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【突っ込みどころ満載】「私はあなた。」「…はにゃ?」内定者ブログvol.5

いやいや、待て待てと。

「『私はあなた』なわけないやろーーーー!!!!」

って思った人。


うん。私もそう思います。

いや、先週まではそう思ってました。はい。

あ、そこのあなた、ちょっと待ってください。あ、待って、、、今から話すから。

ちゃんと真面目に話すから。


実は、ふざけてないんです。「私はあなた」なんです。

いや、ほんとに!!!!!


あっ、申し遅れました。

私は、ニューワンズ株式会社内定者の野崎晴穂(のざきはるほ)と申します。

今は愛媛県松山市で大学生活を送りながら、このように内定者として採用・広報に関わらせていただいております。


【新卒で介護福祉業界へ】22卒内定者のリアルとは?内定者ブログvol.1 | ニューワンズ株式会社
初めまして!!ニューワンズ株式会社内定者で、4月から入社予定の野崎晴穂(のざきはるほ)です! 急な自己紹介から始まりましたが、今読んでくださっている方は、どこからこの記事を見つけてくださったのでしょうか?? 私のことを元々知ってくださっている方ですか? ニューワンズ株式会社(私の内定先です)の記事が気になって見てくださったのですか? ...
https://www.wantedly.com/companies/company_2625809/post_articles/351017




先日、内定者として参加させていただいた経営者向けの勉強会で、「一元論」という考え方を知りました。

「一元論」という言葉は聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。


デジタル大辞泉によると、一元論とは

哲学で、世界を一つの根本的な原理によって説明しようとする立場。

のことを言うそうです。


先日の勉強会で、先生はこうおっしゃいました。

「「私あなた」ではなく「私あなた」でもなく「私あなた」。」



「………… はにゃ?」


(いや、そういわれましても。

一元論だからといって、私はあなたじゃないでしょ。

目の前にいる人と、自分は違う存在であるのが当たり前。

そもそも一つであるとは何なんだ…。)


そう思った私は、つい、高校生が選ぶ 大人が使っていたらイタい流行語 【第2位 はにゃ?】を口にしてしまったのです。


言葉に表れる「一元論」

そんな私ですが、帰宅してから数日後

ある本(※)を読んでいた時、

「私はあなたやん…!!!」

と思わず言ってしまったのです。


そのページには2つのことが書いてありました。



1つ目は、日本語には「目の前の知らない人」のことを指す代名詞がないということです。


英語であれば「YOU」と言えば済むのに、日本語で知らない人に呼びかけようとすると「ねえ、」や「あのお」や「ちょっと」という言葉を代名詞代わりに使うことが多いですよね。

知っている人に関しても、「あなた」「君」「おまえ」などと様々な呼び方をします。


2つ目は、「一人称と二人称の混同」(『自分』を意味する言葉が実は『他人』を指す)が日本語にはあるということです。


例えば、テレビを見ているとき関西の芸人さんが「自分、今なに言うたん?」と言うことがありますよね。

これは、「私は今何を言ったのか?」と言いたいわけではなく「あんたは今何を言ったのか?」という意味です。

つまり「自分=あんた」ということです。(…はにゃ?)


また、少しガラの悪い地元のお兄さんが「われぇ、なにしとんどいやぁ!!」と言うことがあります。

これも「私は何をしているのか!!」とクイズを出したいわけではありません。「おまえはなにをしてるんだ」という意味です。

つまり「われぇ(我)=おまえ」ということです。(はにゃはにゃ??)


さらに、時代劇などでは「おのれぇ!」と言って悔しがっている人を見ることがあります。

ここでも侍は「自分!!」と言って悔しがっているのではなく、「自分に悔しい思いをさせた相手」を指していることは言うまでもありません。

つまり「おのれぇ(己)=あなた」ということです。(はにゃはにゃはんにゃ?)




以上の3つの例では、共通して

「自分=他人」

という現象が起こっています。

一人称と二人称の区別がされていないのです。。。


関西出身の私にとってこの3つの例にある表現は、どれも自然なものでした。

「『自分』って言っているけれど、これは相手のことを指しているんだな」

とわざわざ考えなくても意味をとることができます。


実は

京都を中心とする関西は古くから日本の中心であるため、古い日本語の形がいくらでも残っている


と本には書かれていて、一人称と二人称の混同も、その古くからある日本語の例の一つだと解説されていました。


日本語は、「自分」と「他人」の区別をつけないことがあたりまえだったというのです!!Σ(・□・;)


やっぱり「私はあなた」

言語の習得は文化の習得を意味する。」というのは外国語を学ぶときによく聞く言葉です。

これが正しいとするなら、

日本語は、「自分」と「他人」の区別をつけないことがあたりまえだったということが、

「私はあなた」の考え方、日本のあたりまえだったということを示している

と読み取ることもできます。

私はそう理解することで腑に落ちたような気がします。(はにゃ?と言わなくなりました。)



現代では、初めの私のように「私はあなた」と言われてもピンとこない人が大半なのかもしれませんが、例にも挙げた、

「自分=あなた」

「我=あなた」

「己=あなた」

が感覚的に理解できるのだから、日本人は「私はあなた」を忘れてしまっているだけなのだと考えます。


もしくは、「私はあなた」を使わなくなってしまっただけなのかもしれません。


競うことや個人レースが当たり前だから、自分と他人を切り分けるのが当たり前になったのかもしれません。


「私はあなた。」皆さんはどう思われますか??


まとめ

ニューワンズ株式会社の内定者として、経営者向けの勉強会を受けさせていただく中で、

このように日々の生活や学びの中でも、勉強会で教えていただいたことについて考える機会が増えました。

そして、まだこれといった実績のない自分も、有るものに目を向けると、学んだり、気づいたことをノートに残したり、発信したりすることはできることに気が付きました。

また、すでにたくさんチャンスをいただいています。


「私はあなた」なのだから、気づきや学びを内に秘めるのではなく、周りの人に伝えていくことや誰かの役に立つために変換することを今後大事にしていきたいです。


ということで、

これからも、このwantedlyを通して、日々の学びを発信していきます!!!


最後まで読んでいただきありがとうございます(*^▽^*)ではまた次回!!!



※ある本とは橋本治さんの著書「ちゃんと話すための敬語の本」という本なので、ご興味のある方は是非読んでみてください!!

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