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なにをやっているのか

◆会社紹介◆  Crypto Garageは、ブロックチェーン技術や暗号技術を用いた金融サービス事業を開発・展開するフィンテック系スタートアップ企業です。決済分野と広告分野に実績のある株式会社デジタルガレージ(東証一部:4819)と、金融機関どうしでの短期の資金運用や決済を行う東京短資株式会社とのジョイントベンチャーとして、2018年9月に設立されました。  ▼株式会社Crypto Garageが設立されました(2018/09/03)  https://cryptogarage.co.jp/20180903 ◆設立4ヶ月で規制のサンドボックス制度の認定を取得!◆  設立から約4ヶ月後の2019年1月には、Crypto Garageが進めているプロジェクトの一つ「仮想通貨と法定通貨を同時決済可能なプロ向けの決済プラットフォームの構築」が、日本政府の『規制のサンドボックス制度』の認定を、日本国内の金融分野で初めて取得しました。  上記の実証実験では、賛同する仮想通貨交換業者数社がCrypto Garageの提供する「SETTLENET(セトルネット)」を活用して、ブロックチェーン関連技術の開発を手がけるBlockstream社(カナダ)が提供するサイドチェーン決済ネットワーク「Liquid Network(リキッドネットワーク)」上に、ビットコインに裏付けされたトークン(L-BTC)と交換可能な円建てトークン(JPY-Token)を発行できるサービスを提供します。  さらに、「Atomic Swap(アトミックスワップ)」の技術を用いることで、Liquid Network上のL-BTCとJPY-Tokenとをリアルタイムで同時決済可能としました。これにより、取引相手に対する信用リスク(カウンターパーティーリスク)を排除しつつ、迅速で安全、かつ、秘匿性の高い暗号資産の取引を実現します。 ◆就業環境◆  Crypto Garageでは、Blockstreamなどのテック系スタートアップや国内外の大学研究機関、親会社のデジタルガレージなど4社で発足した研究開発組織「DG Lab(ディージーラボ)」などとも連携しながら、ブロックチェーン技術や暗号技術を活用した高度な金融サービスに関する研究と事業開発を進めています。  DG Labのブロックチェーン・ディベロッパーチームにはBitcoin Core Contributorであるメンバーの複数名が在籍しており、Bitcoin Core、Blockchainの拡張技術(Layer2 / Sidechain技術など)に貢献しています。

なぜやるのか

◆私たちは何を目指すのか◆  私たちは、暗号資産・ブロックチェーン領域にイノベーティブなサービスを本格的に展開することを目指しており、現状の既存金融市場やクリプト金融市場での課題を、ブロックチェーン技術や暗号技術をもって解決することを命題としております。  ブロックチェーン技術や暗号技術を活⽤した⾼度な⾦融サービス・ユースケースに関する研究開発を加速させ、⾦融イノベーションフロンティアの先頭に立ち、⽇本発の世界を代表するブロックチェーン⾦融サービスを創出し、成⻑させていきます。 ◆実証実験で何を成し遂げるのか◆  今回の実証実験においては、以下に挙げたような現在の仮想通貨市場の課題を、ブロックチェーン技術によって解決することを主な目的としております。 ・一般大衆向けの仮想通貨市場が拡大する中、交換業者のカバーマーケットが確立しておらず、流動性・価格面等において不安定な状況が発生しやすい。 ・共通の決済基盤ならびに共通の取引基盤がないため、仮に仮想通貨交換業者が他の業者から流動性を獲得する場合、①多大なる信用リスクを取引相手に対して取らざるを得ない(法定通貨と暗号資産を同時決済できない)、②参加者間で取引を秘匿しにくい、③当局が業者間大口取引を捕捉しづらい。 ・一般投資家を対象とした仮想通貨交換所(仮想通貨交換業)では、取引の迅速性、利用者のITリテラシーの観点から、秘密鍵を交換業者が預かる形式をとる例も多いが、同様の形態をとると、セキュリティ上のリスクが高くなる。  今回の実証実験での取組みのように、暗号資産と法定通貨建てトークンの同時決済が可能となれば、上記の問題点は改善され、仮想通貨市場の健全な発展に貢献することが期待されます。

どうやっているのか

Crypto Garageでは、ビットコインに使われているブロックチェーン技術を用いて、金融サービス、オープンソースプロジェクトの開発を行っており、利用する技術はBitcoin Core、Layer2、Lightning、Atomic Swap、Sidechainなど多岐にわたります。 ▼Crypto Garage、ブロックチェーンならびに金融分野第1号となる規制のサンドボックス制度の認定を取得(2019.1.21) https://cryptogarage.co.jp/20190121-1 ▼仮想通貨ビジネスと「規制」は歩み寄れるか?──日本政府「規制のサンドボックス制度」とクリプトガレージの挑戦(2019.7.3) https://www.coindeskjapan.com/13069/ また、DG Labには、Bitcoin Coreエンジニアが複数名在籍しており、Bitcoin Coreのトップデベロッパーや研究者との共同スプリントの機会やメンタリングの機会など、ブロックチェーンのコアデベロッパーとしても成長できる環境があります。