こんにちは、イチアール株式会社人事担当です。
今回は、フロントエンジニアとバックエンドエンジニアというIT職種についてご紹介したいと思います!
「漠然とだけれど開発エンジニアに興味がある」という方の参考になれば幸いです。
フロントエンジニアとは
フロントエンドエンジニアは、Webサイト、Webサービス、Webアプリケーションの表面部分を実装します。ユーザーの目に直接触れる領域です。
言語としては、HTML、CSS、JavaScriptを主に使用します。
フロントエンドとは、Webサイト、Webサービス、Webアプリケーションなどのユーザーの目に直接触れる部分のことです。たとえばWebサイトの場合、ページのレイアウト、テキストボックス、ボタン、簡易的なポップアップなどが該当します。つまり、Webサイト、Webサービス、Webアプリケーションにおける、ユーザーと直接やり取りする部分です。
Webサービスの一種であるECサイトでは、商品紹介ページ、文字入力フォーム、注文ボタン、などが該当します。
バックエンドエンジニアとは
バックエンドエンジニアは、Webサイト、Webサービス、Webアプリケーションなどの裏側の処理を実装します。そのため、バックエンドエンジニアのことをサーバーサイドエンジニアと呼ぶこともあります。
バックエンドエンジニアが使用するプログラミング言語としては、Java・PHP・Python・Rubyなどが挙げられます。
バックエンドとは、サーバーやデータベースなどユーザーの目に触れないシステムの裏側を指します。たとえば、ユーザーがWebサイトで情報を入力して送信すると、システムの裏側で情報を処理し、出力します。そして出力結果がユーザーの目に触れることになります。
すなわちバックエンドは、フロントエンドでユーザーが入力した内容などにもとづいて裏側で処理を行う部分です。ユーザーの目には触れませんが、システムの根幹部分とも言えるでしょう。
ECサイトを例に取ると、ユーザーが検索した結果を返す処理、カード情報の処理などがバックエンドで行われます。
このように、バックエンドとフロントエンドは連携しています。
フロントエンジニアとバックエンドエンジニアの違い
システムの機能のうち、ユーザーの目に触れる部分を実装するのがフロントエンドエンジニアの役割、ユーザーの目に触れない裏側を実装するのがバックエンドエンジニアの役割です。たとえばユーザーがアプリケーションを操作した場合、操作している部分はフロントエンドです。フロントエンドからバックエンドに処理が受け渡され、再びフロントエンドに返してユーザーの目に見える形で出力します。
フロントエンドはユーザーの直接目に触れる、パソコンやスマホで出力されている部分です。バックエンドは、その裏側のサーバーで処理されている部分です。フロントエンドはユーザーにとっての見やすさや使いやすさが重要視され、バックエンドは処理の効率や精度が求められます。
バックエンドは、ユーザーが入力した内容のデータ処理、データベースへの保存、検索結果の出力など、ユーザーの目に見えない部分の処理を担っています。ユーザーの目に見えないのでイメージしにくいかもしれませんが、システムにおいて土台となっているのはバックエンドです。
それぞれで使用する言語・フレームワーク
フロントエンド
フロントエンジニアの使用言語としては、HTML、CSS、JavaScriptが挙げられます。バックエンドエンジニアと比較すると使用言語が限られているので、身につけるべきスキルは明確になりやすいでしょう。
またフレームワークを使用するのはJavaScriptだけです。JavaScriptの代表的なフレームワークとしては、Angular、React、Vue.jsが挙げられます。最初に選択するフレームワークは、参画予定のプロジェクトなどに合わせると良いです。
具体的に決まっていない場合も、参画してみたいプロジェクトを複数調べてみて、需要のありそうなフレームワークを選択するのがおすすめです。
バックエンド
バックエンドエンジニアが使用する言語は、Java、Ruby、PHP、Pythonなどです。フロントエンドエンジニアに比べると選択肢が多く、またプロジェクトによって使用している言語が異なります。そのため、自分が参画したいプロジェクトや、対象システムでよく使用される言語スキルを身につける必要があります。
フレームワークも言語ごとに複数あるので、選択肢が多いです。Rubyに関してはRuby on Railsが使用されるプロジェクトがかなり多いかと思いますが、他の言語については特定のフレームワークが市場を独占しているわけではありません。
そのため、言語同様に自分が参画したいプロジェクトなどを調べて選択する必要があります。
求められるスキル
フロントエンド
フロントエンドエンジニアには、プログラミングの知識・スキル、デザインに関する知識が求められます。プログラミングに関しては実装できる必要がありますが、デザインに関しては別にWebデザイナーが在籍している場合も多いです。そのためデザインセンスまでは求められないことも多いですが、デザイン設計にもとづいて実装するスキルは必要です。
フロントエンドエンジニアに必須のスキルはフロントエンドのプログラミングスキルである、HTML、CSS、JavaScriptです。JavaScriptは実装する機能によって幅が広いのでスキルレベルを一概に評価するのが難しいですが、HTML、CSSに関してはページ表面を的確に実装するスキルが必要です。
バックエンド
バックエンドエンジニアには、バックエンドのプログラミング、データベース、セキュリティの知識・スキルが求められます。担当するシステムやパーツによって求められるスキルは異なりますが、第一にバックエンドで使用されるプログラミング、第二にデータベース、第三に年々重要視されているセキュリティに関する知識・スキルを身につけると需要の高いバックエンドエンジニアになれます。
まずプログラミングスキルとしては、Java、PHP、Ruby、Pythonなどが役立ちます。すべてを網羅している必要はないのですが、参画するプロジェクトで使用している言語スキルが必須です。
データベースに関しては、SQLを書いてデータベースを操作するスキルや、Webとサーバーで通信を行うためにネットワーク管理を行うApacheなどのスキルが必要です。ただし参画するプロジェクトやポジションによってはデータベースをあまり扱わないこともあります。
セキュリティについても開発エンジニアと別にセキュリティの専門家が参画しているケースも多いですが、開発エンジニアもセキュリティ事故を起こさないために最新のセキュリティ情報を追いかける必要があります。
最後に
フロントエンジニアとバックエンドエンジニアについて、イメージをお持ちいただけたでしょうか?
開発エンジニアといっても、それぞれで業務内容は大きく変わります。
また、どちらにも携わりたいという方は、両方のスキルを身に着けフルスタックエンジニアになるという道もあります!
これからエンジニアを目指そうとしている方にとって、本記事がどのようなエンジニアを目指したいか考える際の参考になれば幸いです。