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なにをやっているのか

私たち株式会社匠堂は課題を抱える中小製造業をグループ化し、再生・活性化を中長期の目線で実現する事業再生・成長支援プラットフォームを目指しています。 ■事業内容■ ・事業承継等に課題を抱える日本の製造業企業への再生・成長支援投資 ・各子会社へのハンズオン経営支援 ・各子会社へのグループ共通機能(財務経理、労務、マーケティング、インサイドセールス、等)の提供 私たちが今後の成長に課題を抱える企業を買収している理由は、単純な出口戦略のためではありません。売却しないことを原則として投資先企業の再建・再成長をサポートし、各社の強み弱みを補いながらグループ一体で中長期的に成長していくことを目的としています。 ▍新しいかたちの「投資×事業会社」を目指す 匠堂グループに迎え入れた企業それぞれが培ってきた文化・技術力・ノウハウ……。 私たち匠堂は各事業に携わる人と資産を尊重したうえで、各社の成長を支援してきました。 グループ各社の株式や事業を継続的に保有し、グループ化によるシナジー効果を発揮させることで、今後もグループ全体の成長を実現していきます。 ▍改善と革新の真っ只中を進む事業の数々 ・化粧品容器等プラスチック成形 ・工業用乾燥機製造 ・今治タオル製造 ・電子部品/コイル ・自動車等金属部品切削加工 ・プラスチック成形/ハーネス組立/回路基板組立 ・包装機械/PE製品 ・人材派遣 ・プラスチック成形/回路基板組立 これらはグループ各社が展開する事業です。グループ各社の売り上げは約4億円~20億円、グループ連結での売上は約50億円にのぼります。 ■今後の展望■ 日本の製造業企業グループを中長期の目線で一体経営していくというユニークなポジションを活かし、従来型の投資会社にはない事業再生・成長支援「プラットフォーム」としての強みを確立していきたいと考えています。 ・グループ間の機能連携・統合強化 -管理機能のシェアードサービス化 中小企業一つひとつに必要な人材が揃っているケースは稀であり、管理人材の強化はどの会社でも課題となっています。そこで、各社の管理業務をなるべく標準化し、管理機能の統合を進めて各社の人材がグループ他社の業務も含めて行えるようなシェアードサービス化を進めています。これにより、経理に強い人材はグループ全体の経理業務を、労務に強い人材はグループ全体の労務業務に携わる、ということができるような体制を目指しています。 -営業機能のシェアードサービス化 中小企業においては、広報やマーケティングといった機能が確立していることは稀で、専門の人材を1社のために採用するということも現実的には困難です。そこで、匠堂本体にこれらの専門性を持った人材を配置、もしくは子会社の中で比較的知見のある人物を積極的に登用し、グループ全社の広報機能やマーケティング企画機能を提供していくといういう計画を進めています。 また、営業機能においても、分析ー計画ー実行ーフォローという営業活動の基本的なサイクルをしっかりと工程管理できている中小企業は決して多くなく、所謂営業企画・営業管理の機能が不足していることも多いです。そこで、匠堂に営業支援機能を持ち、現状分析から計画立案、計数管理と実行支援を各社と伴走しながら行っていくという取り組みも進めています。

なぜやるのか

■匠の技術を持つ企業を支え、ともに歩み、豊かな社会の実現に貢献します■ 株式会社匠堂は、日本の中堅・中小企業の再生・活性化を目的として、2015年より後継者難や事業再生が必要な製造業の株式や事業を譲り受け、グループの拡大を図ってまいりました。日本の製造業は、すばらしい製品や技術力を持っていますが、経営難、後継者不在などにより単独での生き残りや成長が難しくなるなど、多くの問題をかかえております。私たちは、このような会社をグループ化し、それぞれの強みを活かし、弱みを補い合いながらグループ一体となり成長を目指しております。 ■製造業グループとして「現場」だけにとどまらない、SCM全体を俯瞰した管理能力の向上を図ります■ これまでの製造業はどちらかといえば現場を重視し、匠の技や現場力といったもので勝負してきたと言えると思います。これは、現場主導のカイゼン等で大きな強みを日本企業にもたらした一方で、サプライチェーン全体を俯瞰した全体最適やITを駆使したサプライチェーンマネジメント(SCM)・生産管理といった領域では世界に遅れを取ったとも言えます。 特に、原価管理、管理会計といった領域は、ものづくりが得意とされてきた日本においても、(特に中小企業においては)共通した課題となっており、諸外国と比べた競争力は日に日に衰えていると言わざるを得ません。 このような状況で“匠の技”を持つ企業を支え、共に成長していくために必要なのは、IT・データを活用した管理面での抜本的な改革です。単なるIT活用、デジタイゼーションに止まることなく、データ・ファクトをベースに本質的な経営課題を捉えた意味のあるDXを推進する。そのための体制構築や意識改革を進めていきたいと考えています。 その中で、製造業における生産管理や原価管理といったコアとなる領域での課題解決を図るためのITプロダクト作りにも積極的に挑戦していきたいと考えており、ゆくゆくはそれらの製品化も視野に入れたいと考えています。

どうやっているのか

■中小製造業の強みを伸ばし弱みを補う■ グループが一体となって、各機能の強化を図っています。 企画・営業・マーケティング、財務・経理・法務といった機能のグループ横断での連携を強化し、親会社である匠堂本社を起点としたグループ全体のマネジメントを行うことで、各社がそれぞれお互いの強み弱みを補合える体制を構築しています。 ■働くうえで大切にしていること■ 匠堂のValue(行動原則)として、一番はじめに「楽しむことへの拘(こだわ)り」というのを掲げています。真剣に向き合い、本気で取り組めば仕事は楽しいものだ、という考えのもと、会社内の立場を超えて、全員が仕事を楽しめるような環境を作っていこう、という想いを込めています。 今はまだ組織づくりを進めている段階ではありますが、従業員全員が楽しく仕事をできるような組織を目指したいと考えています。 ■活躍中のメンバー■ グループ全体の総従業員数1,010名のうち、匠堂では15名ほどのメンバーが活躍中。これに加えて、各子会社のメンバーがテーマに応じて匠堂のメンバーと一緒に業務を推進しています。 コンサル出身者、外資系金融出身者、大手上場メーカー役員経験者、ITメガベンチャー役員経験者等、製造業投資を手がける会社としては、非常に多彩なメンバーが集まっており、年齢や立場に関係なく自由闊達に議論しながら仕事をしています。 外資系企業出身者も多く、多様性を重要視し、はっきりと意見を言うことが評価される文化を作っています。年功序列を排し、能力のある方をどんどん評価、抜擢していく経営方針なので、チャレンジ精神旺盛な方や主体性のある方にはピッタリの環境です。 ■オフィス環境と働き方■ 本社は銀座にあり、出社・リモートワークのどちらも可能です。業務の進捗や仕事内容などを見ながら決めていければと思っています。