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なにをやっているのか

■Banking as a Service 事業 新たに金融サービスを提供したい企業に向けて、システム基盤を SaaS の形で提供する BaaS (Banking as a Service) 事業を軸にビジネスを展開しています。先方が金融ライセンスを持たない(あるいは活用しない)場合には、提携・協業という形をとってレベニューシェアをしています。BtoBtoC もしくは BtoBtoBのサービスです。 金融システムのインフラをモダンなAPIとして提供することで、金融サービス提供事業者がより良いユーザー体験や業務効率化を実現するためのアプリケーション開発に集中できる環境をつくり出すことに貢献しています。 <実績例> ・セブン銀行グループの海外送金サービス「Sendy」 https://www.sevenbank.co.jp/corp/news/2021/pdf/2021032901.pdf ・福岡銀行と協業したVisaプリペイドカードアプリ「Epre」 https://www.fukuokabank.co.jp/pdf/20210430_release.pdf ・アイフルグループの後払いサービス「ミライバライ」 https://www.mirai-barai.co.jp/ ■2018年創業のスタートアップ 事業者による BaaS の活用が一般的で、エンドユーザーにもチャレンジャーバンクなどが広く浸透した海外に比べ、国内の金融サービスは手数料の高さやサービスレベルなどを含めまだまだ遅れを取っています。 そのような現状を打破し、広く世の中に価値のある金融サービスを届けるため、2018 年にこの会社を立ち上げました。 幸いにも複数の金融事業者から賛同をいただけたため、金融業界の高い参入障壁を超えて会社設立から初期事業での仮説検証まで行うことができました。2021 年現在でも、国内の Fintech 分野には自分たちの手で画期的な金融サービスを創り出すチャンスが数多く存在していると考えています。

なぜやるのか

これまでの国内における金融サービスの開発・運用は、ゼロからアプリケーションを開発したりレガシーなパッケージをカスタマイズする案件が多く、金融サービス提供事業者にとって、開発にかかる時間もコストも大きな負担となっていました。また、そのようなシステム基盤のうえで素早い新機能の追加や外部サービスとのAPI連携は決して容易ではありませんでした。 一方、北米や欧州では、様々な金融機能をAPIとして提供する Banking as a Service = BaaS(あるいは最近ではEmbedded Financeとも呼ばれる)市場が拡大し、開発コストが格段に下がった結果、革新的なFintechサービスが数多く生み出されています。 国内でも徐々にそのような流れができつつある中で、kipp が BaaS を幅広く提供し、日本からも価値のあるFintech サービスを生み出すことに貢献したいと考えています。

どうやっているのか

■働く環境について kipp では、ダイバーシティを尊重し、また働き方の自由度を高めることで、多様な人材がパフォーマンスを発揮できるような組織づくりをしています。 各メンバーがアウトプットを最大化できる方法を考慮した結果、多くのポジションでフルリモート勤務と裁量労働制を導入しています。 そのためメンバーは北海道から九州まで日本各地に幅広く在籍しており、主に Slack や Backlog、Asana、Google Meetなどでコミュニケーションしています。 ミーティングについては、社内定例を週 1~2 回オンラインで行い、進捗状況の共有をしています。その他、必要に応じて各メンバー間での 1:1 を実施しています。外部パートナーとやりとりするメンバーについてはミーティングの頻度も高く、週4~5 回程度です。 ■一緒に働くメンバー フルタイムの社員は人数を絞り、実績のある優秀なメンバーを揃えて高い生産性を維持できる体制づくりをしています。 代表の中島は、Google で中小企業向け YouTube 広告部門の立ち上げに携わり、主にアジア太平洋地域を担当。2013年には決済スタートアップの WebPay の創業に参画し、LINE による買収後は LINE Payの事業開発やマーケティングを担当していました。その後も複数のスタートアップ事業に参画・貢献し、2018年3月に Kipp Financial Technologies を冨田と共同創業しました。 CTOを務める冨田は、中島と同様2013年に WebPay に参画し、加盟店向けクレジットカード決済 API の開発を担当。LINE による買収後は LINE Payの日本における開発と、LINE Payカードの開発をリードしました。2017 年に参画した動画広告スタートアップの FIVE では、動画広告の新サービスおよびモバイル SDK の開発を担当しました。 その他にも大手IT企業やスタートアップで活躍した実績のあるメンバーが多く、その経験を活かして kipp にジョインしています。 ■kippが大切にしている4つの行動指針 ・Take Ownership:自分の仕事は責任を持って完遂する ・Be Logical: 常に論理的に思考する ・Think Out of the Box:: 常識にとらわれず行動する ・Maximize Team Performance: チームのパフォーマンスを最大化する kipp の業務では非常に大きく複雑なシステムを扱うため、どの職種においても大きな裁量と高いオーナーシップを持たせています。開発サイドとビジネスサイドの双方で、各々が自身の仕事に責任感を持ち、完遂することを重要な価値観として共有しています。 プロダクト開発に関しては、顧客からのフィードバックを参考にしつつも、近視眼的にならずに、自分たちが真に価値を発揮できるプロダクトとは何か」「プロダクト開発・運用のスケーラビリティを保つためにはどうすべきか」を常に論理的に思考、開発することを大切にしています。これまでの常識にとらわれず、サービスの本質を追求していく集団でありたいと考えています。