical Lab」。そしてこれらのラボをつなぐのが、エンジニアやデザイナーなどが集まり試作品づくりを行うことができる「the Studio」です。 思いついた時にすぐプロトタイプをつくることができたり、他事業部の制作の過程を見ることができることで、 Crossover を実現しやすい場所になりました。 時には社外からクリエーターを招き、新しい視点を当社の技術力に掛け合わせることで、他社にはできないモノづくりを目指しています。 ◆研修について 個人の成長が会社の成長につながると考えて、独自の研修制度を整えています。 ・マイキャリデザイン研修 入社5年目と10年目に、自分の「やりたいこと」「できること」「期待されていること」の3つからキャリアを考える研修を行なっています。 自分の興味がない仕事は楽しくありません。 だからこそこの研修でも、事業の枠組みの中で、自分の好きなことや10年後にやりたいことを考え、未来のキャリアを描くようにしています。 ・戦略研修 マーケティングや競争戦略などの経営理念を習得し、自ら経営課題を見つけ、具体的な戦略を立案し、実践する研修です。 数々の新規事業がこの研修から生まれましたが、1つご紹介します。 - MY FOOTBALL KIT - スポーツの商品企画部(当時)内田 潤のアイデアで生まれた、組み立て式のサッカーボールです。 『元はアジア地域でのサッカーボールの拡販を考えていましたが、この研修に参加したことでSDGsの視点が加わり、自分でキットを組み立てるという「教育」の要素や環境に配慮した「素材 / パッケージ」が組み合わさったプロダクトが生まれました』 現在、内田は自分で発意したテーマを実現するために「MY FOOTBALL KIT グループ」をリーダーとして活動しています。 プロジェクトストーリーはこちらもご覧ください! https://www.molten.co.jp/job/leapfrog/myfootballkit/