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「好きなことで生きていける人」が増える世の中の実現に向けて。僕らがクリエイター支援事業を創る理由

はじめまして、GANGAN株式会社です。私たちは「好きなことで生きていける人を1人でも増やす」をミッションに、クリエイター支援を軸としたサービスを展開しています。

現在はYouTuberのマッチングプラットフォーム「Talema.(タレマ)」の運営を始め、世界中のクリエイターが自分自身の能力を発揮できる環境を作り、世の中をより良い形で循環させられるような事業をつくることができたらと考えています。

今回はそんな私たちの事業をご紹介すると共に、なぜクリエイター支援に特化した事業を展開すると決めたのかなど、事業に抱く想いをお話できたらと思います。話し手は、GANGAN株式会社代表取締役である山本弘信です。

YouTubeチャンネル「北の打ち師達」立ち上げを通して見えたこと

GANGAN株式会社を起業した代表の山本、実はYouTubeがこれほどまでに人々のライフスタイルに溶け込むよりも前からYouTubeを通して動画投稿を行っていたクリエイターでした。

(2022年6月現在)チャンネル登録者数118万人を超える「北の打ち師達」を2010年に立ち上げ、YouTuberとしてのキャリアを歩むことを決断。2020年に起業するまでYouTubeで生計を立てていた山本は、当時何を考え、動画投稿者としての人生を歩み始めたのでしょうか。

山本 「初めてYouTubeに動画を投稿したのは中学生のときでした。その後、高校に入学して同級生である友人とグループを組んで本格的に動画投稿を開始しました。それが『北の打ち師達』です。

僕は動画に出演する側ではなく、企画・撮影・編集など、主に裏方として彼らをサポートする役回りを担っていました。好きな人たちと面白い動画を作り続けることそのものが楽しくて、本当に夢中になってやっていたような感覚です。

高校を出て上京し、大学在籍時も動画投稿は継続。ちょうどその頃からYouTuberとしてギリギリ生活ができるぐらいの収益がでだしたので、就職活動はせずにそのままYouTuberとして生きていくことを決断。在籍していた事務所の方々に親を説得するサポートをしてもらい、YouTuberとしてスタートを切りました。強い気持ちを持っていたからこそ、試行錯誤しつつも前に進めたのだと思います」

いまや多くの人がその名を知るクリエイターの一員だった山本。それにも関わらず、YouTuberとして、クリエイターとして歩むのではなく、事業を創るという選択をしたのでしょうか。

山本 「北打ち(北の打ち師達)として活動している当時から、裏方としてチャンネルの成長に携わることが好きでした。クリエイターとして自分らしさを届ける人の助けになりたいという想いがあったんですよね。」

在籍していた事務所では、自社で培ったノウハウを活かした企業のYouTubeコンサルティング事業が存在します。同様に、企業とInstagramerのマッチングプラットフォーム事業も展開しています。ところが、業界全体でも、企業とYouTuberのマッチングプラットフォーム事業は展開されておらず、一つの事業として立ち上げることに決めたといいます。

山本 「YouTubeを活用したインフルエンサーマーケティングは新しいビジネスで、決まった相場感がありません。クリエイターの影響力や事務所側の工数によってプライシングが決まっていますが、その透明性が高いかという点に関してはある意味グレーゾーンでもあったりする。

一方、マッチング事業はそのあたりの透明性を高めないことには信頼してもらうことができませんから、必然的に透明性が求められる。そうなると、YouTuberを抱えている事務所がマッチング事業を行うのは利益を毀損することに繋がる可能性も考えられるんです。

そういった業界の構造を自分自身の体感としても理解していたので、マッチング専用のプラットフォームを創ることが企業やYouTuberにとってのビジネスチャンスになるのではと考えました」

インフルエンサーマーケティングは「人」を理解する仕事

そうして2020年2月にGANGAN株式会社として起業し「Talema.」をローンチしました。YouTubeを主戦場に活躍するクリエイターが多く、YouTuber事務所への所属を行わずにフリーで活動することも多い今の時代。

そういったフリーで活動されているクリエイターの方々や「事務所を問わず相性の良いクリエイターに仕事をお願いしたい」と考える企業の方々を中心に、「Talema.」をご活用いただいています。

山本 「YouTuber事務所が自社サービスとしてマッチング事業を行ったとしても、事務所の付加価値を下げることにもなりかねません。なので、事務所に在籍しないフリーで活動されているクリエーターの方々も利用できるプラットフォームは今まで存在しませんでした。僕たちは徹底的に企業やクリエイターの目線に立つことでフェアな運営を行えるプラットフォームを作りたいと思っています。

現在すでに526組のクリエイターからに登録いただいており、掲載が無料というサービスの特性上PRを検討している企業の掲載数も日々増加している状況です。立ち上げ当初から比較すると随分と成長もしているので、今後さらにサービスとしての認知度を高めていきたいですね。

クリエイター同士の口コミで『Talema.』の存在が広く知られ、オーガニックで登録者数が増えるような環境が作れたら一番だなと思っています」

また、インフルエンサーマーケティングの面白さの一つには、「必ず人が携わる」という点を挙げる山本。一般的な広告運用とは異なる「人」の魅力をこう語ります。

山本 「データを見つめてにらめっこするような運用はいずれAIに代替されていくのではないかと思っています。ノウハウさえあれば誰でもできるような仕事に、人のリソースを投下するのは効率的ではないですから。

その点、インフルエンサーマーケティングは依頼する企業の担当者も人間ですし、依頼を受けるクリエイターも同様に人間です。彼らと気持ちよく仕事をするためには、クリエイティブ・コミュニケーション・ホスピタリティのような、人間らしさのある観点が必要。

つまり、人を理解して、人に届けるための思考を持ち続けられる人がインフルエンサーマーケティングにはなによりも必要なんです。そういった視点で携われるビジネスだからこそ、インフルエンサーマーケティングはとても奥が深く、難しく、そして興味深いものだと考えています」

正社員二名の小さな組織です。創業メンバーとしてGANGANを成長させてくれる仲間を探しています

YouTuberと企業がコラボレーションすることで生まれるタイアップ企画をよく目にするようになりました。現在、タイアップの市場は年間約250億円まで成長。たった数年でマーケティングとしての効果を発揮しているといえるでしょう。

ところが、この市場はほとんどがトップインフルエンサーによって形成されているもの。

本来、登録者数ばかりでなく作風やクリエイター自身の興味関心などさまざまな尺度でマッチングされるべきものですが、高単価の案件がトップインフルエンサーを中心に依頼されているのが現状です。そういった環境を変化させ、多くのクリエイターの活躍の場を創る。それが「Talema.」を通して実現したい世界なのです。

山本 「今後、クリエイターは確実に増えていきます。だからこそ、彼らが気持ちよく活動できるような環境は醸成していきたいんです。

現在はマッチングプラットフォームのみですが、中長期的はファンクラブやオンラインサロンなど、ファンコミュニティの形成に向けたプラットフォームをリリースしたいと思っています。その他にも、クリエイターを支えるサービスのアイデアがあればどんどん実現していきたいですね。

現在、GANGANは正社員二人とミニマムな組織で運営を行っています。5年後のIPOを目指して事業を創っているので、現在はまさに未来へ向けて組織を成長させていきたいタイミング。チャレンジングな時期ですが、ミッションに共感してくださる強い意思を持ったメンバーと出会いたいと思っています。

ですので、チームで働くことが好きで、クリエイターによって形成されるコミュニティに関心があるという方。ぜひ一度話を聞きに来てもらえたらうれしいです。よろしくお願いします!」

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