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【TCJの講師を紹介!Vol.3】留学生クラス「大学進学コース」担当講師

西畑 利一郎さん

2015年に非常勤講師として留学生クラスの授業を週4日担当。現在は大学進学クラスの副担任業務および進路指導を担当している。

簡単に自己紹介をお願いします!

西畑利一郎と申します。兵庫県の西宮市に生まれ、大学卒業まで関西で育ちました。中学生の時に英語教師に憧れを抱き、将来は中学の英語の先生になりたかったのですが、訳あって都内で就職をすることになりました。結果としては中米への駐在や欧米諸国への出張など海外とのかかわりを多く持つことができたのでよかったなと思っています。

趣味は、小学校の時に弟と始めたバドミントンで、お互いそれぞれの生活の場所でクラブに入って週末は練習試合をやっています。毎晩の晩酌の焼酎は必須飲料ですね。

日本語教師になる前のご経歴を教えてください。

関西の大学卒業後、都内にある光学・精密・事務機会社に就職。最初の5年間は販売会社で都内の複写機の販売を担当。その後、本社に移り、カメラ関係の生産調整、マーケティング企画部門などを経て、1983年から1999年まで中米パナマに駐在し、中南米各都市からカリブ海の島々までマーケット活動をしていました。

TCJ(東京中央日本語学院)で担当しているクラスと、授業の内容を教えてください。

留学生の大学進学コースで、副担任をしています。学習者とっては実質の担任となります。担当しているクラスはN2レベルで、日本での大学入学を目標に日々学習進めています。留学生が日本で大学受験をするにあたり重要となるのが「日本留学試験」(EJU)です。大学進学コースではEJUの試験期に合わせて、授業の中に対策の時間を設けています。クラスのレベルや理解度に応じて、聴解や聴読解などリスニングの時間を増やしたり教材を選定するなど、ただ試験対策を実施するだけでなく学習者に合わせた内容で実施をしています。それ以外にも日本語の基礎となる漢字・語彙・読解・聴解などの4技能を伸ばしながら、ディクテーションを入れたり、日本人と同じような発音ができるような練習も取り入れています。

日々の授業や業務で大切にしていることは何ですか。

学習者の年齢は大半が20歳前後ですが、対等の大人として接しています。また授業開始時の学習者の顔色にも気を付けています。慣れない土地で一人で生活をしながら、TCJの授業後に夜遅くまで塾で勉強している学習者もいます。受験も非常に大きいストレスとなりますので、学習者のコンディションの把握は欠かさずに行っています。そして学習者から頼まれたことはどんなに小さな事も忘れないように実行しています。副担任として学習者との信頼関係が何よりも大切ですので、絶えずWatchしていることが大切です。

TCJで非常勤講師として働く魅力を教えてください。

TCJは授業の内容や副教材の選定など、「非常勤講師に色々と任せてもらえる環境」が魅力的だと思います。自分で試行錯誤してチャレンジできる環境は講師としての成長にもつながりますし、何よりも自分自身が楽しみながら授業ができます。その分反省することもありますが、それも次の成長につながるので自分自身で振り返りながら授業準備をしています。

またコロナ禍でパンデミックに陥ったとき、TCJではいち早くオンライン授業を取り入れてくれました。私たち講師は突然の対応で戸惑った部分も多かったですが、シフトから外れることなく授業をさせていただけた環境は今でも本当に感謝しています。また、教務主任をはじめ常勤社員の方が丁寧にオンライン授業の進め方や操作方法などを教えてくださったり、授業で使用するパワーポイントを講師全員が共有できる状態にしてくださったことで、オンライン授業に対する抵抗感もすぐになくなりました。今ではパワーポイントを使用しない授業は考えられませんね。

日本語教師のやりがいや魅力を教えてください。

まずは学習者が希望する進路に進んだときはとてもやりがいを感じます。笑顔で「先生!合格しました!」と言われたときは感無量です。また卒業後、何年たっても連絡や報告をくれることもとてもうれしいです。先日も数年前に卒業した学習者が結婚したパートナーと一緒に我家に遊びに来てくれました。日本語学校でかかわれる時間は長くても2年ですが、このように学習者の人生に携われることはとても魅力であり、やりがいを感じます。

働く前に不安に思っていたこと、またどのように解消されたか。

不安は特にありませんでした。不安よりも楽しみの方が勝っていたかなと思います。ただ、やっていく中でこの授業の組み立てはこれでいいのか、授業スケジュールや進度は適切かなど、様々な疑問がわいてきましたが、そのたびに常勤講師の方に相談したり、周りの非常勤講師の方と相談しながら進められたので特に不安などを感じたことはありません。

またTCJはいつでも職員室を利用することができるので、私は週6日TCJに通っています。職員室には教材も豊富にありますし、PCなどの設備も整ってますので、授業準備に対する不安もあまり感じずに始められたのも大きいと思います。おそらく、初めはみなさん授業準備に対する不安が大きいと思いますが、TCJにはこのようにいつでも授業準備ができ、また近くに頼れる方々がいる環境がありますので、不安を感じずに働くことができると思います。

今後の目標を教えてください。

今年から留学生以外にプライベートレッスンもやらせていただくことになりました。クラスレッスンとはまた異なるスタイルですが、今後も自分の多様性を広げながら、日本語教師としてさらに活躍できればと思います。

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