なにをやっているのか
私たちvivola株式会社は不妊治療などの女性医療分野を中心に、確かなエビデンスを基に事業を展開しています。現在は不妊治療に特化し、医療の受け手側に対して定量的にデータを提供できるようなサービスをリリース。人生100年時代のライフステージの捉え方を見直し、女性医療を支えるAIサービスを提供しています。
<事業内容>
・インターネットコンテンツの企画、開発、運営
B to Cサービスに留まらず、企業向けにセミナーを行ったり、病院連携・類似症例のデータベースを作成したりするなど、B toB 事業も行っています。
■「cocoromi」とは?
cocoromiは、自分に合った不妊治療の情報を得られるデータ検索サービスです。
不妊治療を経て妊娠した人のデータをわかりやすく可視化し、整備。不妊治療の統計や同質データ・パーソナルデータなど、信頼性の高い情報を参照できます。不妊治療でありがちな「自分にあった情報が得られない」「情報の確証性が薄い」「治療内容・方針を体系的に理解するのが難しい」といった課題に対して、エビデンスと知識を通じて、主体的に治療に取り組めるようサポートします。
■実績と今後の展望
2021年、経済産業省メディア「METI Journal」で当社事業が紹介された他、東洋経済2021「すごいベンチャー100」にも選出。
また2020年9月には、山梨県が運営する「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」に採択、2021年10月にはこおりやまSDGsアクセラレータープログラムに採択されるなど、着実に実績を重ねて参りました。今後は婦人科系疾患にも裾野を広げ、事業をスケールしていく予定です。当社のサービスを通じて、医療機関と個人にとって最適化したスキームをつくれるよう、今後も邁進していきます。
なぜやるのか
■データ解析というテクノロジーで、多様性のある個々人が活躍できる世界へ
今の社会を生きる女性は、昔とは違った課題を経験するようになりました。
近年は「産後鬱」などの問題が表面化していますが、こうした課題に対する医療に、適切なタイミングでアクセスできるような未来をつくりたいと考えています。私たち事業を通して医療機関との距離を縮め、個人にとって付加価値のある情報を提供していきます。
■事業設立の経緯
代表の角田は、婦人科系疾患を抱えながら不妊治療を行った経験をもっています。
その中で、治療をするのにどの病院を選べば良いか分からず、自費診療で数百万かかってしまったこともありました。こうした経験から、必要な情報を体系化したり選択肢を可視化したりして、遠回りすることがない不妊治療を実現したいと考え、事業の設立に至ります。
■開発の背景
日本国内では少子高齢化が年々加速しており、2020年の出生数は約87万人と過去最小を記録しています。同時に、産みたくても子供を産めない方、不妊治療に励んでいる女性は50万人以上にも上ると試算されており、いずれも早急に解決すべき社会問題です。
しかしながら、不妊治療当事者が担う経済・心身の負担は多く、そのうえ情報の収集源も限られています。医療機関と受け手側で情報の非対称性が大きい分野でもあるため、体験者のブログから情報を集めている方も少なくないのです。
こうした課題と格差解消をするべく、cocoromiをリリースしました。
どうやっているのか
■私たちの特徴
私たちは、医師の経験則とデータを組み合わせ、個人にとって最適な医療を実現したいと考えています。そのために、提供・登録するデータもエビデンスを重視し、ユーザー・医療機関の双方がアクセスできるようなアプローチをとっています。フェムテックや不妊治療分野の中でも、こうしたスタンスを貫いているのは当サービスならではの特徴です。
■各分野のプロフェッショナルが集結!専門性を活かせる職場環境
特定分野への知見が深く、第一線で活躍してきたメンバーが集まっています。
現在は完全リモートで業務を行っており、各人目標に向かって黙々と業務に打ち込んでいるような職場です。なお、エンジニアの方に関してはクラウドで作業できるのであればツールの指定などはなく、使い慣れているものを活用できます。働く時間もある程度フレキシブルに決められるので、働きやすい環境です。