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なにをやっているのか

Tsumiki 玩具、パビリオン
日本橋三越本店リニューアルプロジェクト
私たち株式会社隈研吾建築都市設計事務所は、隈研吾が代表を務めるデザイン・設計事務所です。国内外合わせて数百名におよぶ設計のプロフェッショナルが所属し、それぞれの才能によって世界に新たな潮流を生み出しています。 ■事業内容■ 建築物の設計を中心に、室内装飾や食器・家具・小物などのデザインを幅広く手がけています。進行するプロジェクトは数百に及び、半数以上は海外の案件。活動の場は30カ国に及びます。最近ではインテリアや商品開発の案件も増えており、新領域の開拓も進んでいます。 ■地域の魅力を再発見する■ 現在、隈研吾建築都市設計事務所では地方との新たなかかわり方を模索しています。「木工の町」として知られる北海道東川町をはじめ、全国にサテライトオフィスを設立する計画が進行中。サテライト開設によって、事務所と町の人が触れ合う機会を創出し、メンバーの働き方にも選択肢を増やしていこうという取り組みです。地域との深いかかわりのなかで生まれる新たなクリエイティブを大切に育み、その地域の魅力を再発見していきます。

なぜやるのか

雲の上の図書館 / YURURIゆすはら © Kawasumi・ Kobayshi Kenji Photograph Office
サニーヒルズジャパン © Daichi Ano
■自然との調和を目指す■ コロナ禍は「都心から地方へ」という、これまでとは逆の新しい価値観を生み出しました。この変化は、建築様式にも大きな影響を与えています。「コンクリートによる閉じた箱から屋外へ」と、人々が空間に求める意識もまた、大きく変容しているのです。たくさんの人がひしめき合うような建物ではなく、屋内にいながら外の空気や樹木の香りを感じれる空間を求める人々の想いは次第に大きくなっています。また、環境問題への危機意識が高まったことで、二酸化炭素の排出を抑制する木材の活用にも関心が強まっています。 私たちは、自然と調和した世界を実現する開放的なデザインに注力し、自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案していきます。 ■負ける建築■ 建築とは、独創的なだけでは成立しません。風景や人々の暮らしに影響を与えるものだからこそ、社会に受け入れられることが重要です。そのために実践している私たちの流儀、それは「負ける建築」です。周囲の環境を変えたり、いたずらに目立つデザインを目指すのではなく、自己主張し過ぎない、景色の一部になるような建物を建てるのです。また、予算や敷地などのあらゆる「制約」を、解決するのではなく逆手にとって魅力に変えることも大切にしています。制約があるからこそ独創性が生まれると考えています。

どうやっているのか

海外出身の方が半数程度いるので、オフィスでは英語を交えたコミュニケーションが活発に行われています。
多様な打ち合わせ空間
■都市のニューノーマルを体現するオフィス■ これまで私たちの事務所では、全国各地の現場に担当者が出張し、仕事が終わったら東京に戻ってくるというのが一般的なスタイルでした。しかし、緊急事態宣言が出たことを受けて、「東京に戻らなくていい」働き方に移行しています。そのために全国にサテライトオフィスを設立しました。これからはメンバー一人一人が自分の居場所を見つけて、そこで仕事をする時代。皆が集まって働く「都市」の概念は変容しつつあります。 この変化に対応すべく、現在オフィスのリノベーションを行っています。フリーアドレスで開放感のある空間で、新しい時代の働き方を体現するオフィスを目指しています。 ■ともに働くメンバー■ 東京・南青山本社では、デザイナーをはじめ総勢250名ほどのメンバーが働いています。グラフィック・インテリア・模型・CGなど、各分野の専門チームも活躍中です。海外出身の方が半数程度いるので、オフィスでは英語を交えたコミュニケーションが活発に行われています。 今回募集するアドミニストレーションスタッフは現在11名。 アドミニスタッフにも建築、アートに興味を持っている方が多く、より良い作品が生まれてくるよう、縁の下の力持ちとして働いています。誰とでもダイレクトに話しができ、積極的に提案できる環境です。コミュニケーションスキルを活かせば活かすほど、広いつながりを築くことができます。